葛 飾 区 本 田 町
尾高産業は、三共・三和などより少し遅れてこの業界に参入したようです。
同社の企業活動の特色として
・他メーカーの製品をリニューアル発売
・安価な一般的にいう駄菓子屋系模型の販売 などがあげられると思います。
飛行機・戦車・ボート・建設機械・武具 など、対象ジャンルは多岐にわたりますが、 これがオダカだ! というような印象深い作品は
あまりないようです。
路線的には三共・三和模型などを継承するような、企業スタイルだったように思います。
オダカ産業は、三共・ミドリなど多くのメーカーの製品を
パッケージなどを変て再販売しています。
同社の見たことのないモデルを目にすると、どこかの会社に
元モデルがあるのではないかと、探してしまうほどです。
個人的には、このように不必要になってしまった金型を、再び
世に送り出すという活動は意義のあることだと思います。
金型の開発などを行わず比較的簡単に発売できますが、
他社が見切りをつけたモデルですので、売れる売れないは
再販メーカーの手腕次第で、そういう意味では大きなリスク
を背負っているともいえます。
何らかの意図を持って製作された製品・金型です、モデル
自体の出来がよくても時代に合わず受け入れなかったモデル
・ジャンルもあるでしょう。
60年代に開発され現在も手に入れることが出来るモデルもあり、
そんな機会を与えてくれるのがリニューアル・モデルではないで
ようか。
ミドリがまだ KSN と呼ばれていた時代の ”双発機シリーズ” NO.5 スカイロケット
のオリジナルとオダカによるリニューアル版です。 KSN版はモーターライズですが
オダカの製品は単なるスケールモデルとなっている。 オダカ製でも何版かありました。
オダカ最初期のモデルと思われる 隼。
オールプラスチックスケールモデルとあるが、スケール表示はない。
スタンド付でピーナツ・シリーズをちょっと大きくした、そんなレベル。
下は M-41 動力つきプラ模型
はめ込み式のイージーキット。
これぞ オダカ ? という、駄菓子屋系モデルの定番 吊り下げキット
60年代初期なら合格キットであるのだろうが、お子様限定とでもいった
ところか。 ただ、接着剤は付いていないがオール透明スタンドが付属
という、微妙な模型。 スケールはピーナツシリーズよりさらに小さい。
駄菓子屋系プラモデル(オダカではプラホビー)の代表格といえば、やはりクジモノ・当て
モノモデルではないだろうか。
未開封ではないがオダカ製の ”プラホビー当て”なるクジモノセットが残っている。
一回¥50でくじを引き、1等からはずれの3等までの景品が必ず当たる、というものなのだが
はずれても¥50のプラモデルがもらえるのだから、損はない。
このやや大きめの箱の中には100箱のオダカ製プラモデルが詰め込まれている。
箱の上部には1等・2等のプラモデルが、そして
箱の底部にはハズレの¥50プラモデルがきっしりと
詰め込まれている。
とにかく、全部引きずり出してみましたが、半端な量ではない。
本来なら、プラモ大好きの子供たちの手に渡るべきものでったのだが・・・・・。
<一等賞>
<二等賞>
<三等賞>
伊号・大和は 先に紹介した
袋入れのモデルを2種類
箱入れしたもの
他に4種全てを1つの箱に入れた
モデルも発売されていました
大和の箱絵はオーロラを参考に
したものか?