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関東地方(東部・北部)
昭和のバスファン・太宰様の塗装再現図の掲載は、関東地方のうち東京・神奈川を除く東関東・北関東に向かいます。
千葉県
千葉交通
日野 RB10P(帝国自工)
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作画:昭和のバスファン・太宰様
後ろの方に広島電鉄などでも見られる日野ブルーリボンのカタログカラーの面影が見られるデザイン。
2023年に復刻された貸切カラーも、これをベースとしています。
九十九里鉄道
日産デ 4RA92(富士重工)
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作画:昭和のバスファン・太宰様
太平洋の波をデザインした浮世絵のようなデザイン。波しぶきやトビウオも表現されています。貸切バスには愛称が付けられ、「さざなみ」の文字も入ります。
合理性を追求した高度成長時代にはマッチせず、後に系列会社の小湊鉄道と同じカラーに変ってしまいました。
小湊鉄道
日産デ 4RF103(富士重工)
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作画:昭和のバスファン・太宰様
朱色系のカラーデザインは、今も使われている伝統的なもの。側面には切り文字で「こみなと」と書かれています。
日東交通
三菱 MAR471(金沢産業)
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作画:昭和のバスファン・太宰様
千葉県にありながら、京成グループではない独立系の日東交通。こちらも伝統的なカラーデザインを今も見ることができる会社です。
千葉観光自動車
三菱AR470(新三菱重工)
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作画:昭和のバスファン・太宰様
細いラインの入り方が富士急行とよく似ています。
埼玉県
秩父鉄道
いすゞ BR20P(富士重工)
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作画:昭和のバスファン・太宰様
黄色と緑のツートンカラーをベースに、細かい帯には赤色も入るちょっと複雑かつカラフルなデザイン。窓下の社名は切り文字で入ります。
群馬県
上信電気鉄道
いすゞ BR20(富士重工)
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作画:昭和のバスファン・太宰様
昭和20年代のバスには、スピード感を表すデザインが多用されますが、これもその一つ。側面の最前部につばめのレリーフが見えますが、窓下のオレンジ色のラインも実はつばめをデザインしています。
群馬バス
三菱 MAR490(富士重工)
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作画:昭和のバスファン・太宰様
東急系列なので、東急カラーをベースにしていますが、腰板に立体的なラインが入るのは群バスオリジナル。
東急バス同様に、赤帯のみのシンプルなデザインに変りましたが、近年、裾のブルーが復活しています。
美山観光バス
いすゞ BR20(富士重工)
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作画:昭和のバスファン・太宰様
高崎市の貸切バス専業会社。
栃木県
東野鉄道
日野 RB10P(帝国自工)
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作画:昭和のバスファン・太宰様
西那須野駅からの鉄道を運行していた東野(とうや)鉄道。1968年の鉄道廃止後は、東野交通と名前を変えています。
関東自動車
日産デ 4RFA103(富士重工)
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作画:昭和のバスファン・太宰様
社名は関東自動車ですが、ボディには「関東バス」さらに「KANTO BUS CO.」の文字も入ります。もちろん、東京都の関東バスとも、茨城県の関東鉄道とも関係ありません。
栃木観光バス
日野 RB10P(帝国自工)
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作画:昭和のバスファン・太宰様
宇都宮市に本社のある観光バス会社ですが、2002年に新日本観光自動車に吸収合併され、栃木交通バスに名前を変えています。
両毛観光
日野 RB10P(富士重工)
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作画:昭和のバスファン・太宰様
見るからにブルーリボンカラーそのままといった風情ですが、おでこの塗り分けは、ヒサシ付ボディになった際に考えた結果のようです。
2002年に国際ハイヤーに吸収され、2004年に十王自動車と合併、国際十王自動車となっています。
茨城県
鹿島参宮鉄道
日産デ 4R92(富士重工)
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作画:昭和のバスファン・太宰様
石岡からの鉄道を運行していましたが、1965年に常総筑波鉄道を合併して関東鉄道となりました。その後、鉄道線は分社により鹿島鉄道となりました。
このカラーリングは2023年に復刻カラーが登場しています。
常総筑波鉄道
三菱 MAR480(呉羽自工)
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作画:昭和のバスファン・太宰様
関東鉄道の前身会社の一つ。取手からの鉄道線である関東鉄道常総線はこの会社の鉄道でした。
2023年にこのカラーリングが関東鉄道で復刻されました。
茨城交通
日野 RB10(帝国自工)
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作画:昭和のバスファン・太宰様
日立電鉄
いすゞ BA741(川崎航空機)
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作画:昭和のバスファン・太宰様
幾何学模様のようなデザインは独特で、いつか復活してほしいカラーデザインの一つです。
日野 RB10P(帝国自工)
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作画:昭和のバスファン・太宰様
北関東のバスというのは、クレヨンにあるような色を組み合わせた変にカラフルなバスが多いという印象です。日立電鉄の貸切バスは、使用色を継承しつつデザインを変えていました。