バス廃車体全国版
関東地方4(西武バス)
西武バスは、埼玉県所沢市に本社を置き、埼玉県から東京都にかけて路線網を持つほか、秩父や軽井沢などにも独立した路線エリアを持っています。これまでにも、西武秩父バスや西武高原バスなどに分社されたこともありますが、現在は西武バスと西武観光バスに整理されています。ここでは、そんな西武バスの廃車体を、東京近郊エリアと山岳エリアとから見つけてみました。
廃車体
撮影:群馬県(2018.9.17)
西武バス 日野RB10(1964年式)
撮影:群馬県(2018.9.17)
西武バスの前中引き戸のワンマンカー。車番はA4-2251です。
後にも方向幕のある都市型ですので、東京地区から軽井沢地区に転属してきたのでしょうか。なお、前ドアの下部の窓が通常より低い位置にありますので、何らかの改造を受けた可能性もあります。
今は建材を立て掛けられ、窓ガラスも割れ、バスであるとは意識されていないようです。
廃車体
撮影:長野県(2020.9.21)
西武バス 日野RB10(1965年式)
撮影:長野県(2020.9.21)
西武バスの前中引き戸のワンマンカー。車番はA5-2309です。
前面には「この車は後扉からお乗りください」のプレートが取り付けられており、軽井沢地区で使用されていたものと思われます。
(情報提供:新星急行様)
廃車体
撮影:佐久市(2015.10.24)
西武バス 日野RB10P(1963年式)
採石場の奥に置かれた西武バス。場所柄かなり傷んでいます。
前ドアのバス窓車で、正面窓上に明かり窓がある仕様です。日野ウィングマークの下に方向幕があり、側面に「一般乗合」の文字が見えることから、軽井沢地区で観光路線に使われていたデラックス車両だと想像します。
車番は、3-20というところまでは解読できました。型式は推定。
(2018年4月に撤去を確認)
廃車体
撮影:埼玉県(2012.3.18)
西武バス 日産デ4R105
管理者の有無がよく分からない自動車練習場で倉庫と化している大型バス。緑色に塗られていますが、おでこのあたりに残された地色から、元のカラーが見えています。
富士重工がサッシ窓を採用した初期の1970〜72年頃の製造。
廃車体
撮影:身延町(2005.7.30)
西武バス 日産デU20L(1973年式)
撮影:ちょご姉様(身延町 2005.9.3)
西武バスの富士重工3Eボディ。車番はA3-168ですので、1973年式と思われます。
その後、ちょご姉様が後部画像を撮影して来てくれたため、それを見た結果、U20Lであることが分かりました。前輪のフェンダ形状がU20系列では珍しい縁付きの丸型です。
(2015年に撤去を確認)
廃車体
撮影:栗原大輔様(埼玉県 2006.6.20)
西武バス 三菱B623B(1978年式)
撮影:栗原大輔様(埼玉県 2006.6.20)
三菱の中型バスですが、西武バスには珍しいメトロ窓の前ドア車。どうやら秩父地区で使用されていた路線バスのようです。
車番はA599です。
廃車体(練馬200か1500)
撮影:埼玉県(2022.12.31)
西武バス 日産デADG-RA273RBN(2006年式)
日産ディーゼルの「スペース・ウィング」で、西工のスーパーハイデッカー「ネオロイヤル」SD-Uボディを架装します。
車体中央部にトイレと仮眠室のある夜行用3列シート車で、2010年代に紺色のライオンズカラーに塗り替えられました。
車番はSEIBU-1638。