アルカリ乾電池の化学反応

 数年間放ったらかしにしていたレターオープナーを何の気無しに使おうとしたら電池切れで動かない。電池交換しようとフタを開けたら中の乾電池が凄いことに。

 

 ということで、お客様サポートセンターに聞いてみました。機械音声の自動応答から総合案内の3を押しました。プルルルルル〜。

  「コレコレこうゆう感じで出てきた結晶みたいな物はなんでしょう?」
  「あ、それは炭酸カリですねー」
 と即答。いやいやさすが。

 その後の詳細はこうでした。

アルカリ電池の成分は、正極:二酸化マンガン、負極:亜鉛、電解液:苛性アルカリ水溶液となっていて、
この水溶液である苛性アルカリ(KOH)が電池の外に流れ出てきて
外気の二酸化炭素(CO2)と化学反応した末に結晶化したとのこと。

 化学式だとこう。
  KOH+KOH+CO2=K2CO3+H2O
  (苛性アルカリ)+(苛性アルカリ)+(二酸化炭素)=(炭酸カリ)+(水)

 これの炭酸カリの結晶なんだって。水は蒸発しちゃうみたい。カリって聞くと怖いイメージが浮かぶけど毒性はないらしい。後からよくよく考えればそれは青酸カリでした。


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