近畿地方(京阪神)
昭和のバスファン・太宰様の塗装再現図の掲載は、近畿地方西部の京阪神地区。
兵庫県
神姫自動車
三菱 AR470(三菱重工業)
作画:昭和のバスファン・太宰様
オレンジ系の色使いは今と共通ですが、前面の細線や側面後部の段差など、細かく丁寧にデザインされています。
三菱 MR490(西日本車体)
作画:昭和のバスファン・太宰様
山陽電気鉄道
三菱 MAR471(呉羽自工)
作画:昭和のバスファン・太宰様
窓下3本線や後部に行くに従って下がるカラーは、戦後のバスデザインの王道ですが、前面はちょっと変わった塗り分け。
神戸電気鉄道
三菱 MAR471(呉羽自工)
作画:昭和のバスファン・太宰様
岡山県の井笠鉄道と同じデザイン。
全但交通
日野 RB10P(金沢産業)
作画:昭和のバスファン・太宰様
広島電鉄や小豆島自動車と同じ、日野のカタログカラーをベースにしたカラーデザイン。
神戸市交通局
三菱 AR470(新三菱重工)
作画:昭和のバスファン・太宰様
伊丹市交通局
いすゞ BR20(川崎航空機)
作画:昭和のバスファン・太宰様
尼崎市交通局
三菱 MR470(三菱重工業)
作画:昭和のバスファン・太宰様
尼崎市営は、川崎市営や川崎臨港バスとよく似た目立たないデザイン。海岸沿いの工業地帯という共通点を太宰様は指摘します。
明石市交通局
日野 RB10(金沢産業)
作画:昭和のバスファン・太宰様
水色の曲線模様が明石海峡の模様であろう、とは太宰様談。
姫路市交通局
三菱 MAR475(呉羽自工)
作画:昭和のバスファン・太宰様
三菱 MAR470(西日本車体)
作画:昭和のバスファン・太宰様
観光用は、路線バスの色違いの金色。これには塗料に苦慮したとのこと。姫路城背景に金色採用かとは太宰様談。
大阪府
阪急バス
いすゞ BR20(富士重工)
作画:昭和のバスファン・太宰様
水色とクリーム色の組合せが落ち着きを与え、腰部の細い赤水色の紐が効いている。(太宰様談)
阪神電気鉄道
日野 RB10(金沢産業)
作画:昭和のバスファン・太宰様
青とメタルベースで表現に苦慮。当時その模様は腕時計の裏蓋の渦巻き模様と聞いていましたので、とても描画できないと判断。後日見ると通常の銀色塗装に変っていました。コスト問題でしょう。(太宰様談)
いすゞ BU20P(川崎航空機)
作画:昭和のバスファン・太宰様
デラックス観光バスもアルミ張り。屋根上のアンテナは、テレビカーの証しだそうです。
近畿日本鉄道
日野 RC10P(金沢産業)
作画:昭和のバスファン・太宰様
スピード感のある流雲形デザインは、近鉄を代表格として、これも各地に見られます。
南海電気鉄道
三菱 MR470(三菱重工業)
作画:昭和のバスファン・太宰様
当時のデザインは西鉄そっくりでした。工場地帯向き?(太宰様談)
水間鉄道
日野 RB10P(金沢産業)
作画:昭和のバスファン・太宰様
日産デ 4RF103(富士重工)
作画:昭和のバスファン・太宰様
貸切バス。
大阪市交通局
三菱 R370(新三菱重工)
作画:昭和のバスファン・太宰様
青バスと言われ塗装屋泣かせのデザインですが、ものすごく人気の高い塗装。(太宰様談)
いすゞ BC161(川崎航空機)
作画:昭和のバスファン・太宰様
ワンマンカーのカラーは、側面の淀川を連想させる帯がなくなって、横線一筋の塗分けに。(太宰様談)
三菱 AR470(新三菱重工)
作画:昭和のバスファン・太宰様
観光バスは色違いの赤色になりました。
車両は、昭和30年代に流行した天窓付。
京都府
京都交通
三菱 AR470(新三菱重工)
作画:昭和のバスファン・太宰様
当時、他に京都府では中丹交通、舞鶴交通、京都観光バス、他県では、大阪京観光バス、神戸観光バス、東京観光バスが同じカラーでした。
前後のタイヤハウスを覆いながら後方に流すデザインは古くからあるも、赤と薄青の下地との境界を黄色で縁取りし際立たせたところが美しい。(太宰様談)
京都バス
日野 BD14P(富士重工)
作画:昭和のバスファン・太宰様
京都バスの旧デザイン。
日野 RC10P(帝国自工)
作画:昭和のバスファン・太宰様
京福電鉄グループカラーになった後の姿。
京都市交通局
三菱 MR470(呉羽自工)
作画:昭和のバスファン・太宰様
今も採用され続けている名作であろう。すごく落ち着きかつ綺麗なデザインで京都の鴨川を明示しているのか!(太宰様談)
京阪バス
三菱 AR470(新三菱重工)
作画:昭和のバスファン・太宰様
赤と白の塗分けがセンス良く、各地に普及。前面塗分けが手間暇食うも、側面から後部はシンプルで、色違いも全国各地で登場。(太宰様談)
京阪宇治交通
日野 RC10P(金沢産業)
作画:昭和のバスファン・太宰様
丹後海陸交通
いすゞ BC161P(川崎航空機)
作画:昭和のバスファン・太宰様
現在も同じデザインで長続きしている。視認性抜群で、薄青の川が鮮やかな朱色ボデーを前下から後方上部に流したデザインは、誰も発想しなかったのでは。(太宰様談)