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江戸橋の不可思議


日本橋から下流に向かって1本下手の橋が江戸橋である。
 

 日本橋郵便局前の歩道橋上から北側を見る。 江戸橋は高速道路の高架の下にあり、橋とは思えないが、確かに橋がある。  ここを通る道路は都道316号線。 片側4車線の大きな道で、昭和通りの名前がある。 江戸橋に昭和通りが走っている事になる。


 歩道橋から南側を見る。 一つ目の信号ですぐに立体交差のため地下に潜り、信号二つ向こうの永代通りの下をくぐり、三つ先の信号の先で再び地上に抜け出るようになっている。 




さて再び北側を眺める。  歩道橋から見下ろすと、左手側(西側:上流側)には、高速道路の入口がある。 高速の出口は橋の向こう側(北側)にある。
 写真の右手方向に高速の入口、真ん中に歩道があり、その先に看板が立っている。この看板、橋の北側にも同じ趣旨の看板がしっかり固定されている。



そこには健康な人向けの案内標識である。 
 歩ける方はそのとおりに、自転車の方も体力に任せ、
車椅子の方は.腕力にまかせて突き進む 
 ・・・・・・・てなわけには行かないか.

 



そこで案内に沿って「御通行」させていただいた。

まず、南の看板から西側歩道を通って北の看板に向かって歩いてた。

   
高速道路の入口を右に見つつ、幅約3mの下り坂が始まり、歩30歩で最下端に。 

ここで右に曲がり14歩で階段に突き当たる。 やや急な階段を10段上がって踊り場に、さらに左に折れて10段登る。


  江戸橋西のたもとから地下道の入口を見る。
橋のたもとまで4歩。 橋を82歩、橋から植え込みをほんの少し歩くと北詰の看板まで22歩。
 
合計172歩。 



さて今度は東側歩道をとおってみよう。
 南詰めの看板から行きたい方向と180度逆方向の南に向かう。
まず横断歩道(信号待ち)を28歩、すぐに昭和通りの歩道橋があるが今回はパス。 
一つ南の横断歩道のある信号まで120歩、ここから昭和通りを横断する。

 昭和通り 横断中。 44歩。 正面には高速道路1号線が見える。 そう!まっすぐ行けば昨日紹介した「海運橋跡」、「銀行発祥の地」のある通りである。  


渡りきった所で今度は北上。 
日本橋郵便局まで130歩、信号のある歩道を24歩、橋のたもとまで40歩、
やっと江戸橋東側に着く。 橋は80歩、北側の交差点まで20歩。
昭和通りを渡り返して42歩でやっと北詰めの看板に到着した。 

合計528歩

距離に直して西側は約112m、東側は343m その差約230mであった。



高速道路は便利なものである。 狭い都心で入口・出口の確保は大変だったのだろうと思う。
一方、元気な人には何でもない階段とスロープ。 車椅子では登れない急傾斜の階段。


便利と不便が同居する江戸橋である。  冬になるとユリカモメの休み場ともなるのだが・・・・。


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