宮崎駿著
(なんたって宮崎駿)
あの宮崎駿の戦車の本です。実は彼はかなりのミリタリーマニアというのはその筋では有名な話で
「ベルリン1945」の解説を書いてたりします。
内容ですが、WWUのドイツ戦車エース オットー・カリウスの活躍を描いています。
時は1944年2月、エストニア、レンビツ地区。
ソ連軍の猛攻をティーガー2両でしのぐ、なんて言うと無敵の超戦車!!て感じの事を想像してしまいますが
実際はカリウスの類稀なる判断力によるものであり、本当にぎりぎりの戦いです。
しかし1944当時の東部前線のドイツ軍てとんでもない事になっていたんですね。
歩兵中隊が20〜25名とか。
戦史資料としては何の価値もありませんが(著者もそう言ってます)戦車というものの実態を知るには
もってこいの本ですね。
こういうの読むと戦車兵って大変だなぁとつくづく思います。