ミリオン模型は後にエムピー模型とよばれるようになったようだが、創立・活動時期
などその委細は不明である。　会社の所在はコグレなどと同じ荒川区。

初期の製品のロゴには　
”ミリオン模型”の表示が
あるが、後に　”エムピー
模型”と変更になる。
このシリーズには

1-メッサシュミット
2-零戦
3-隼
4-流星
5-震電
6-飛燕
7-ワイルドキャット
8-ヤク－９
9-ホーカーハリケン
10-ミグ

が、あったようだ。

ボックスの表示にもあるように、自動浮沈付き
とのことだが、その構造は至ってシンプルである。
ただ、このモデルの成型状態を見ると、そう古い
ものではないことがわかる。（無論このHPで取り
扱っているモデルとしてはであるが）
ゴム動力だが裏を返すと、時代の割りに構造が
幼稚であるといえる。

部品点数が２０ほどの簡単なモデル・フォードである。
ゴム動力の車はあまりない。　基本的には後輪を進行
方向の逆にゴムを巻き放すと、巻いた分だけ前進する
のだが動力源としては今一である。
ロゴがミリオン模型なっている。

上のものと部品構成はまったく同じであるが
動力源がゼンマイに変更されている。
こちらが後期のものと思われるが、箱絵はま
ったく別モデルのようだ。成型色もこちらはブ
ルー、名称もフォーミュラからレーシングとなる。
ロゴはエムピー模型の表示。

近未来の水陸両用の兵器
駆動方式はゼンマイで、水
陸両用とあってゴムタイヤと
水車のような水かきを同軸
上に据え付ける。
水中モーターでの推進も可
能であるが無論陸上での走
行時は外す。
上部左右のミサイルはフック
で固定し、それを外すと内蔵
したスプリングの力で発射す
るもの。
成型色はカラフルだ。

ロブスターを模した近未来
の警備艇のようだ。
ファイヤーホークと同じくゴ
ム動力または水中モーター
を使用する。
ロブスターの爪部分上に、こ
れも同じ構造のミサイルが
装備されている。
３色成型。
箱のロゴは”エムピー模型”
となっているが、組説には
”ミリオン模型”とある。
もしかしたらこれより前の版
が存在していたのかもしれ
ない。

ミニ４駆のはしりのような近未来的なレーシングカーであるが、
構造はいたって単純なゼンマイ走行のものである。
組説には　”素晴らしいスピードで突っ走ります。みんなでレー
スをして遊ぼう”　と書かれていますが、ゼンマイの動力はすぐ
に尽き　真っすぐ進むことさえ困難であった記憶があります。
でも、何人かでレースをすると　それはそれで楽しかった。
このモンスター・シリーズが何種類あったのかは不明ですが、組
説には　”株式会社　エムピー模型”　との表示があり最後期の
モデルと思われる。