そ よ 風 の ア ト リ エ
透明水彩画・・・吉沢三さ子 作品とその世界
( NO.280 2024.7.1 毎月1日更新)
【 個 展 と 梅 雨 】
7月、和風名では文月が一般的ですが、織り姫と彦星が逢う七夕があることから、愛逢月(めであいづき)という
ロマンチックな別称もあるようです。その一年の折り返しの7月となりました。例年より半月も遅れて入った梅雨の
真っ只中です。前回の更新日6月1日は豊橋市美術博物館での個展最終日前日でした。個展を開く期日は梅雨
に入る前にしよう、とマネージャーと話し合って決めました。そして希望通りの期日に開催できることになりました。
ところが、作品を持ち込み展示の準備をする5月27日は、豪雨ではないものの、雨模様となりました。水彩画教
室の生徒さん達の協力もあって、展示は無事に終了しました。ホットひと息待望の初日を迎えたのですが、朝から
雨、午後は大雨警報が出るほどの土砂降りです。早く返上したいと願っている雨女の面目躍如でした。
そんな最悪の天候で始まった個展でしたが、多くの方々に来て頂きました。お一人お一人に心より感謝申し上げ
ます。ありがとうございました。
梅雨明けも近いことでしょう。早く梅雨が明けるのを待ち望む方が多いと思います。でも、私にとっては苦手な暑い
夏が来るのは、ちょっと遅れて欲しいと思っているのです。そうした中での今回の更新です。個展の余韻が残ってい
るかと思います。ごゆっくりご覧下さい。
そよ風のアトリエへようこそお越し下さいました
このアトリエには、下記の部屋があります。ごゆっくりとご覧下さい
7月の部屋 百花のそよ風 (マネージャー余話) 第24 回 ヒメシオン そよ風に乗って(マネージャーの独り言)
風誘讃花一覧 100回記念の部屋 そよ風の小径 そよ風の小径 パート2 新エッセイの部屋一覧
このホームページ内の作品は著作権法により、無断使用をご遠慮下さい 2024年 7月1日更新 |
吉沢 三さ子 プロフィール
出身地 : 長野県佐久市 (1949年7月生まれ)
日本画家、飯島三友(江戸末期~明治・大正)を曾祖父に持つ(参考エッセイ「三さ子の三とは」)
東京のデザイン学院でイラストを学び、テレビ局(テレビ東京)でデザイン画を担当
1973年、結婚を機に職場を離れ、子育ての傍ら独学で水彩画に取り組む
豊橋に転居した1979年から本格的に水彩画の創作活動を始める(参考エッセイ「俺、お前の絵、好きだよ」)
名古屋市で NHK文化センター名古屋 水彩画教室講師 (2006年~2019年)
豊橋市で NHK文化センター水彩画教室講師 (1997年~2023年3月)
昨年2023年4月から 「くらしときめきアカデミー豊橋」で水彩画教室講師 第2第4水曜日13:00~15:00
【 水 彩 画 教 室 グ ル ー プ 展 】
6月28日、この原稿を書いています。早朝から土砂降り、梅雨本番です。この雨の中、公園の紫陽花はどうしているだろう、と
考えながら絵筆も持っています。
今年は5月下旬から6月にかけて6日間個展があったので、その主役はやはり紫陽花で締めたい、と思いスケッチを重ねてき
ました。紫陽花はとても好きな花で、今までにもたくさん描いてきたので、これまで通りに描けばそれなりの作品が完成するもの
と思っていたのが間違いでした。特別な個展なのでいつもよりグレードアップしたものを仕上げたい、そんな思いがどうしても働い
てしまい、気がつけば個展の開催まで一週間を切っているのに、絵が描けないという体たらくではありませんか。
反省し、焦り、悩みつつ絵筆だけは動かしていたら、F4サイズの納得のいく絵が1枚仕上がりました。それを足がかりにして、
F6、F8といった具合にサイズの大きい作品を仕上げていって何とか間に合わせることができました。ホッ。
個展会期は梅雨入り前なのに雨に愛されました。特に初日は午後から豪雨、5時過ぎに退館するときは駐車場まで15メートル
程の距離なのに傘は役立たず、ずぶ濡れです。本来なら会場近くのサンヨネで美味しい食材を買って、豪華な夕食をする予定で
したが、真っ直ぐ帰宅せざるを得ませんでした。個展初日の夕食を飾ったのは、非常食用のインスタントラーメンでした。
あれから一ヶ月楽しい記憶が残る中、次の作品展の準備に取り掛かっています。今回はサーラの水彩画教室で学んでいる生徒
さん達のグループ展です。会期は7月10日から30日までで、サーラ(豊橋駅西側)2階の展示コーナーで開催されます。
作品展に出展するのは初めての生徒さんもいて、それなりのプレッシャーを抱きながら頑張ってくれています。少し前に同じような
ストレスを経験した私としては 「締め切りがあるからこそ頑張れるんだよ!」などと言って励ましているつもりなのですが、果たして・・
このグループ展が終わる頃には、また夏がやってきます。日本独特のじめっとした暑い季節です。カタツムリはこういう時冬眠なら
ぬ夏眠するそうです。私もカタツムリにならって、ゆっくりとした気持ちで秋の訪れを待ちましょう。
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