・C591
C591は現在、福岡県北九州市門司区にある九州鉄道博物館に静態保存されています。保存されているC59の中で、唯一の戦前形です。汽車製造株式会社の製番2000号の記念すべき機関車でもあります。名古屋、姫路第二機関区を経て、それ以降ずっと九州を離れることなく、晩年は熊本機関区配属で20系ブルートレインの牽引等で活躍しました。昭和40年9月30日には、鹿児島本線熊本電化に際し、博多から熊本間で、さよなら蒸機列車「みずほ」を牽引しました。
モデルは上廻りにやえもんデザイン製のコンバージョンキット、下廻りにカトー製のC57(4次型)を使用して、自作パーツなどを加えてディテールアップしています。
ナンバープレートは緑の地になっています。
ナンバー左側には標識灯掛け、左のデフステーにはリンゲルマン濃度計掛けが取り付けられています。
砂撒管はケーシングの裏側を走っており、すっきりとしています。
モーションプレート座の淵は白く塗られていました。
ランボード下の配管を再現するのに、とても苦労させられました。
デフステー後部は湾曲しています。
優雅なスタイルがC59の特徴です。
火室上部は想像を交えながら再現しました。
本機のランボードは、給水ポンプの立ち上がりより後ろの部分は、一段下がった状態になっています。
戦前形の特徴でもある箱形テンダー
戦前形のテンダーは、炭庫部分が戦後形に比べて小さいです。
九州型独特の埋め込み型標識灯も再現