・J50/3 8905

 J50(GNR J23)はナイジェル・グリズリー氏が設計した、車軸配置0−6−0の貨物用タンク型蒸気機関車です。1913年から1919年にかけてグレート・ノーザン鉄道(GNR)で40輌、1924年から1939年にかけてロンドン&ノース・イースタン鉄道(LNER)で62輌、合計102輌製造されました。形状の微妙な差により、J50/1〜4に分類されました。サイドタンクが長いことから「潜水艦」などと呼ばれました。本機は1915年にドンカスター工場で、3173として製造されました。その後8905に、1946年にイギリス国鉄68905と改番されました。1960年に廃車され、J50は残念ながら1輌も保存されることなく、1965年までに全て解体されてしまいました。2013年より愛好家団体が結成され、J50を新製しようという試みが起こり、8905のナンバーを与えられる予定でしたが、資金不足により、実現できませんでした。
 モデルはSonic Models製をベースに軽加工を行い、8905の現役当時を再現しています。

独特の形状を忠実に再現されています。

ウェザリングを施しています。

ナンバーは薄汚れている状態にしています。

モデルでは通風管は公式側を走っていますが、本機では非公式側に取り付けられていました。

見えにくいですが、キャブ内も再現されています。

中央の四角い穴はネジ式連結器を取り付けるための穴です。
連結器パーツを紛失してしまった・・・

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