・BR 33001

 イギリスのBR 33001は現在、ヨークにあるイギリス国立鉄道博物館に、サザン鉄道時代のナンバー「C1」として静態保存されています。Q1はサザン鉄道で活躍した、オリバー・ブレイド氏が設計した車軸配置0−6−0の貨物用蒸気機関車で、1942年に40輌製造されました。完全戦時設計で、ランボードなど余分な機能を全て除き、必要最低限の装備しか持たず、形状から「醜いアヒルの子」「コーヒーポット」などのニックネームで呼ばれました。本機はブライトン工場で「C1」として製造され、1949年の国有化後は「33001」に改番されました。1964年に廃車になりましたが、その後ブルーベル鉄道にて動態保存され、1977年と1992年に全検が行われました。1990年頃にイギリス国鉄塗装から、サザン鉄道時代の「C1」塗装に戻されました。2004年からイギリス国立鉄道博物館に保存されています。
 モデルはDapol製をベースに、前端梁部分の加工、各部手すりの交換などを行い、1980年代にブルーベル鉄道で活躍していた当時を再現しています。

本当はウェザリングを行った方が似合うと思いましたが、動態保存の綺麗な状態を再現しました。

イギリスらしからぬデザインですが、見慣れると、魅力的な蒸機です。

反射板(付属パーツ)を2つ取り付けています。
反射板は計4つ入っています。

第1動輪からオイルポンプ箱作動ロッドが伸びています。
このロッドが太かったため、洋白板から作り変えました。
インナーシリンダーのため、メインロッドは見えません。

キャブとテンダーの間には、転落防止板も再現されています。
動輪間の箱は砂箱で、砂撒き管先端まで再現されています。

3段階に太さが変わるボイラーが面白いです。

キャブ下の配管(軟質プラ)も細かく再現されています。

イギリス国鉄のマークが美しく再現されています。

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