エピソード９ グレイロード１〜復讐の盗賊娘〜
5.一騎打ち
思わぬところで再開したリラとグリーンウェル。グリーンウェルから提案してきた一騎打ちの勝敗は？
※プレイヤーとキャラクターについての説明はこちらをご覧下さい。
■決闘の朝
朝になって君たちは西の森に向かった。西の森を入るとすぐに開けた場所に出た。そこだけ気持ちのいい陽光が差し込んでいる。すでに、グリーンウェルは森の神聖な森の空気を全身で吸い込むかのように一人で静かに立って待っている。そのたたずまいはどこか高貴な美しささえ感じる…。
ＤＭ：マップは以下です。みなさんはＯ５から入ってくる感じです。みなさんの配置を教えてください。また、リラに事前に魔法をかける場合はその宣言もお願いします。
ナイロ：リラの武器に【マジック・ウェポン】を唱えます。
オブリビオン：リラに【メイジ・アーマー】をかけます。
フィルバート：みんなはここで待っててくれ。俺は立会人としてあいつに挨拶してくるぜ。グリーンウェルに話しかける。おい、こちらはリラが戦うそうだ。俺は立会人としてあんたたちの戦いを見届けることにするぜ。
ＤＭ：フィルバートの言葉が聞こえていないかのように、グリーンウェルは「リラ…」小さく呟いて、弓を構えてゆらりと前に動き出した。
ＤＭ：みなさんの配置はこんな感じです。それでは一騎打ち開始です。リラはイニシアチブ判定をお願いします。
フィルバート：両者とも始め！
ＤＭ：いいっすね〜。時代劇みたいになってきたな。
ＤＭ：「リラ…。まさかおまえの方から勝負の申し出があるとは思わなかったよ…。しかしいつかは決着をつけなくてはならない宿命だ！」とグリーンウェル。
フィルバート：ん？
ＤＭ：イニシアチブ判定します。
ＤＭ：ｄ２０＋２＝（１９）＋２＝２１
リラ：ｄ２０＋７＝（１８）＋７＝２５
ＤＭ：うお！は、早いっ！
リラ：取ってて良かった≪イニシアチブ強化≫(笑)。グリーンウェルは弓か。接近戦を挑めばレイピアを抜いてくるとは思うけど…。
ＤＭ：行動順表は以下です♪
■リラ対グリーンウェル 第１ラウンド 〜一瞬の勝負〜
リラ：それでは先手を頂きます！一気にＥ５まで間合いを詰めてダガーを一刺し。
リラ：ｄ２０＋２＝（１７）＋２＝１９
ＤＭ：いきなり命中。ダメージください。
リラ：ｄ４＋２＝（４）＋２＝６
リラ：恨みが噴出したかのようなＭＡＸダメージ(笑)。
ＤＭ：リラの渾身の一振りのダガーはグリーンウェルの胸に突き立った！「ガハァッ」と血を口から吐き出す。しかし、グリーンウェルは倒れない。弓を落として、レイピアを抜き放つ。そして攻撃！
裏コメント：ＤＭマスタリングミスその１。グリーンウェルは立ちすくみ状態なのでリラは急所攻撃ができますね(笑)。実はこの時点でグリーンウェルは残り１ＨＰだったので確実に気絶し、リラが勝利してたはず…。申し訳ない。それもまた筋書きの無いドラマ(汗)。
ＤＭ：ｄ２０＋２＝（１９）＋２＝２１
ＤＭ：クリティカル権発動！
ＤＭ：ｄ２０＋２＝（１７）＋２＝１９
ＤＭ：クリティカル・ヒット！！
一同：…！
裏コメント：しかもクリティカル・ヒットしちゃったし…。ごめんねリラ。
ＤＭ：ダメージ行きます。
ＤＭ：２ｄ６＋２＝（６＋３）＋２＝１１
ＤＭ：ダメージ１１っ！壮絶な兄弟弟子同士の対決になってしまったーっ！グリーンウェルのレイピアもリラの胸を貫いた。そしてお互いに寄りかかるように立ち尽くす…。
リラ：−５ＨＰ。問答無用で気絶。
ラウンド終了時にリラは安定化判定に失敗し、さらにＨＰを失います。−６ＨＰ。
フィルバート：それまで！と叫びながら、グリーンウェルとリラの方に駆け寄ります。
オブリビオン：リラ、大丈夫っ！リラに駆け寄ります。
ＤＭ：また一つ名シーンが生まれましたね。
■兄弟子グリーンウェル
ＤＭ：グリーンウェルは倒れるリラを抱きかかけて「すまん、リラ。修行をサボってばかりのお前が…、だが見事だったぞ」と涙を流す。
オブリビオン：グリーンウェルの奴、急に善人になってない？
ＤＭ：そしてグリーンウェルは足元に落ちている背負い袋から小瓶を取り出して、中身をリラの口に含ませる。
ＤＭ：ｄ８＋１＝（８）＋１＝９
ＤＭ：リラは９ＨＰ回復した！現在３ＨＰですね。リラは目覚める…。
リリィ：なんか今回はＤＭのダイスの出目がいいぞ。みんな気をつけろっ！
リラ：げぼっ、がぼっ、と吐血。その後目を覚まして自分の状況を確認。
フィルバート：リラ、無事だったか？
オブリビオン：ふぅ、良かった。なんとか無事だったみたいだね。
