末広湯


【2007.9.23】  
内部の様子を見る

末広湯
大阪府大阪市此花区高見2−13−5
06-6461-9006
15:00-23:00 金曜休、番台。


アクセス:阪神電車西大阪線の伝法駅で下車。左折してガードを潜ってから道成りに西へ進む。お寺や神社や、途中にはカバヤ製菓の工場などがある。最初の信号を左折してすぐの路地を右折した左側にある。駅から5分ぐらい。


コメント:最近はめっきり東京からでられなくなっているのだが、久々大阪へ。というわけでまっちゃんの「関西の名銭湯」を指南に此花区の末広湯へ。
http://www.sairosha.com/meisento/sento.htm

まずは阪神電車(西大阪線)に感動。なんと祭日ということで車両内の前後に日の丸をクロスして掲揚(戸袋の上に差し込んである)してある。これって関西では当たり前の光景なのか??東京だったら左系のひとに袋叩きに合いそうな・・・。阪神電車はなかなかです。伝法駅、小さな無人?駅。路線下の通路といい超レトロで、涙がちょちょぎれる感じ。駅降りて進むとお寺と神社の嵐。なんか時代を感じさせるエリア。カバヤのお菓子工場の玄関も大正レトロと言う感じ。こんなものをこんなところで見られるとは・・・

かと思うと銭湯手前の路地沿いに巨大なマンションが建っている。銭湯の築地塀がサイディングで造りかえられているのは、マンションから脱衣場が覗けなくするための改装とみました。とくに女湯側が厳重ですから。

末広湯、ほんとかわいい
千鳥屋根の付いたこじんまりした瓦屋根のレトロ銭湯格天井あり、古い番台あり。まっちゃんご紹介通りのレトロないい銭湯でした。入っておばあちゃんに400円払うと、「390円いただきます」ときっちり丁寧に挨拶してくださる。帰りしなも「どうも」と会釈しただけで、「おやすみなさい」とおっしゃってくださる。東京でコノ言葉、最後にいつ聞いたかなとふと考えて、ちょっと感動。

何の飾り気もない一軒地味なせんとうだけど、
綺麗に掃除が行き届いていて、きっちり整理されている。銭湯の中と言うのはやっているひとの人柄がそのまま現れるものだと今さらながらに痛感した。これはおばあちゃんの人柄そのものだ。雑然とした銭湯はオーナーの人柄も雑然としているに違いない。

ところで、飾り気がないといったけど、マニア的には目を見張るアイテムだらけ。
戦闘機のプロペラのような巨大な2枚羽根の扇風機(すごいのひとこと)。男女境のステンドグラス、カーテン?の掛かった奥深い神棚も目を見張る。浴室では例の御影石の浴槽、床市松模様のようなミニタイル柄。そして子供用(なのですかあれは)の浴槽の底に貼られた白い鯉のタイル絵、実に美しい。すばらしい銭湯です。おばちゃん、そしてまっちゃんありがとう。

おまけ:翌日はかねてより乗りたかった大阪の路面電車に乗って感動。沿線は何の飾り気もない昔ながらの静かな街(休日で難波パークスとか盛り場は人で溢れかえっているのに)、車もあまり通らない裏路地に路面電車がコトンコトンとやってくる(阪堺軌道阪堺線の住吉大社あたりから恵美須町まで乗った)。こんどはコノあたりの銭湯にも来て見たい


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