きてよパーマン
KITEYO PARMAN
FL LSI GAME PUSH UP/バンダイ


Written by T鈴木



パワッチ!



ご存知「パーマン」です。
もはや知らない人はいないであろう藤子不二雄原作の人気漫画ですが、テレビアニメはこれまで2度に渡って制作されており、2度目の放送時期がちょうど電子ゲームブーム真っ盛りの1983年であった為、実にたくさんのパーマンゲームが当時発売されました。
今回はその中で唯一FLタイプの作品である、「きてよパーマン」を紹介しましょう。



「パーマン」(藤子不二雄/テレビ朝日)





パパパパパーマンはそこにいる〜




土管の泥棒をアタック!アタック!
「PUSH UP」のシリーズ名が示す通り、本体のスクリーンカバーをパカッと開けると、画面が現れる仕組みです。

パワーキーを押してゲームスタート。
「♪パーマンパーマンパーマン」と、アニメ主題歌と同じメロディーが流れ、いやがおうにも気分を盛り上げます(ちなみにゲーム中にもBGMらしきものが流れるが、主題歌の「♪きてよパーマン〜僕のところへ」の部分の繰り返し)。

土管の中からドロボウが現れ(藤子アニメには必ず土管が出てくる笑)、ミチ子ちゃんやガン子ちゃんのプレゼントを奪い取ろうとしてくるので、ドロボウが土管から出た瞬間を狙ってパーマンパンチでやっつけましょう(パーマンの6600倍のパワーで殴られたら、死ぬどころか頭蓋骨が粉々になるような…)。

ちなみにガン子(なんつー名前だ)とは、パーマン1号の妹なのですが、当然パーマンの正体が実の兄であることなのど知らないので、惚れていようが、プレゼントを渡そうが、何も問題はないのです(笑






ドロボウを叩ける瞬間は決まっています。
土管の中からひょっこり顔を出すときがあるので、その時を狙おう!
土管の中に隠れているとき、移動しているときは叩くことができないぞ。





時速110キロもスピード違反じゃないよ






ドロボウが端の土管まで来たら注意!
ドロボウは放っておくと、次々と土管を移動します。
上下左右の一番端っこの土管に移動したら注意!
警告音が鳴り、ミチ子ちゃん、ガン子ちゃんが下段に下りてきているとき、プレゼントを奪い取られ1ミスとなってしまいます。

ドロボウを1人倒すと10点獲得。
10000点を超えるとパーマンバッジが表示され、パーマンが1人追加されるぞ。





ドロボウは1パターンで60人現れます。
すべてのドロボウを倒すとパターンクリア。
ボーナスとして200点追加され、パーマンが画面中を飛び回るデモを見られるぞ。
パターンクリアで200点ボーナスだ





君のクラスの一番後ろ、一番後ろ〜



「どこでもドラヤキ」と「怪獣大決戦」
このバンダイ「FL PUSH UP」シリーズ、他に「ウルトラマン怪獣大決戦」「どこでもドラヤキ ドラえもん」が発売されていますが、ハッキリ言ってどちらも超入手困難!
電子ゲームブーム後期に発売されただけあって出回りも少なく、原作人気も手伝って、オークションサイトに出てきても、たちまち数万円単位の高値になってしまいます。

唯一この「パーマン」だけは割と手に入れやすかったのですが……
それも今は昔。
上記2つ程ではないにしろ、年々入手困難になってきているようです。

キャラものはとにかく手に入れにくい!
特に藤子アニメのような固定ファンのいるものは相場が下がりにくいので、手に入る機会があれば早めに入手しておいた方がいいでしょう。
(筆者も上記2機種はちょっと無理して買ったのですが、現在ではその時の数倍の値で取引されており、「買っといてよかった〜!」と胸をなで下ろしております笑)





「きてよパーマン」のパッケージ





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