・C108
C108は現在、大井川鐵道で動態保存されています。1930年(昭和5)7月に川崎車輛で製造され、大宮、高崎、水戸、仙台、盛岡、会津若松機関区等、東日本地区で活躍しました。1962年(昭和37)の廃車の後、ラサ工場が国鉄(元JR)から払い下げを受け、貨物専用線で活躍し、1976年(昭和51)4月に休車、1986年(昭和61)11月に廃車となりました。翌年宮古市が動態保存機として購入し、市の観光の目玉として1990年(平成元)1月まで、旧臨港線を用いて「SLしおかぜ号」として運行されました。更には1994年(平成9)からは大井川鉄道に譲渡されました。
モデルはマイクロエース製をベースに、ボイラーのシェイプアップ、サイドタンクの新製、各部サイズ調整を行い、スケールになるようにしています。パーツはやえもんデザインや銀河モデル、レボリューションファクトリー製を用い、大井川鉄道仕様に仕上げています。
ボイラーを細くしています。
ヘッドマーク掛けが取り付けられた状態を再現しました。
カプラーはナックルに交換してあるので、重連、バック運転も可能です。
オイルポンプ箱作用ロッドなど、できる限り細かく作りこんでみました。
空気作用管は磨き出していないので解りにくいですが、きちんと再現しています。
コールバンカー部分のリベットの表現は、本当に骨が折れました。
実際のリベットよりはかなり間引いています。
火室上部はモーターが少し飛び出しています。
煙室扉部分は自作しました。
キャブ窓下のリベットは、実物と同じ本数埋め込んであります。
少々歪んでしまっています・・・