・C531
C531は、国産初の3シリンダーとして登場したC53のトップナンバーです。昭和3年に製造され、米原機関区に昭和22年まで配属していましたが、以後名古屋機関区にて休車となり、昭和23年には廃車解体されてしまいました。本機はデフレクター付き(名鉄デフ)で、前面が斜めにカットされているのが特徴です。
モデルは上廻り、テンダーにキングスホビー製のコンバージョンキット、下廻りにカトー製を使用し、やえもんデザインや自作パーツなどを用いてディテールアップしています。
斜めにカットされたデフレクターが本機の特徴
3シリンダーの関係で、第1、第2動輪間が空いているのがC53の特徴。
第2動輪のカウンターウェイト位置も、実物同様に加工しています。
C54と同じく大きなキャブ。形式入りナンバープレートがよく似合います。
従台車はマイクロエース製のC53のパーツを加工して使用しています。
3シリンダーのため、煙室下が直線になっています。
見にくいですが、グレズリー式弁装置も簡単ながら再現しています。
スマートな外見が、C53の特徴です。
C53は重心を下げるため、砂溜(給水ポンプ前の箱)をランボード上に配置しているのも特徴です。
キャブ下の配管は、他号機の資料を元に製作しました。
C53は公式側のステップが取り付けられていないナンバーが結構あったので、それを再現しました。