シンポジウム 北陸新幹線の開業で
北陸本線は どうなる どうする Part2
 
2007年6月2日(土)    午後1時30分〜4時
 
<報告者>
草 卓人 (富山近代史研究会会員、公共交通をよくする富山の会・世話人)
 
吉田秀之 (富山県知事政策室総合交通政策課・主幹)
 
大平淑正 (公共交通を守る上越市・糸魚川市・妙高市三市連絡会・事務局長)
 
渡辺眞一 (公共交通をよくする富山の会・世話人)
 
<コーディネーター>
  岡本勝規 (富山商船高専・教員、公共交通をよくする富山の会・世話人)
 
 北陸本線は大正2年、直江津までの全線開通から90年余にわたり、富山の産業と暮らしを支えてきました。北陸本線は、北陸新幹線開業という新たな事態のもと、JR西日本経営から分離され、第三セクター鉄道の道を歩むことになれば、これまで以上に県民の暮らしに寄り添った役割を担うことが求められます。
 JR経営から分離した並行在来線は、東北本線のように県境分離の第三セクター会社の道をすすむのか、青森県のように公設民営方式なのか、九州の肥薩おれんじ鉄道のように県境をつなぐ会社か、列車のダイヤは、運賃はどのくらい引き上げられるのか、寝台列車は廃止されるのか、貨物列車の運行はどうなるのか、JR鉄道資産の第三セクター会社への譲渡は有償か無償か、だれが出資し会社を設立するのか・・・など、 私たちの前に様々な問題を投げかけています。
 これらの山積する課題を、ひとつ一つ県民の合意で解決していくことがもとめられています。
 このシンポジウムは、北陸本線が果たしてきた歴史にもふれ、一つの結論を出すことを目的としたものではなく、それぞれの立場と、問題のとらえ方をなど学びあい、JR経営分離後の北陸本線のよりよきあり方について県民的な議論の場を提供するものです。