ドッチダベー
DOTCHIDABE
LSI/タカトクトイス


Written by T鈴木


二者択一

タカトクトイスの「ドッチダベー」です。
なんとも人を食った感のあるタイトルですが、タカトクトイスのゲームって「ヒステリックママ」を始め、「ネコドンドン」「ペンギンギン」など味のある(?)タイトルが多いですよね!?
まそんなことはどうでもよいのですが、タイトルの示す通り、ゲーム中の選択(どちらを選ぶか)によってその後の展開が変わってきたりします。
だからと言ってそれをそのまま商品名にしなくてもよいのでは・・・と思うのですが(汗)。

ゲームは「G1」「G2]「G3」「G4」の4種類収録されています。
なかなかゴージャスですね!?
では、それぞれのゲームを紹介していきましょう。


G1


G1、開始直後いきなり2択に迫られます。
主人公(ドッチマン)の眼前に現われた2つの入り口。
この2つの入り口のどちらに入るかによって、このあとのゲームが大きく変わってくるのです。

いきなり選択に迫られる!

扉を抜けると、そこには2つの国があります。
天空から骨がワラワラと降ってくる(何か嫌だな笑)「ホネホネ大王の国」
また、お金がヒラヒラと舞い降りる「お金のなる木の国」
完全ランダムなので、どちらに行くかは分りません。
ここは運を天に任せるしかないでしょう。


ホネホネ大王の国


骨を避けて虫を突け!

こちらは「ホネホネ大王の国」です。
何か城らしき建物の上からホネホネ大王が骨を投げてくるので(理由不明)、ドッチマンを左右に操って避けましょう。
(まあ言ってみればゲーム&ウォッチの「ヘルメット」に近いですね)。

しかし、ただ逃げているだけでは得点になりません。
地上に出没するカネカネ虫(何だコイツは?)を、ツンツン棒でツンツンしなければならないのです(えぇ!?)
このカネカネ虫は何度でもツンツンできるので、時間の許す限り思いっきり連打でツンツンしましょう。
う〜ん、シュールですね(笑)。

骨に当たってしまうと哀れ1ミスとなってしまいます。
が!それだけで許さないのがタカトクトイスのゲーム(笑)!!
何と得点が0点に戻ってしまいます(ええぇ!?)。
ちなみに1000点以上取っていれば、1000点以下が切り捨てになってしまいます(例えば1580点でミスすれば1000点から始まる)。
とは言え、990点でミスれば0点になってしまうわけで、いくらなんでも厳しすぎると思うのですが、どうか(笑)。


お金のなる木の国


お金を網ですくえ〜

一定時間経つと、また最初の画面に戻って二者択一を迫られます。
前回同様、どちらかの入り口を選択して入ることになります。
で、次は「お金のなる木の国」です(あくまで2択なので、またホネホネ大王の国に行ってしまう可能性もあります)。

木の上に宝箱があり、そこからオカネ鳥がヒラヒラと舞い降りてきます(それは別に木にお金がなっているわけではないのでは!?)
ドッチマンを左右に操って、ガッポリアミでオカネ鳥をタイミングよくすくってください。
(あ、「ガッポリアミ」とか「ツンツン棒」とか、ちゃんと説明書に名称が書いてありますよ。私が名付けたわけではありませんので一応)

言ってみればゲーム&ウォッチの「パラシュート」に近い内容なんですが、「網ですくう」というアクションが追加されているぶんだけ、忙しくなっていますね。
網を出すタイミングが早くても遅くてもオカネ鳥を落としてしまうので、パニックになってきたら連打で弾幕を張るのも有りです。

ちなみに、こちらではミスしても得点が0に戻ることはありません。ふぅ。


G2


G2は、基本的にはG1と同じです。
最大の違いは、15000点を越えると人魚が現われ(なぜだ!?)、ダブルゲームが始まります。
ダブルゲームとは、「ホネホネ大王の国」と「お金のなる木の国」が同時に現れ、プレイヤーは骨を避けながらお金を拾うことなります。

君は人魚を見たか!?

しかし、残念ながらこの記事制作中に人魚の姿を確認することが出来ませんでした。
って言うか15000点は厳しすぎ!(苦笑)。
ただでさえミスると減点してしまうのに、ハッキリ言って5000点でも苦しい状況でした。
ACLボタンを押しての全キャラ表示でも人魚の姿は確認できませんでしたが、本当にいるのでしょうか?
(もし見たことがある方は、当HPまでご一報を)


帰電くん・アドバイス

●カネカネ虫が出てきたらとにかく連打だ。骨が邪魔しなければ1回の出現で110点は取れる!
●オカネ鳥を拾い損ねたからって油断するな!すぐにゲームが再開されるので、気をつけないと次々にミスになってしまうぞ!


G3

G3は「骨が降る!」です。
あらかじめドッチマンを任意の場所に配置し、ゲームをスタートさせて降ってくる骨に当たらなければクリア!・・・・という、何とも運任せな予想ゲームです。
ハッキリ言って攻略などしようがないので(苦笑)、気分転換にどうですか?


G4

G4は「いじわるメモリー」です。
画面に一瞬だけ「ホネホネ大王」「オカネ鳥」「ドッチマン」のどれかが現れるので、記憶してそれぞれのキャラに対応したボタンを押しましょう。
最初は出題は1個ですが、正解すると2個、3個と増えていきます(最大20個)。
要するにゲーム&ウォッチの「フラッグマン」のゲームBと同じ。


減点は辛い!


ドッチダベーのパッケージ

というわけで、ゲームが4種類も入っていたりして、見かけの割りになかなかボリュームのある内容になっています。
ゲーム内容も、これまでの電子ゲームのいいところを随所に取り入れたりして、安心して遊べる一本となっていますしね。
それでいて、選択によってステージが変わるというドキドキ感。人魚という謎のキャラクターの設定が、何ともプレイヤーの想像力をかきたて、プレイ意欲を高める要素となっているのです(そーか?)。

残念なのは、「ミスによって減点される」というシステムですね。
同社「ヒステリックママ」にもあったのですが、これはあまり意味の無いシステムに思うのですが・・・・どうでしょ?

まあ何にしても、今でも結構売れ残っているところもあるようだし、インターネットオークションでも安く買えるので、興味を持ったら購入してみてはいかがでしょう?
人魚の謎を解くのは・・・・あなただ!(笑)



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