・8620
8620は現在、東京青梅鉄道公園に静態保存されています。松山機関区配属で、まだ現役だった1954年(昭和29年)から、本機は栄えある8620型のトップナンバーということで保存計画が始まりました。1958年(昭和33年)に廃車、それから多度津機関区にて原型に戻すべく整備され、1962年(昭和37年)の鉄道90周年事業により、交通文化振興財団管理として青梅鉄道公園に保存されました。
モデルはカトー製をベースに、やえもんデザインや銀河モデル、KitcheN、自作パーツを用いて、青梅鉄道公園へ保存当初の姿を再現しています。ナンバープレートはくろま屋のインレタを使って作っています。
晩年はストレート煙突、デフレクター付きでしたが、保存にあたって、原型に近い状態に修復されました。
S字キャブが特徴です。
煙突は延長されています。
解放テコは片手持ちタイプです。
つかみ棒は誤って折ってしまったため、銀河モデルパーツに交換しています。
保存された当初は、煙室側面に汽車のメーカーズプレートが取り付けられていました。
ボイラー下には板が貼られています(子供の侵入事故防止のため?)
S字キャブはパーツが発売されていますが、S字カーブが少々きつく感じらたので、自作しました。
ランボード下の配管を再現するのが、とても大変でした。
空気弁はジャンクパーツから移植しています。
ATS発電機がないので、火室上部はすっきりしています。
テンダー側面には実物では一部リベットがあり、それを再現しようとしていたのですが、
誤って残さなければいけない一部を削ってしまったため、すっぴんにしてしまいました・・・・
太い漏水管が目立ちます。
保存機の再現ということで、石炭は積んでいません。
が、石炭がなくても、模型ですから元気に走ります!!