モンキーココナッツ
MONKEY COCONUT
LCD GAME DIGITAL/バンダイ



文責/T鈴木


落ちゲー


「落ちゲー」というのは電子ゲームでは王道ジャンルですね。
と言っても、現在のような「テトリス」「ぷよぷよ」を始めとする落下型パズルゲームを指すわけではありません。
落下物を落とさないようにキャッチする・・・・そう、「キャッチングゲーム」と呼び変えてもいいかもしれません。


バクダンマン&パラシュート


有名なところではバンダイ「バクダンマン」、任天堂「パラシュート」などがあり、いずれも知らない人がいないぐらい超有名作です。
一目で分るルール。そしてスピード感、パニック性と、とにかくすべてのディフェンス型ゲームの基礎となっているのがこのジャンルと言えるでしょう。


ココナッツを受け止めろ


ココナッツを受け止めろ!

木の上から猿がココナッツを投げてくるので、土人(説明書にそー書いてあるのでしょうがない)を操作してココナッツを受け止める屈辱的ゲームです。
ココナッツは4つの軌道で落ちてきますが、遠くへ行くほど地面に落下する時間が長いです。

具体的に言うと、手前2つのエリアではのコナッツは地面に落ちるまで6コマ。後方2つのエリアではココナッツは地面に落ちるまで4コマかかるわけです。
つまり、投げられた順にココナッツを拾っていくのではなく、常に早く地面に落ちるココナッツを見極めて拾わなければならないんですね〜。

変わっているのがミスのシステムで、ココナッツが地面に当たると床が1枚はがれます。
1つのエリアで2枚まで剥がれてもOKなのですが、それ以上同じ場所にココナッツを落としてしまうとミスとなるわけです。
つまり、同じエリアで落とさなければ、最大8回までココナッツを落とすことが許されるわけですね〜。
もちろん同じ場所に落としつづければ3回で終ってしまいますが・・・・。


シルバーシリーズ


「モンキーココナッツ」のパッケージ

この「モンキーココナッツ」、バンダイのゲームデジタルシリーズとしては珍しく丸型の本体をしています。
同シリーズでは「スモウ」があるのですが、電池3コという電力使用といい、ゴム製のボタンといい、ゲームスタート時のメロディといい、ミスしたときの「ウッキャッキャ」とう猿の笑い声といい、他シリーズニ比べこの上なくゴージャスな仕様となっています。
我々は、尊敬の念を込めて(?)ゲームデジタルゴージャスシリーズと呼んでいるのですが、いかがなものでしょう(笑)。
シルバーに統一されたデザインもカッコいいですしね。

残念ながら、数の方はあまり出回っていないようで、現在では割と手に入れにくいようです。
オークションサイトなどを覗けばたまに出てくるのですが、新品、もしくは箱説付きはめったに出てこないようですしね。
バンダイのシルバーGDシリーズ(「ボクシング」「ベースボール」「クレイジーカラス」「スモウ」等)は、それ存在自体貴重なので、見つけたら手に入れておいて損はないでしょう。



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