ヘッドライトベゼルのメーカー別特徴
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もっとも、車体がキュービックスタイルに変わる頃から、ボディメーカー標準のライトべゼルに統一される傾向になり、これらの特徴でシャーシを見分けることも出来なくなりました。
いすゞ自動車
BA系・BU系〜ECM系・C系(1963〜1984年)
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最も標準的な丸型のヘッドライトべゼルがいすゞ車です。
丸型で金属地色のライトべゼルです。
(観光用CRA系など観光マスクの場合は、形状が異なります)
日産ディーゼル工業
4・5・6R系・PR系・U系(1968〜1982年)
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丸型ですが、ボディ同色のライトべゼルが日産ディーゼル車の特徴です。
(観光用RA系など観光マスクの場合は、形状が異なります)
日野自動車工業
RE・RC系ほか(1967〜1970年)
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角型のライトべゼルが日野車の特徴です。これは、当初採用されたオーバル型ヘッドライトです。
多くが後に下のタイプに改造されてしまいました。
(観光用RV系など観光マスクの場合は、形状が異なります)
RE・RC系ほか(1970〜1983年)
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1970年からは、角形のライトベゼルのまま、4灯に変わりました。これまでオーバル型だったものも、このタイプに改造されたものが見られます。
前世代のRB系で4灯を採用した例もありますが、そちらはいすゞと同じ丸型べゼルでした。
(観光用RV系など観光マスクの場合は、形状が異なります)
三菱自動車工業
MR系・B8系・MP系(三菱車体)(1966〜1984年)
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車体メーカーによって形が異なるのが、三菱車の特徴です。
三菱ボディは、縁取りの上部がヒサシ状に出たスタイル。
(1979年以降の呉羽車体も同じ)
MR系・B8系・MP系(呉羽車体)(1966〜1979年)
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呉羽自工は、外側がすぼまった形のライトべゼル。
1979年に三菱車体と同じスタイルにモデルチェンジし、ライトベゼルも同じになりました。
MR系・B8系・MP系(富士・北村)(1966〜1982年)
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富士重工、及び北村製作所製車体の場合は、日産ディーゼル同様のボディ同色のべゼルです。
富士重工は1982年に5Eと呼ばれるボディになった際、ボディ標準のライトベゼルに統一されました。
MR系・B8系・MP系(西日本車体)(1966〜1978年)
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西日本車体は、丸型ですが多少大ぶりのデザイン。(日産ディーゼルの西日本車体製も同じ)
1978年に78MCと呼ばれるボディになった際、ボディ標準のライトベゼルに統一されました。
観光用MS系など観光マスクの場合は、形状が異なります。
また、中型MKやMMなどはまた異なる形をしていました。
(1978年からの西工78MCボディ、及び1982年からの富士重工5Eボディは、車体標準のライトべゼルを採用)