リラ：グリーンウェル…あんた…。あつっ、まったく遠慮無く刺してくれちゃってまぁ。で、どういう風の吹き回しよ。見れば助けてくれたのはアンタのようだし。そもそもどうして師匠を殺したわけ？きっちり説明してくれるんでしょうね？
ナイロ：グリーンウェル殿、あなたにも訳ありの事情があったという事ですか…。それより、あなたも深手を負っていますよ。【キュア・ライト・ウーンズ】をグリーンウェルに唱えます。
ナイロ：ｄ８＋２＝（４）＋２＝６
ＤＭ：「すまない…」と素直に礼を言うグリーンウェル。
ナイロ：リラさん、あなたもまだ完全には回復していませんね。【キュア・ライト・ウーンズ】を唱えます。
ナイロ：ｄ８＋２＝（５）＋２＝７
ＤＭ：ＨＰ全快！鼻血噴出ですね♪
リラ：さんきゅ…(汗)。だいぶマシになったよ。
ナイロ：さて…グリーンウェル殿、真実をお聞かせ願えますか？
ＤＭ：「オレが何をした？信じたくはないが、師匠ドモンを殺したのはお前だろ？リラ。オレは復讐の旅に出ていてこのキッテルに辿り着いたんだ」とグリーンウェル。
リラ：は？何言ってるのよ。師匠は死ぬ間際にアンタの名前を言って息を引き取ったのよ。本当に気でも狂っちゃったわけ？師匠愛用のそのレイピアが欲しくてアンタが師匠を殺したんでしょう！？
ＤＭ：「レイピア？」とグリーンウェルは自分のレイピアを眺める。そのレイピアは昨日リラが酒場で見た様な、魔力めいた魅力を放っていたレイピアとは程遠い代物だ。
一同：…？
■山賊グリーンウェル
ＤＭ：ではここで＜視認＞判定できる方はどうぞ。
各自＜視認＞判定を行い、オブリビオン、ナイロ、リラが成功する。
ＤＭ：＜視認＞判定の結果、森の奥（Ａ行の奥）からぞろぞろと集団が近づいてくる。距離は１３０フィート。今のマップ上に現れるまでに７ラウンド（４２秒）あります。この遭遇に対して陣形を立て直す時間はあります。各自マップ上の配置を決めてください。
リラ：ほら見なさい。いま近づいてきてるのもどうせアンタの手下でしょ。タイマンとか言っちゃって、都合が悪くなったら手下をけしかけるつもりだったんでしょうがッ！そうまでしてそのレイピアを手元に置いておきたいわけッ！？
陣形を整えるパーティー。フィルバートはロングボウを、ナイロはライト・クロスボウを準備する。リラはショートボウを、オブリビオンはライト・クロスボウを構えて＜隠れ身＞で待機する。リリィとカンフーは前線で迎撃する構えだ。
ＤＭ：リラとオブリビオンは山賊から隠れているかはＤＭのみぞ知る。ちなみに攻撃をしたら＜隠れ身＞状態はキャンセルということで。
リラ＆オブリビオン：了解。
ＤＭ：森の奥からぞろぞろと山賊たちが姿を現し冒険者たちを囲んだ。５０人はいる。さらに、何人かに鎖でひきづられて来たバグベアが二匹おり、すごい咆哮を上げている。そして最後に、グリーンウェルが現れた？？
「ギャハハ。兄弟弟子同士で殺し合いとは傑作だったぜ」と新たに現れたもう一人のグリーンウェルは大笑いしている。
ＤＭ：現在のみなさんの配置は以下です。
オブリビオン：山賊５０人にバグベアなんて、そんな無茶な…。えっ？グリーンウェルが２人！どういうこと？
ナイロ：リラさん。なんだか、貴方達ははめられたみたいですね…。
フィルバート：取り敢えず、頭を潰せば何とかなるかもしれないぜ。あのソックリ野郎に集中攻撃するぞ。
リリィ：わはは。行くぞっ、カンフー。【シャレイリ】を唱える。
ＤＭ：リリィが手に持ったクォータースタッフの両端が太くとぐろを巻くように節くれだってゴツゴツしくなる。
リリィ：フィルよ、久々に暴れようぜ。
ＤＭ：「リラ〜♪もう一人の兄弟子がもう一手指南してやろうか？」と二人目のグリーンウェルが言う。
鎖から解き放たれたバグベアは、山賊たちをも蹴散らしながら冒険者たちに襲いかかってくる。バグベアは身長は２ｍあり黄色い肌の体は非常に筋肉質だ。体にはところどころレンガ色の毛が生えている。見るからに獰猛そうだ。いびつな形の盾とモーニングスターを持っている。取り巻きの山賊は攻撃してくる様子は無い。
リラ：結局、打倒すべき頭数はバグベア２匹ともう１人の馬鹿兄弟子ってことでＯＫ？
ＤＭ：ＯＫよん。
リラ：なんか反吐が出そうなほどムカつく発言かましてくれちゃってるので、殺す気で弓を持つ。
ＤＭ：悪役のセリフに快感を覚えてきた〜(笑)。
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