D611を作る
現在マイクロエースからD61(1号機と3号機)が発売されていますが、今まで数多くのカトー製D51を所有してしまいますと、やはりカトーサイズのD61が欲しくなります。ですので、ここでは簡単な加工でできるD611(稲沢第一機関区時代)を製作してみます。基本的には従台車やそれに合わせた動力本体の加工だけの紹介ですので、その他の部分については「D51のディテールアップ」をご覧下さい。
まず従台車の加工です。
カトー製C62用の従台車を用意し、黄色い線より下の部分を切断してしまいます。
そのカットした部分より下側に、写真のようにプラ板(白い部分)を貼り付け、整形します。
溶接組み立てタイプにするため、リブは削り落としてあります。
塗装後の状態
右がC62用、左がD61用です。
従台車と床板の当たる部分も丸く大きく削っておきます。
それから床板と結合する穴の位置もプラ板で一旦埋めてしまい、新たに1mm程後ろに穴を開けます。
右がD51用、左がD61用です。
まず集電用の足を2本カットし、きれいに整形します。
それから床板後部を写真のように丸く削ります。
従台車を取り付けた状態 上廻りは未加工です。
このままでは火室部分に隙間があります。
そこで・・・・・
私がお気に入りのパーツ、晴海模型製の「D51従台車枠後部」です。
火室部分にこれを使用します。
このパーツはD51用となっていますが、C55、C57にも使用できるという優れものです!!
ひょっとしてC58にも使用できるかもしれません。
丁度キャブ最後部にパーツの最後部が来る位置に接着します。
従台車を取り付け、従台車が自由に首を振るようにパーツの形状を加工。
それから1mm厚のプラ板で写真の様に貼り付けます。
火室部分を黒く塗装してしまえば、この様になります。
上の写真と比べると、火室廻りが実感的になりました。