エピソードＸ ワールズエンド・スーパーノヴァ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　1.冒険者集結

我がグループの新たな試み。プレイヤーを一般募集した公開セッション。
そして集まった７人の冒険者たち。彼らにどのような冒険が待ち受けるのか？今回はその物語ついて語ることにいたします。

■はじめに

ＤＭ（ｎｉｇａ）：我がグループのメンバーがなかなか予定が合わずセッションができない状況が続いておりました。また、一般のプレイヤーの方々がどのようにＤ＆Ｄをプレイしているのか学びたいということで、外部から参加者を募集してみました。そもそも参加者が集まるのかね？と悠長に構えていたら、なんと参加者殺到！日本全国津々浦々（？）、海外からの参加者（本当）も含めてＤ＆Ｄの強者が揃ってしまいました。

裏コメント：当初はもし３〜４人ほど集まったらやってみよう、というノリだったのですが、あっという間に６名様が参加表明くださりました。最初は先着順にしようかとも思いましたが、せっかくですので全員参加ということにいたしました。

■プレイヤー紹介

ＤＭ：今回集まってくださったプレイヤーのみなさんです。みなさん経験豊富です…。

裏コメント：ほとんどの参加者が３．５Ｅのルールまで把握していました。我々メンバーが一番の初心者みたいです…。

■キャラクター紹介

ＤＭ：メールや掲示板のやりとりで三週間かけてじっくり作成した、今回の冒険に挑むキャラクター達です。

裏コメント：７人パーティー！壮観ですね〜。あとはＤＭがマスタリングできるのか！？不安…。

ＤＭ：お待たせしました！これより冒険の始まりです。

■冒険者たち登場！

ＤＭ：みんな来るかな〜。
ニタ：そろそろかね。

モンブラン：こんばんは。ダイスもあるんですね。
アウローラ：こんばんは〜、今夜はよろしくお願いします。今日のセッションを楽しみにしてたんですよ〜。
アルフ：こんばんはー。すごい…マップもちゃんとあるんですね。
ブローウェル：こんばんはー。
ニル：こんばんは。遅くなりました。
ＤＭ：やっぱり二ルとニタ似てますね。兄弟でいいんでない？
アルフ：種族違いますから！残念！
ＤＭ：あとはシャルファインさんだけですね。

裏コメント：しばらく待っても現れないので、シャルファイン抜きでセッションを開始しようとしたところ…。

シャルファイン：こんばんは。遅くなりました。
一同：お待ちしてました！
ＤＭ：なんか登場の仕方がかっこいいぞ…。

■冒険への導入

ＤＭ：事前に各プレイヤーにはメールで、以下のシナリオ導入部を周知していました。

世界の終焉が訪れようとしているのか…。
見たこともないような赤黒い雲に覆われている遠い西の空を見ればそのような気にもなる。
西には小さいが豊かで平和な国カルがある。しかし現在のカルは、強力なリッチが率いるゴブリンども、ジャイアント、アンデッドたちの邪悪な軍団の侵攻を受けて滅亡の危機に瀕している。

冒険者である君たちは、ハジと名乗る壮年の人間の男に、カルとの国境に近い町に呼び集められた。邪悪な軍団の侵攻の余波を恐れて、この町の住人の中にもすでに避難を始めている者たちがいる。

屈強な身体をローブで包んだ騎士風のハジは君たちに依頼をした。
「さる高貴な人物をかくまうための館がある。その館内が安全であることの確認と、もし危険があれば排除してほしい」
と言うものだ。さらに、
「その館はノームの建築士が建造に携わっていたので特殊な仕掛けがあるという噂だ」
「館の安全が確認できたら、私の仲間が次なる依頼と共に現れる」
「事前報酬として一人５０ｇｐ。すべての依頼を達成できたら一人につき１００ｇｐ支払う」
と言った。

