コメント:
今回の探索はカナルシティーをベースにしていて、そこから歩いていけるところを中心に回ったのだ。カナルシティーは歓楽街の中洲の裏側だから、いい銭湯がひしめいているのではないかと期待。まず、櫛田神社の向かいにあるのが大春湯。ここはこじんまりとしていて、なかなかいい雰囲気の銭湯です。次の宝命湯、休業中で残念。でも、このあたりは上呉服町といって、なかなか昔の雰囲気を残した町並みで、散歩するにはいいですね(好き嫌いはあるが・・・)。裏路地で見つけたうどん屋が最高だった。五右衛門風呂のような釜で茹でて、特産の大きな丸い天ぷら(さつま揚げです)が乗ってるのが最高。
で、地下鉄箱崎線の千代県庁口駅降りてすぐの大東湯にはびっくり。煙突が焼き物の窯元でよく見る四角い煉瓦造りなんですよ。これは一見の価値あり。雰囲気も超レトロで、今回写真で紹介している銭湯の中では一押しです。東公園の南の通り沿いに、電話帳に出ていない東湯発見。さらに進むと吉塚エリアに入って、商店街の中の若桜湯。ここの煙突も煉瓦製の丸い煙突です(これまた珍しい!)。吉野湯はどでんと鎮座した一軒家銭湯。大黒湯はアパートの1階という感じで、住宅街の中に完全に埋もれているような、ちょっといい感じです。
ここから少し乗り物を使って博多駅に出る。駅の南東にある花の湯、ここはすばらしくきれいな一軒家銭湯です。駐車場も広い。で、再び線路を渡って西側へでて、ちょっと奥まった商店街(美野島)の中にある、みの湯。さらに那珂川を渡って反対側に出ると、またむかしの匂いのする町並み。大通りから一歩中に入った古い通り沿いに桜湯。ここはなんとも言えないいい雰囲気で、やはりこっちが一押しかもしれない!外観が旅館を思わせる風情のあるたてものなのです(煙突は煉瓦)。北上して、梅の湯はなんと隣の火事の影響で休業中。中州の近くに戻って都湯(春吉という色っぽい番地にあり、やはり周辺には小さなホテルなどが・・・)。銭湯自体は通り沿いにあって、小さいけれどもそれなりの雰囲気の銭湯です。最後に鶴亀湯。ここはカナルシティーのすぐ南側(一番近い、けど7‐8分はある?)。実はここに入湯、でももう夜遅くて外観をデジカメに撮れず。その外観はどうということはなくて、洗い場なども改装されていてきれい。ところで下駄箱をよく見ると木製で、ところどころがいやに古そう。番台のおばちゃんは人懐こくてよく話しかけてくれる(脱衣場はえらく狭いし、しゃべらないと気まずい?)。で、実は大正時代創業とのこと。昔は旧博多駅が近くにあって(新幹線ができてから、北に移転したとは知らなかった)、とても賑わっていたとのこと。名前もめでたいし、カナルシティーには近いし、ここはここでオススメの一軒です。 |