デジコムベーダー
INVADER FROM SPACE
DIGICOM VADER
(ELECTRONIC GAME/エポック社)
Written by 史
史が始めて触ったFL!
78年のインベーダーブームの波に乗り、翌年発売された電子ゲームが、このデジコムベーダーです。インベーダーが業務用に忠実、弾道が滑らか、画面がカラフルと、非常に良く出来ている〜っ!と、当時は子供ながらに感心したものでした。個人的には、TVG「テレビベーダー」よりも良く出来ていると思います。案外簡単にクリアできてしてしまうので、飽きがくるのが早いとはいえ、狭い画面にボワッと浮かび上がるFLを眺めるだけで幸せになれます。この美しさに私は魅せられ、今日もまた電源を入れてしまうのです。
思いで〜(なさばな)
クラスには必ずボス級の奴がいましたね〜。僕の友達も間違いなくそのくちで、あだ名を「シャバ」といいました。なんと彼は、親のお財布から銭をくすみ(万単位)、電子ゲームを多数購入していました…その電子ゲームやりたさに集まった連中がプレイ前に必ずしなければならない事がありました。それはなんと、「踊り」だったのです。
恐怖の踊り!! その名も「テロリ☆ピシ!」(図参考)
「テロリ」=デジコムベーダーで最高得点の2000点を叩き出すとファンファーレが鳴る。その音楽「♪テ〜ロリ〜(ラ)♪」のこと。「ピシ」=その「♪テ〜ロリ〜(ラ)♪」の(ラ)が鳴ると同時に、裸尻を一発叩く行為。羞恥の極みとも思えるこの踊りですが小学生だった当時は、あまり恥ずかしがる者もおらず、むしろ面白がってやっていました。
この時の史の役割は、幸運なことに「最高得点を出し、このファンファーレを鳴らすこと」でしたので、図のような狂気の祭典に参加せずに済んだのでした。
しかし、あまりに調子に乗って踊り出した友人「おマサ」はその踊りを「シャバ」に特に気に入られ、延々とやらされ羽目になりました…
やがて自分のしている恥ずかしい行為に気付き、涙を流して抵抗したとしても、笑いのつぼにハマり笑い転げている「シャバ」をはじめ観客一同を抑制することなど、それは誰にもできなかったのです。