そして君たちは事前報酬である５０ｇｐを各自受け取り、町はずれの深い森を３日間歩き回ってようやく目的の館を探し当てた。

夕方近くに到着し、君たちは館の中に入った…。

次に君たちが見たものは、どこかの部屋の中で次々に目覚める仲間たちの姿だった。窓からは朝日が差し込んでいる。どうやら眠っていたようだ…。
そして…。館に入った直後からの記憶が全くないのだった！

■目覚めた冒険者たちは…

ＤＭ：君達は目覚めた。木造の古い建物のどこかの部屋の中にいるようだ。窓から差し込む朝日が眩しく、部屋の中に朝靄がかかっているような錯覚にとらわれているのか、まだ夢の中のような心地だ。昨日（感覚的にわかる）、館に入ってからの記憶がない…。この部屋は扉が１つある壁、反対側の壁には扉が２つある。両側の壁には２つの窓と、額に入った絵がかかっている。

裏コメント：この辺りのチャットログが取れておりませんでした。従いまして、ダイジェスト形式で紹介いたします。

アルフは館に入る日に準備していた魔法のうち【プロテクション・フロム・イーブル】が発動すみであることに気づくが、魔法を使用した記憶がない…。

アウローラは目覚めた場所の辺りで奇妙な違和感を感じた。周辺を＜捜索＞判定してみるが、何も発見できなかった。

ニタは文字らしきものが書かれた”羊皮紙”を握っていた。文字の読めないニタはアウローラに読んでもらう。そこには「我々７人とハジ殿の仲間で８人のはず。だがこの館には９人いる。一人は邪悪軍の間者（スパイ）だ。気をつけろ」とニルの字で書かれていた…。
「我々７人」とは自分達のことではないかと推測するパーティー。「ハジの仲間」「邪悪軍の間者（スパイ）」とは？！
アウローラはニルを問い詰めるが、ニルにはその文章を書いた記憶がない。

そんなニルも”紙切れ”を持っていた。片面には絵の具が塗ってあるようで、絵画の一部を破りとったもののようだ…。

モンブランは見覚えのない“鍵”を持っていた。何に使う”鍵”なのだろうか…。

裏コメント：先のシナリオ導入部と共に、各プレイヤーに「自分のＰＣしか知らない情報」も周知していました。ＰＣ全員が何かの情報を持っているのか？ＰＣが自分の情報をどのタイミングで公表するかによって
ストーリーも変わってくると思います。

■邪悪な気配

パーティーは＜聞き耳＞判定によって、２つの扉の方の右側の扉の中から「ア〜。ウ〜」と大人が泣いているような不気味な声を聞いた。カリカリ、ギリギリと扉をひっかいているような音もする。

ブローウェルの指示により、シャルファインが不気味な声のする扉の前で【ディテクト・イーブル】を行い、扉の向こうに２つの邪悪なオーラを発する物体を探知した。いきり立つシャルファインだが、常にその身に帯びているはずの愛剣のロングソードが鞘の中にない！

裏コメント：シャルファインは自分だけが知っている情報「愛剣のロングソードがない」を話の流れの中でうまく出してきました。しかし、【ディテクト・イーブル】はＤＭ泣かせですね…。せっかく不意打ちしてやろうと思ったのに。ブローウェルの機転に阻止されました。

闘争本能を抑えきれないニタは、扉を開けようとパーティーに訴える。
まず、ローグのモンブランが扉に罠がないことを＜捜索＞判定で確認。扉には鍵がかかっており、＜解錠＞を試みたが鍵は開かなかった。モンブランは目覚めた時に持っていた見覚えのない“鍵”を使用してみた。すると鍵は開いた…！
ということは、この扉の鍵を閉じたのもモンブランなのだろうか？

裏コメント：３Ｅでローグが活躍するところを初めて見ました。感激です！やはりパーティーに色々なクラスがいると楽しいですね〜。

扉の中に突入するべく、パーティーは陣形を整え始めた！

裏コメント：おまたせしました。これよりリプレイ形式でのストーリー紹介になります。

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