ドクターデンタル
Dr.DENTAL
LCD GMAE DIGITALバンダイ


Written by T鈴木


歯医者へ行こう!


突然ですが、あなたは虫歯がありますか!?
何を隠そう、筆者には虫歯で苦しい思いをしたという経験がなく、中学校のときは「優良な歯の生徒」として表彰されたぐらいです(賞品はイチゴ味の子供歯磨きだった・・・・んがっぐっぐ!)。
たまに虫歯が出来ても、特に歯医者で治療するまでもなく、鳳凰座(フェニックス)の聖衣のように自己再生能力で直ってしまうんですよね〜。いや〜、便利な歯だ(笑)。
そんなことはどうでもいいのですが、やはり虫歯は早期治療が大事!・・・・というわけで、今回紹介する「ドクターデンタル」は、そんな歯の治療を体験できるゲームなのです。

ゲームとしては1981年の4900円シリーズ(バクダンマン、クロスハイウェイ等)に続き、翌年の'82年に新3980円シリーズとして発売されました。


実はシューティング


虫歯菌退治だ!

歯を治療するゲーム・・・・と言っても実際にはシューティングだったりします。
あなたは歯医者のドクターデンタル(ちなみに“デンタル”とは歯医者のことです。そのまんまやん・・・・)となり、ミクロの決死隊かウルトラセブンばりに男の子の口の中に入り、虫歯菌と戦うこととなります。
なぜだ!(笑)

ドクターデンタルの武器はスプレー式消毒液のみ。
虫歯菌が男の子の歯をかじっているで、消毒液を発射して次々に撃ち落しましょう。
男の子の歯は左、右、中央の3本。
1本の歯につき、それぞれ3段階までかじられます。

どれか1本でもすべてかじられたらミスですので、そうなる前に虫歯菌を退治しなくてはなりません(ミスすると、哀れ男の子が泣き出してしまいます。イラストフィルムの上に直接液晶で目玉や涙を描いて泣くのを表現するなんて・・・・斬新!)。


おじゃま菌


虫歯菌は20点。おじゃま菌は10点だ。

虫歯菌の他には、オジャマ菌というのが存在します。
こいつは名の通りデンタルのスプレー攻撃を邪魔するだけであり、こいつにいつまでもかまっていると、その間に虫歯菌にどんどん歯をかじられてしまいます。
調子よくスプレー攻撃していたら、いきなり目の前にでてきたりして、本当に邪魔なんだわ、これが。
虫歯菌だけに攻撃を集中して、目の前に出てきた奴以外無視しましょう。

規定得点(1000点・・・・2000点・・・・3000点〜)に達すると、ボーナス500点加算されます。
そのときの虫歯菌をドクターデンタルが追い掛け回すデモがなかなか楽しいので、必見です!

最高得点は19990点(その後は0に戻る)。
がんばってカンスト目指してください。


■帰電君・アドバイス
常にニュートラル(中央)の位置にいて、虫歯菌が左右どちらに出てきても対応できるようにしておこう!


ガンダムとデンタルの関係


「ドクターデンタル」のパッケージ

この「ドクターデンタル」、これまでのレビューでも何度か記述しましたが、「機動戦士ガンダム」として、キャラだけ変えて再発売されました。

まあ、元々シューティングゲームなので、キャラをガンダムに変えても何となくゲームとして成立してしまいそうですが(汗)、これがいかにも力技で作ったような代物で、何とジオングやビグザム(虫歯菌)がサラミスやガンペリー(歯)をボコボコ攻撃すると言う凄まじい内容となっています(笑)。

もちろんガンダムは、これらをビームライフル(消毒液)で攻撃するわけですが、元ネタとなったこの「ドクターデンタル」の存在を知っていると、何とも間抜けに思えてなりません(笑)。
あまつさえ、1000点達成時のデモではガンダムがドムを追い掛け回しているし(逝)。

そんなわけで、この「ドクターデンタル」が気に入った人は「ガンダム」も購入してみてはいかがでしょうか?
オリジナルとクローンの違いを見比べてみるのも電子ゲームの楽しみ方の1つですよ・・・・ってそんなことないか(ぎゃふん)。



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