弁天湯

【2004.3.29】  
弁天湯
武蔵野市吉祥寺本町2−27−13
0422-22-8307
15:40-23:50
、木曜休、フロント。
吉祥寺駅北口の東急デパート(吉祥寺通り沿い)の脇(手前側)を左折して少し行った右側にある。駅から7分の記載だが、もっと近い印象。ぱっと入って吉祥寺の街に行くのに良い。


コメント:構えは体育館風で、入り口の天井も高い。共通の踊り場に上がって共通の下足箱に履物を入れて、自動ドア−を開けてフロントスペースへ入る。ここは両側の脱衣場スペースに食い込むような位置取りになっている。ソファーとテレビ、縦長冷蔵庫あり。右手のフロントで料金を払って、さらに暖簾をくぐって中へ。
脱衣場の中のフロント部分の後ろが化粧台になっていて、壁鏡あり。島ロッカー1列と壁際にもロッカーが並ぶ。手前がわに縁側と庭(樹木程度)があり、トイレは右奥横のドア−から外に出て行くタイプ。天井も高いがモダンな布張りのような造りで、ちょっとしみが出ている感じ。ご主人は清潔好きと見えてモップでせっせと床掃除をしている。
さて、洗い場へ。ここも縦に横にと広い感じだ。天井は全体が大きな半球状にカーブしていて、これも体育館風。島カラン2列で、カランの配置は10-8-8-8-8-8という豪華さ。湯量・湯加減良好。シャワーは壁際カランのみで、湯量はやや弱い。カランの取ってはWaguriの青・赤球状のもので、シャワーの取っても同じ赤球が使われている。右手手前に立ちシャワー1基。正面には男女にまたがるように早川師の富士山のペンキ絵(平成15年10月5日、山梨、早川)あり、男女境の壁にも洋風湖畔を描いたタイル絵あり。カラン周りや床のタイルは昔ながらの細かいものが使われていて、趣が残されている。浴槽は左より、7点座ジェット2基、背中ジェット3基、電気、最後に薬湯(どくだみ)というラインナップ。湯温はどれも42−3度といったところでちょうどいいといえばちょうどいい。
そんなわけで、広くて大きく、内部は結構レトロな感じに溢れた古典的な銭湯だ。こういうロケーションにはいつまでもあり続けてもらわなければ困ると思われる貴重な銭湯だ。駅北側の東寄りにはよろづ湯もあるが。

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