タートルブリッジ
TURTLE BRIDGE
(GAME&WATCHワイドスクリーン/任天堂)
Written by T鈴木

タートルブリッジ本体&箱

不遇のシリーズ

いわゆる「ゲーム&ウォッチブーム」というのは、3つの時期に区分されると思います。第1期は「マンホール」「ヘルメット」などゴールドシリーズあたり。第2期は「パラシュート」「オクトパス」などワイドシリーズの初期。第3期は「ドンキーコング」「オイルパニック」などのマルチスクリーン初期です。しかし、この「タートルブリッジ」。「ファイアアタック」「スヌーピーテニス」と共に、第2期と3期の間(いわゆるLSIゲーム不振の時期に発売された)非常に不遇なシリーズのひとつです。その為か、出荷台数も他に比べて少ないと言われています。

タートルブリッジゲーム画面

ストーリー

探検家が対岸へ行くのに海を渡ろうとしましたが、橋も船もありません。そこで、海に浮かんでいる亀を踏んで、対岸へ渡ることにしました(えええっ!?)。探検家のポーター(荷物運搬人)を左右に操作し、対岸の仲間へうまく荷物を届けましょう。

主人公&カメ

亀の上を渡れ〜

と、リポ●タンDのCMも真っ青な舞台設定ですが、橋の代わりといても、所詮は亀。エサの魚が来れば海中深く潜ってしまいます。当然そのときにプレイヤーが亀に乗っていると、一緒にドボン。あわれ溺れてミスになってしまいます。ちなみにゲームAでは、中央には魚が来ず、亀は海中に潜らないガマン強い奴です(いわゆる安全地帯)。が、安心してトイレに行ったりすると、2分後にはしっかり潜るのであった・・・。

アラームカニさん

脅威の9999点!!

ちなみにこの「タートルブリッジ」、従来のシリーズとは異なり、最高得点が9999点となっています。なぜに9999点!?いくらノーミスで一定得点(200点・・・500点・・・1200点・・・)に達すると亀が潜らないチャンスタイムになるとはいえ、なぜこんな無茶な最高得点なんでしょう!?ちなみに私の友人は7000点ぐらいで力尽きたそうです・・・。ハッキリ言って、グレートタイフーンとか使わないとカンスト無理っす!(泣)



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