注 : −physical contact/case 1−MAMORU side をお読みになった後ですと、
   より一層失笑できるものと思われます。



☆ Sister Princess ☆
<Short×2>
せるふぱろでぃー

−カミノケマイナスカミノ−



「……ふぅ……」

 もう一度枕に顔を埋めようとして、ふとそのカバーに付いている毛に目が止

まった。一瞬全身が硬直して、息も詰まる。

「………………こ、こ、こ、これは……」

 震える指先でつまみ上げた、ちょっとカールが掛かった一本の毛。

「こ、このちょっとカールしてる、紫がかった薄桃色のけったいな毛は……」

 その瞬間、さっきの冷蔵庫の中身の映像と脳裏をよぎった人物、そしてこの

毛がダイレクトに繋がる。

「……ボクだって……ボクだってまだなのに……!!」


『に・い・さ・ま(はぁと)』


 しぃぃぃぃぃぃらぁぁぁぁぁぁゆぅぅぅぅぅぅきぃぃぃぃぃぃ!!!






−おわれ−


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