ドンキーコング
DONKEY KONG
(FL/コレコ)
Written By T鈴木

蛍光表示のドンキーコング

COLECO(コレコ)という海外メーカーが発売したドンキーコングです。
日本では任天堂ゲーム&ウォッチ版があまりにも有名ですが、このコレコ版ドンキーコング、なんと
FL(蛍光表示管)です!
日本に住んでいる限り、実物はあまり見たことがない方が多いと思われますが、果たしてその移植具合は・・・・・!?

全2面を再現

オリジナルのアーケード版は前4面構成でしたが、このコレコ版ドンキーコングは2面構成となっています。
一応、アーケード版の1面(25m)と4面(100m)が移植されています。

スタートボタンを押してゲームスタート。「♪チャンチャチャンチャンチャ〜ラ」と、お馴染みのデモ音も再現されています(
おぉ!)。
そしてマリオの歩く音も、電子ゲームらしく「ビッ・・・・ビッ・・・・」ではなく、「
ドンポンピンポン」と、重量感あふれる(笑)足音で歩くのです!これはなにげに凄いですね〜。感じとしては、ファミコン版「ドンキーコングJr.」の、ジュニアの歩く音を思い出してもらえれば結構です。
ちなみに、画面中央にあるハンマー。GETしてコングの投げてくるタルを壊しまくる!!・・・・・・わけではなく、ただのボーナスです(何ぃっ!!)。

斜めジャンプをマスターしよう!

無事に頂上までたどり着くと、2面が始まります。このとき「♪チャチャチャンチャラララ」と、アーケード版同様スタートのテーマが鳴るのがいい感じです。

ここは、アーケード版の4面と同様、地面のボルトを全て外してください。
ボルトを外した後の穴や、ファイヤーボールがマリオの邪魔をしますが、斜めジャンプで飛び越えましょう!(
このタイミングがめちゃくちゃシビア!!)。

とにかくファイヤーボールの動きがいやらしい上に、斜めジャンプに失敗すると、たちまち穴に落ちて死んでしまうので、大変難しいです。

苦労してクリアした後も、コングが落下するデモなどなく、何事も無かったように再び1面が始まります(
この辺が所詮電子ゲーム)。



ちなみにこれがマリオ。・・・・・に見えないこともない!?

なかなか出来がいいです!

激ムズながら、オリジナルの特徴をかなり再現しおり、なかなかの移植度です。ゲーセンのアップライト筐体をそのまま小型化したような本体といい、アメリカンテイストあふれるイラストといい、海外モノながら侮れない出来です。本当に日本未発売なのが惜しいくらいですね。コングファンなら、ぜひ手に入れたい一品です。
ちなみにこのシリーズでは、他に「パックマン」「ギャラクシアン」などもあります。う〜ん、
欲しすぎ!


週刊電子ゲームレビュー目次に戻る