・C59164

 C59164は現在、梅小路蒸気機関車館に静態保存されています。本機は晩年、最後のC59として161、162号機などと共に呉線で急行「安芸」を牽引し、人気を集めました。
 モデルはマイクロエース製をベースに、気の遠くなるような移植手術を行いました。C59は私が一番好きな形式ですが、あまりにも大変な加工だったので、2輛目を着手する気になれずに、多分、一生一人っ子になってしまうことでしょう。勿論、C60が配属する可能性もまずない・・・。

(RM MODELS 91に掲載)

瀬戸内海に沿って活躍した為、潮風で足廻りはかなり錆び付いていました。

煙室扉は製品のままでは直径が小さく、イメージと異なるので、カトーのD51から移植し、
給水暖め器カバーも大きすぎるので削ってあります。
「安芸」のマークは昔のグリーンマックス製を使用しています。
ナンバープレートは、大きさのバランスがいい銀河モデル製を使用しています。

多くの方から指摘されているように、製品のままではキャブの上下寸法がおかしいので成形しました。
後妻も簡単ながら作ってあります。
テンダーの前妻にはコック類を別パーツで作りました。
が、ほとんど目立たず、無意味に終わりました。

程よいサイズのボイラーと、高い位置のランボードと相成って、とてもスマートな外見がC59の特徴です。
移植手術を受けた部分は煙室部分(カトーD51)、ドーム(同D51)、
複式コンプレッサーと給水ポンプ(またまたD51)です。
製作当時は良質のパーツがなかったので、移植せざるを得なかったのですが、
今ではロストパーツなどがあり、その分は楽に製作できるでしょう。

テンダーの四隅も製品では1次型のように丸くなっているので、その部分に瞬間接着剤を盛って成形。

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