バス廃車体全国版
岐阜県3(東濃鉄道)
岐阜県の東濃鉄道の廃車体です。東濃鉄道は、多治見市に本社を置き、岐阜県の南東部の東濃地区と呼ばれるエリアにネットワークを持つ事業者です。かつては鉄道を運営していたため、この社名です。現在でも「とうてつバス」と呼ばれています。
1971年に名鉄グループに入ったため、現在では名鉄カラーが主力を占めますが、かつては深緑系のカラーで、車種的にもいすゞが多かったようです。
(一部に隣接県のものもあります)
廃車体
撮影:中津川市(2008.4.26)
東濃鉄道 いすゞBA351
建物に組み込まれたような錆びた廃車体ですが、側面の3本のリブから1950年代後半の川崎ボディであることが分かります。
グリーン系の東濃鉄道カラーが一部から見えるほか、「東」をデザインした丸い社紋も残されています。
(Kj様によると、2018年3月現在撤去済み)
廃車体
撮影:設楽町(2005.7.9)
東濃鉄道 いすゞBA743
撮影:設楽町(2005.7.9)
東濃鉄道の旧塗装のツーマン車が2台連なって置いてありました。後ろにT.R.Cと書かれたグリーン系のカラーですが、色合いだけは最近復活しているようです。
1971年の名鉄グループ入り以降、三菱車がほとんどになっている東濃も、かつてはいすゞ車が多かったようです。この車両はツーマン専用シャーシで、丸いウィンカーとフォグランプの位置などから察するに1962年式くらいでしょうか。そういえば雨樋がスタンディーウィンドウの上にありますね。
(撤去された模様)
廃車体
撮影:Kj様(岐阜県 2022.2.26)
東濃鉄道 いすゞBU10
撮影:Kj様(岐阜県 2022.2.26)
東濃鉄道のワンマンカー。緑色の旧塗装をまといます。
ウィンカーやテールライトの形状から、1969〜70年式だと思われます。
廃車体
撮影:愛知県(2018.9.28)
東濃鉄道 いすゞBU15EP
農家の玄関先に置かれた“オバQ”。マスクの中央に社名表示窓ではなく、直接「東濃鉄道」と書かれているのが特徴ですが、その部分にパレットが立てかけられて、見えなくなっていました。
東濃鉄道には、長期間で数多くの“オバQ”が入っており、この車両も型式は推定です。
(情報提供、Kj様)
廃車体(岐阜22か1840)
撮影:Kj様(岐阜県 2018.4.2)
東濃鉄道 三菱B905N
倉庫として使用されている東濃鉄道の貸切車。名鉄カラーに細い緑のラインを入れたアレンジカラーです。
窓の車検標章からは、1987年までは現役だったことが分かります。
型式は推定です。
廃車体
撮影:畦道ノスタルヂィ様(岐阜県 2019.4.3)
東濃鉄道 三菱B623E
撮影:畦道ノスタルヂィ様(岐阜県 2019.4.3)
森の中に置かれた2ドアの中型バス。名鉄カラーの塗り分けながら緑色という東濃鉄道カラーです。
後面にエンジン通気孔の網が3つあるので、1972〜74年式と思われます。
車内には、岐阜県の岩戸工業の銘板もあり、1983年に車体更生を受けているようです。