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弁天湯 墨田区千歳2−13−12 03-3632-3533 16:00-24:00、不定休、フロント。 都営新宿線の森下駅を下車したら清澄通りを北上して高速小松川線(下は川)の手前2本目の筋を左折してしばらく進んだ右側(信号で3つぐらい)。駅から8分ぐらい。JR両国駅からの方がやや近いと思われ、(国技館と反対側の)南側に出てまっすぐ南下した左側。 コメント:唐破風屋根の上に大きな千鳥破風が乗っかっていて、正面には立派な懸魚も備え付けられている伝統的宮造り銭湯だ。玄関周りは比較的きれいに改装されており、入り口の正面に中の見える格子戸があって開放的な雰囲気になっている。男女共通の踊り場で靴を脱いで(下足錠は松竹錠)、正面の自動ドアーから中に入ると、左手にフロントがあり、さらに正面が女方、右手が男方の入り口となっている。左手前に男女共通の休憩所あり。改装によってフロント周囲を拡張しているので脱衣場はちょっと狭い感じなのだが、フロント部分の上に「櫓屋根」のようなものが造られていて、風情を醸し出している。天井は男女共通で、東京では典型型の高い格天井。脱衣場の手前奥には小さな坪庭も健在(岩山だけがごつく残っている)だ。外壁際にロッカーがあり、フロント裏が洗面スペースとなっており、新しいデジタル式の体重計が置かれている。 さて、浴室の入ると、外観からすると意外とこじんまりしていて島カランは1列、カランの配置は4-5-5-6(湯温・湯量は良好というよりはやや熱め)。タイル等はすべて綺麗なものに貼りかえられていて、すべてシャワー付き。男女境の壁の手前に立ちシャワーブース2基あり。で、正面、ビジュアルはなくて、きれいな凹凸タイルで化粧されている。抽象的なデザインではあるが、かもめが飛んでいるので、海原を表現しているらしい。男女境の壁には衣を羽織った洋風女神画の入ったタイルあり。浴槽は浅・深の2槽で深湯は5点ジェット付きの座湯2基、浅湯は檻からお湯が注がれていて、大きな水柱状の底バイブラあり。湯温は熱めの44℃ぐらいだが、軟らかくていいお湯だ。 外の壁看板には創業明治〜年?と書いてあったから相当歴史のある銭湯のようで、すっかり改装されているのでそういうものを感じさせないが、外観が特に立派な東京型の伝統的銭湯だ。両国駅との間に出羽の海部屋、時津風部屋、ニ所ノ関部屋があり、両国と共に生きてきた銭湯と思われる。 |
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