Ｗｒｉｔｔｅｎ　ｂｙ　Ｔ鈴木

横スクロールシューティング

エポック社のＦＬ「スペースディフェンダー」です。「ディフェンダー」と言えば、ボタンのたくさん付いたアーケードのシューティングゲームを思い出すかと思われますが、多少なりともモチーフにしたと思われるものの、全然違うゲームなのでご注意を。

この「スペースディフェンダー」、電子ゲームには珍しく、横スクロールのシューティングとなっています。トミーの「スクランブル」と何かと比較されがちですが、「スクランブル」が上下のみの移動なのに対し、こちらは前後左右の４方向移動となっています。また、「スクランブル」が対空、対地攻撃が同一ボタンなのに対し、こちらはそれぞれ独立しています（それにしてもカッコイイ本体ですね〜。まるで、ミニアーケード筐体です！）。
それでは、全５ステージを紹介していきましょう。

コマンダー部隊との遭遇

ステージ１
敵コマンダー部隊が、４機編隊で攻めてきます。１６機連続で撃ち落すとクリア。全ステージで言えることですが、途中でやられると、最初の一機目からやり直しです（ヒャア！）。

シーカーとの攻防戦

ステージ２
画面左にいるのが母艦「シーカー」。こいつがコマンダーを次々と出してくるので、４機全て破壊しましょう。最後に一機残すと、そこからしかコマンダーが出てこなくなるので、次々出てきてもう大変！

追撃！惑星基地

ステージ３
ここでは、空中物と地上物が同時攻撃してくるので壮絶です。空中物はなるべく無視して、ボムを使って地上のアーマーを７機破壊しましょう。
それにしても、ボムと敵の弾のグラフィックが同じというのは･･･。

電磁雲へ進入

ステージ４
電磁雲（磁力を帯びた雲らしい。････何それ!?）は破壊できないので、ひたすら避けて前方のデストロイヤーを５機破壊しましょう。
それにしても、この電磁雲、説明書読むまで鉄柵かと思ったよ。

突入　アステロイド（流星群）

ステージ５
いよいよ最終ステージです。アステロイドに当たらないように地上エネルギーを破壊しましょう。エネルギー基地は、画面前方にしか現れないので、自機もなるべく前方へ。うまく破壊すると、大爆発（らしき）のデモが見られます。

これがＬＣＤ版スペディフェ

正体不明！？ＬＣＤ版

一応、液晶版の「スペースディフェンダー」も発売されています。
・・・・・が、これがまた凄い（笑）出来で、ＦＬ版とは似ても似つかない内容となっています。
だいたい時計機能が無いのに、本体スタンドが付いているのは・・・・。
タイトルが同じだからと言って、安易に購入してはいけません。
それにしてもエポック社、何の為にこんなもん作ったんでしょうね？(汗

コンティニューもあり

この「スペースデフェンダー」、音楽も素晴らしいです(何やら、製作者がスパカセのアストロシリーズの曲も手がけたようですね〜）。電源を入れるなり、いきなり大音量でファンファーレが鳴ったりして、なかなかの迫力ですよ。
本編の方も、もうちょっと自機がキビキビ動いてくれたらなぁ･･･と思うものの、当時としては革新的な出来だったと思います。
ちなみに、電子ゲームにしては珍しく、コンティニュー機能があります。ゲームオーバーになったら、５秒以内にスタートボタンを押してみましょう（気付かなかった人もいるのでは？）。

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