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天神湯 江東区亀戸3−11−10 03-3681-5766 15:30-24:00、水曜休、番台。 アクセス:JR総武線の亀戸駅で下車したら駅前を南北に縦走する明治通りを北上。亀戸4丁目の交差点を左折して蔵前橋通りを西へ進み、しばらく行くと右手に亀戸天神の参道がある(途中に香取神社の参道があるので注意)。参道から亀戸天神の境内を左奥に抜けて、細い道を北へ進むと正面に天神湯の建物の左側が見えてくる。入り口は突き当りを右折してすぐ左折した角。亀戸駅からは15分。 コメント:建物自体は何回か見に来ているのだが、亀戸天神の裏にある天神湯ということで印象に残っている(目黒不動の裏にある不動浴場というのも印象的)。上下の大きな瓦屋根と小さな瓦屋根は外側に少し弧を描くように膨らんだいわゆるむくり破風の屋根で、柔らかしさがあって可愛らしい感じの一軒家レトロ銭湯だ。このあたりの路地はみんな細くて、銭湯正面もそんな路地だから正面から建物全体をカメラに納めるのが容易ではない。 玄関左手(角地に建っているから、ちょうど道の角の部分)がコインランドリーになっている。暖簾を潜って玄関に入ると男女別々の入り口の上ガラスに摺られた「男湯」、「女湯」の文字が重厚な感じがする。引き戸(木製だが確か自動ドアーになっていた?)を開けて中へ。番台で料金を払ってから、銭湯巡りのはんこを押してもらう。「たいへんですねえ」と年配の女将さんに言われ、心では特に大変ということもないんですが・・・と思いつつ、「いろいろと回るとね」と話を合わせる。 天井は格天井ではないが、東京型の高い天井。左手前には小さな庭があって縁側には丸椅子2つが並べられ、端には珍しく身長計が置いてある。脱衣場内部、島ロッカーはL字状に配され、男女境は鏡壁。体重計はアナログだったが、メーカーは失念。 洗い場へ。タイルなどは比較的新しいものに貼りかえられているのだが、何といっても正面の赤富士のペンキ絵が燦然と光り輝いている感じ。湖水の向こう側に富士山がそびえ立ち、雲筋が横に棚引いているのは中島さんの18番のような・・・。手前の湖岸には松ノ木が数本描かれている。 さて、浴槽は3槽あるのだが、右から深湯、浅湯(バイブラ付きで42℃強)、そして中で通じている第3の浴槽は水枕付き座湯2基となっていて、右端の檻(中に蛙?の置物あり)からお湯が注ぎ込まれている(湯温は熱めの43℃)。熱いようなそうでもないような感じなのだが、ほとんどのひとが水で埋めているので、やや熱いのだろうか。 カランは変則の2列で(今は使われてない乾式サウナ室があるため)、カランの配置は3-4-5-5-6?という感じ。立ちシャワーブース2基あり(片方は冷水専用)。カランの湯量・湯温は良好。 というわけで、亀戸天神裏の天神湯は可愛らしい外観で優しいげな女将さんがきりもりする下町レトロ銭湯だ。 |
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