バス廃車体全国版

栃木県1(東野交通)

宇都宮市に本社を置く東野交通の廃車体です。主たるエリアである那須高原周辺には国鉄バスとともに廃車体が多く見られました。一部に他地区のものも掲載してあります。

廃車体(栃2い2248)
BU05P

撮影:栃木県(2006.5.13)

東野交通 いすゞBU05P

観光路線用の前ドア・エアサス車。東野交通の旧カラーです。
現役時代の登録番号は、ノンちゃん様によります。

廃車体
BU05

撮影:海さん様(蔵王町 2006.4.16)

東野交通 いすゞBU05

一見、宮城交通カラーかと思いましたが、前面や屋根部分の塗り分けラインから東野交通と推察しました。川崎ボディの1970〜71年式です。
右奥には同じような車両の後姿が見えます。

廃車体(栃22あ1561)
BU10K

撮影:群馬県(2018.9.17)

東野交通 いすゞBU10K
BU10K

撮影:ハミングバード様(群馬県 2008.8.31)

オレンジ色のラインをまとった路線タイプの廃車体。川崎ボディで後面方向幕に系統幕がつくのは国際興業で見慣れていますが、これは標準尺でしかも高出力車なので、千葉中央バスからの譲受車だと思われます。
登録番号は、正面方向幕の形状から、ノンちゃん様のご教示です。(注1)

廃車体
RC300P

撮影:栃木県(2007.3.10)

東野交通 日野RC300P

かなり錆が出ている廃車体ですが、下から見える塗装から元東野交通であることが分かります。
元々貸切車だと思われますが最後は乗合に格下げされていた模様。型式は推定です。

廃車体
RC320PT

撮影:群馬県(2018.9.17)

東野交通 日野RC320PT

一般乗合の文字がある斜めメトロ窓車。ターボエンジンでもあり、貸切車を格下げした車両だと思われます。もっとも、前面に方向幕を設置した痕跡はありません。
FOHが短い1972年までの車両で、車検標章から1988年までは現役だったことが分かります。
活躍エリアからは遠い群馬県にありました。

廃車体
RC320P

撮影:那須塩原市(2006.5.13)

東野交通 日野RC320P(1973年式)

東野交通の貸切タイプですが、最後は観光路線に格下げられていたようで「一般乗合」の表記があります。東野交通の格下げ車は、前面窓上に方向幕を増設していましたが、これもその痕跡が見えるような気がします。
年式はフェンダやグリル形状などからの推定です。
(farewell song様によると、2008年現在撤去済み)

廃車体(栃木22う19)
MP117M

撮影:那須塩原市(2006.5.13)

東野交通 三菱MP117M

観光マスクの前ドア車でありながらサッシ窓という変わった車両。元自家用の移籍車でしょうか。
色は一時期見られた赤よりオレンジに近いラインのデザイン。
現役時代の登録番号は、ノンちゃん様によります。黒磯営業所所属だったそうです。

廃車体
BU10D

撮影:ノンちゃん様(那須塩原市 2007.9.22)

東野交通 いすゞBU10D

元神奈川中央交通の川崎ボディのBU10Dです。この時期の車両に見られるオレンジ色のラインです。
撮影者によると、後面方向幕に広告の跡が見えるため、黒磯営業所所属車であり、栃22あ1699,1706,1707の3両のうちの1両であろうとのことです。
(撮影者によると、2009年現在撤去済み)

廃車体
CJM500

撮影:栃木県(2006.5.13)

東野交通 いすゞK-CJM500(1980年式)

東野交通が神奈川中央交通から譲受した車両。富士重工製ボディのいすゞ車です。幅広だった前面の方向幕は、左右を白く埋めて標準サイズで使用していますが、これは岩手県交通の元神奈中車両でも見られたやり方です。
色はやはりオレンジ系。
(注2)

廃車体
CJM500

撮影:栃木県(2007.3.10)

東野交通 いすゞK-CJM500(1980年式)

多分、上の廃車体と同形車。富士重工製ボディの元神奈川中央交通です。
(注2)

廃車体
RE101

撮影:ノンちゃん様(那須塩原市 2007.9.22)

東野交通 日野K-RE101(1980年式)
RE101

撮影:ノンちゃん様(那須塩原市 2007.9.22)

前後ドアの車両。東野交通ではこの時期前後ドア車を入れていましたが、前乗り前降りで運用していたようで、側面方向幕は前ドア脇にあります。
撮影者によると、フロントに那須塩原方面の自由乗降区間のプレートが付いていることから、黒磯営業所所属車であろうとのこと。そこから推察して栃22あ1160〜1162の3台のうちいずれかであろうとのことです。
(撮影者によると、2009年現在撤去済み)

廃車体(栃木22う889)
LV314L

撮影:ノンちゃん様(益子町 2007.10.8)

東野交通 いすゞP-LV314L

元神奈川中央交通の富士重工製5Eボディです。小型ながら横長だった方向幕は、普通の幅に狭められて使用されています。
撮影者によると、このタイプは4両が存在したそうですが、この車両は車内に残っていた広告から栃木22う889であろうとのことです。

注意事項
本ページは、「廃車体は文化遺産である」という趣旨によって作成しております。当サイトを訪れる方は、この趣旨を御理解いただける方だと思いますが,万が一,本ページの悪用による廃車体への損傷等があった場合は,本ページ及び関連する事項は即刻削除いたします。
(注1)
ノンちゃん様によると、千葉中央バスからの移籍車には栃22あ1497〜1500栃22あ1561があり、系統幕と方向幕の境を潰して方向幕を使っていたのは栃22あ1561のみだったとのこと。
(注2)
ノンちゃん様によると、元神奈川中央交通の富士重工製ボディは非冷房車が3台(栃22あ1783,1784,1791)と冷房車が2台(栃木22う66,78)があった。また非冷房車3台のうち1783がホイルベース間に広告があったため、この廃車体は1784,1791の2台で確定だとのこと。
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80s岩手県のバス“その頃”