・雄別炭鉱鉄道C111
雄別炭鉱鉄道C111は現在、東武鉄道で動態復元作業が行われています(2020年冬復活予定)。1947年(昭和22年)4月に、江若鉄道(滋賀県)向けに日本車輌で製造された、一度も国鉄(元JR)に編入したことがないC11です。ナンバープレートは当初「ひえい 形式C11 」となっていましたが、いつ頃か判りませんが、ナンバーはC111と変わりました。1957年(昭和32年)に雄別炭鉱鉄道へ移り、雄別炭鉱鉄道が廃線になった後、釧路開発埠頭にて1975年(昭和50年)9月まで活躍しました。廃車後、2018年(平成30年)11月まで、北海道江別市の個人宅にて保存されていました。
モデルはカトー製(リニューアル)をベースに、やえもんデザインや銀河モデルなどのパーツを用いて、雄別炭鉱鉄道で活躍していた当時の姿を再現しました。ナンバープレートはくろま屋のインレタ、社紋はKitcheN製のインレタのインレタを用いています。
現役時代のカラー写真がないので判りませんが、他の雄別炭鉱鉄道の機関車同様に、赤ナンバーにしてみました。
横長で文字間隔が広い、独特なナンバープレートです。
掴み棒の上部は、玉状ではありません。
煙室扉上部の手すりは左側だけです。
スノープロウはフロントステップの裏側を通るタイプを取り付けていたため、銀河モデルのパーツを取り付けています。
前輪はプレート輪心です。
公式側のタンク横のナンバーの下には、四角いプレート(補強用??)が付いています。
空分配弁はカバー付きです。
速度検出ロッド、泥溜はなく、すっきりしています。
煙突は裾部分のアールがなく、戦時型と同じく角ばった形状になっています。
ボイラーの手すりが短いです。
ATS発電機がなく、とてもあっさりしています。
タンク横下には、2箇所にプレートが取り付けられています。
キャブには区名札はありません。
キャブ後部には幅の広い梯子が取り付けられています。
後部の資料不足のため、モールドのままになっています。