Ｗｒｉｔｔｅｎ　ｂｙ　Ｔ鈴木

カラスって本当に嫌ですよね。
ゴミは荒らすし、、農作物は食い散らかすし、あまつさえ人間を襲ったりもします。
その上、頭はいいし、退治しようと思ってもなかなか上手くいかないのが現状です。
それでとうとうブチ切れた（かどうかは知らないが）猟師さん、猟銃を持ってカラスを撃ちまくります！
何をそこまで････と思われるかもしれませんが、ヘビも参入して、いよいよ人類の存亡を賭けたカラスとの最後の戦いが始まるのです！（たぶん）

カラスはミスにならない

ゲームはシューティングです。
上空から次々とカラスが襲い掛かってくるので、猟師さんを左右に動かして獣で狙い撃ちましょう（タイプ的に「ギャラクシアン」っぽいですが、モチーフは「与作とゴン平」でしょうか）。
カラスに突かれると、一定時間点滅して動けなくなるばかりでなく、100点マイナスとなります。
結構勘違いしている人が多いようですが、カラスに突かれてもミスにはなりませんので、ご注意を！

で、猟師の一番のライバルがヘビです。
ニョキニョキっと草むらから現われて、パクっと猟師の足元に噛み付きます。
ヘビに噛まれるとさすがにミスになってしまうので、出現したらすぐに左右にかわしてください。
カラスよりもヘビに注意しましょう。

ゲーム２は基本的にゲーム１と同じですが、ヘビとカラスのスピード上がっています。

これも初めて遊んだときは「？」と思うかもしれませんが、すべてのカラスを倒せるわけではありません。
詳しくは下の画像を見てもらえれば分りますが、上から２段目と４段目もカラスしか撃てないのです。
（説明書がないとワケわからないのでは笑）

狙えるのはこの６匹！

また、カラスは撃ち落した場所によって得点が変わります。
上の段が100点。下の段が30点となります。
できれば常に100点ショットを狙っていきたいところですネ！

なお、この「ツッパリカラス」以前に、同じバンダイゲームデジタルシリーズとして「クレイジーカラス」というゲームが発売されていました。
内容は、猟師を操作してカラスを撃ち落す････と聞いただけで「なあんだ、キャラだけ変えて発売されたクローンゲームか」と思われがちですが（実は筆者もそう思ってました）、実は全然違うゲームです。
そもそも、「クレイジーカラス」にはヘビが出てこず、カラスに直接攻撃されるとミスになってしまうので、ゲームのルール自体が異なるわけです。
それでも、同じテーマを扱ったゲームなので、「ツッパリカラス」は「クレイジーカラス」のリメイクと言えるかもしれませんね。
ちなみにその後発売された「タケちゃんマン」は、完全に「ツッパリカラス」と同内容。

「クレイジーカラス」の雄姿

「ツッパリカラス」のパッケージ

この「ツッパリカラス」は、バンダイＧＤ4800円シリーズとして、「バクダンマン」「クロスハイウェイ」「大地震」「オットセイランド」と共に発売されました。
このシリーズは現在でもマニア人気が高く、特に「バクダンマン」「クロスハイウェイ」「大地震」の３つは内容的にも任天堂ゲーム＆ウォッチシリーズに勝るとも劣らない評価を受けています。

で、この「ツッパリカラス」は？････と言えば、残念ながら上記３作品に比べると、内容的にそれほど評価されていません。
基本的に、ＬＳＩゲームにおいてシューティングは題材に適していないこともありますが、すべてのカラスを攻撃できないという分りにくさ。
そして、カラスに突かれても減点されるだけでミスにならないというのが緊張感を削いでいるように思えます。

ちなみに、これと同じ様な短所が指摘されているのが、後に発売されるＧＤ「ツッパリコンサート」です。
････ツッパリと名の付くゲームは要注意か！？（笑

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