1970年代奥の細道
岩手県南バス10(日野車・富士重工ボディ)
板橋不二男様から頂いた1970年代撮影の岩手県南バスの写真を、カテゴリー別に掲載します。日野の車両のうち、富士重工ボディをまとめます。さすがに富士重工ボディでの新車導入はないようで、すべて譲受車です。また、メトロ窓もバス窓もまとめて掲載していますが、ワンマンカーは別のページにまとめます。
廃車体
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撮影:板橋不二男様(一関営業所 1976.5.4)
岩手県南バス 日野BD34
富士重工製ボディの日野センターアンダーフロアエンジン車。中ドア専用シャーシのBD30系列です。年式が分からないので、型式は推定です。
塗装もまだそう荒れてはいないので、廃車になって間もないころだと思われます。
岩22か98
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撮影:板橋不二男様(一関営業所 1976.5.4)
岩手県南バス 日野RC10P(1963年式)
富士重工のR11型の観光タイプ。もともとは前ドアのデラックスな観光バスだったはずですが、中ドア路線車に改造されています。正面窓上の明り窓は、方向幕として使われています。
登録は1971年で、譲受車です。
岩22か97
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撮影:板橋不二男様(江刺営業所 1976.4.19)
岩手県南バス 日野RB10P(1963年式)
富士重工のR13型ボディの中ドア車ですが、中ドアの丈がやたら低いので、改造車であることが分かります。また、助士席側面の窓も固定窓になっており、前ドアを埋めて中ドアを新設したことが明白です。
岩手ナンバーでの登録は1971年。
岩2く1657
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撮影:板橋不二男様(大東営業所 1976.5.4)
岩手県南バス 日野RB10P(1965年式)
これも前ドア車を中ドア改造したことが明らかな車両です。前ドア部分の横引き窓は、富士重工オリジナルとは異なるRの大きいもの。その次位の側窓は、方向幕がついていたと思しき形跡があります。
岩手ナンバーでの登録は1970年。
岩22か484
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撮影:板橋不二男様(江刺営業所 1976.4.19)
岩手県南バス 日野RC120P(1966年式)
富士重工製ボディの前ドア車。RC120PというのはRB10の出力強化型。
岩手ナンバーでの登録は1974年で、譲受車です。
方向幕には「桜木団地経由水沢駅」と出ており、江刺〜桜木団地〜水沢を結ぶ桜木団地線です。
岩22か468
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撮影:板橋不二男様(江刺営業所 1976.4.19)
岩手県南バス 日野RC120P(1966年式)
上の484と同形車と思われる車両。
方向幕には「羽田」と出ています。水沢市にある羽田と江刺とを結ぶ羽田線です。
岩22か259
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撮影:板橋不二男様(江刺営業所 1976.4.19)
岩手県南バス 日野RC100P(1965年式)
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撮影:板橋不二男様(江刺営業所 1976.4.19)
貸切バスとして使用されている富士重工製ボディ。正面窓上の明り窓には「岩手県南観光」の文字が入ります。正面窓下には飾りモールがつくなど、観光バスとしての装飾が見て取れます。側面の通気孔から冷房車であることが分かります。
岩手ナンバーでの登録は1972年。
岩22か267
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撮影:板橋不二男様(遠野営業所 1974頃)
岩手県南バス 日野RC100P(1966年式)
富士重工製ボディの観光タイプ。この時点では、岩手県南バスでも貸切バスとして使用していました。
上の259とはほとんど同形ですが、こちらには冷房がないほか、日野エンブレムやウィンカーの位置が異なります。
岩手ナンバーでの登録は1972年。