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河口湖〜三つ峠〜精八峠 分水嶺の旅 

2017.09.09 日本縦断 ブラッシュアップの旅 


大月駅から富士急の列車に乗る。パスモの使い方でもたもた。
富士山:三つ峠駅付近では雲がかかり見えなかったが、富士山駅近くに来るとてっぺんだけだが見えるようになってきた。
                                                  ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可

左:6:46大月駅 電車 中:7:34車窓の富士 7;45特急列車と富士  右:7:59いにしえの車両と富士。 


河口湖駅発8:08発の甲府行きで三つ峠口下車。林道を約1時間、三つ峠登山口に着く。8:28から旧道歩き。
1時間歩いたところに三つ峠登山口バス停9:28。少々休んでいると、河口湖駅9:05発のバスがやってくる。
1時間朝寝坊してこちらでも良かったかも! バス代750−470=280円高いのだが。

降りる客は20−30名。全員三つ峠に向かう。天下茶屋行きのバスなのだが、いまさら乗る気も起きず。
しかし、その天下茶屋に向けて歩き出すも、10分ほどでバスが帰ってくる。乗った方が良かったのかも。
9:53天下茶屋着。今日は営業中で、甘酒には惹かれたが、誰も客がいなさそうなのに入口の「係員が案内するので勝手に座らないでください」には引いてしまう。

                                                  ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:8:26新御坂隧道 中:9:32三つ峠登山口  右:9:53御坂隧道と天下茶屋 


富士山方向には、一面にガスが出て裾野さえ判らない。

その内、早々と山から降りてきた方1名。三つ峠口8時過ぎにスタートし、御坂山経由。樹林で見晴らしゼロだったよう。

10:00出発、「富士には月見草が・・・」の碑を過ぎ、25分で稜線の御坂峠につく。
ここから稜線沿いに小さな上下をくりかえしつつ東に進む。
途中、山ガールとすれ違い。この位置からすると笹子駅発6時頃か。すごい健脚。その後、尾根は北に進む。

かなり下ったところで明るい場所:送電鉄塔のある八丁峠着。11:07
西側の御坂黒岳、東側の尾根の送電鉄塔が見える程度。久しぶりに郡内フウロを見る。

                                                  ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:10:23御坂峠  中:11:01兎菊 シオガマ? 11:09黒岳?  右:11:13郡内フウロ 


少し登ると緩くなり、やがて上り坂になる。足元に朱色の大ぶりのきのこ見つける。毒きのこかなと思ったが後で調べるとタマゴタケ。
登り詰めたところは岩棚状のピーク。少しだけ西側が眺められる。
以前(2015.12.17)来訪時には、道の東側の木に3cm*10cmぐらいの看板がぶら下がっていたはずだが、2−3度往復するも見あたらず。
今回は、道の西側の木に、ビニルテープにマジック書きの「八丁山」が巻き付いていた。腹ごしらえをして出発。

                                                  ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:11:25タマゴタケ(可食だが虫食いだらけ)  右:11:35八丁山ビニルテープ 黒岳方向 


ここからは一度通った道なので、何となく覚えている。やがて、旧通信所(塔)のあった石積みの下をトラバースすると、三つ峠〜精八峠間の道に突き当たる。12:05
ここにある標識には、八丁山や御坂黒岳、笹子峠方面への案内は無い(=ガイドブック通りの意味)。御巣鷹山まで2時間の南下。

ここを右折し、7−80m差を下る。
下りきった所に大幡八丁峠:東側に都留市街に下るとの標識があるが、2017版のガイドブックにはそのルート記載が無い。 (西側の精八林道の記載はあるのだが)。

                                                  ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:三つ峠〜精八峠のT字路付近 同案内標識  中:12:13大幡八丁峠  右:12:13峠からの八丁山 


次の鞍部は送電鉄塔が有り、開けている。西側には八丁峠の鉄塔が、東側には都留市街方向に下る道が見えたりする。
90mほど登り、高見(大幡山)で休憩。ここで、笹子に向かう方とすれ違う。
緩やかな登り下りがあり、12:58樹間に御巣鷹の送信塔が見えてきた。

                                                  ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:12:19ギンラン? 中:12:44ミヤマホツツジ  右:12:44樹間の御巣鷹山 


道はその後、稜線沿いではなく山腹を巻く道を進む。登りにかかるころ、笹子から来た方に追い抜かれる。
小さな尾根すじを急登し、元の稜線に上がる。この辺りで現在地点をロスト。
似たような急坂と緩い登りが繰り返され、へとへと気味。13:53、山頂の送信塔脇に座り込む。
地図を見れば標高差300mを1時間弱で登ってきたのでまあまあの速度ではあったのだが。

小休止ののち、砂利で滑りそうな広い道を下り、鞍部のお花畑の脇を通過。

                                                  ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:13:40急登上のキホウキタケ 中:14:04送信塔  右:14:08アキノキリン草&ウメバチ草? 

登り返すと三ツ峠山(開運山)の高見に向かうと、急に開けた所に出る。
眼下左手に砂利を敷き詰めた階段状の登山道がさらに「高見」に続いている。

この上が山頂?かと重い足を必死で上げて登る。はたして山頂の碑と三角点。
実に44年ぶり。先客一人。浅間神社850mから登ってきたそうだ。山中で会ったのは今日4人目。
周りは白一色のガスの中。久しぶりの見晴らしなのに何も見えない。
山頂の北側に細めの道があり、さきほど歩いてきた道のどこかに繋がっていそうだが、なんの標識もなかったし・・・。


                                                  ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:14:22三角点    中:14:24山頂風景  右:14:28フジ富士?あざみ 

先客は早々と下山。こちらも周りの写真を撮って、先を急ぐ。まだ先は長い。コースタイムはあと3h25m。
なので、終着は18時頃か。

モヤが出てきて視界100mぐらいになる。先客が途中に居たので一緒に下る。
途中小屋前の道を間違えて三つ峠登山口の方に降りかけたが、先客は直ぐに気づき引き返す。
木無山を越えた先で右折する先客と別れる。
稜線上の道は直進のはずだが、いきなり草茫々の道。方向指示がはっきりしない。
先客が進んでいった右折道は、広く良く踏まれた道で、「母の白滝経由」とあり、地図と首っ引きでルート検索。
やっと滝の位置を探せた。目的方向はやはり草茫々の道。14:38

この辺りはお花畑らしく、道の左右にロープが並ぶ。足元にマツムシソウが咲いていたりする。
傾斜が急目になると樹林帯に入り、見晴らしが悪くなる。膝痛&関節痛でペースが急に落ちる。
下る途中、女性2名が上がってくる。
途中で一休みして先を急ぐが、左折して山腹を巻くようになる。道は稜線上のはずと思い、近くの尾根筋に上がってみるが道がない。再び地図とにらめっこ。すると稜線と巻き道と2つの道があるのが判った。
10分ほど先で分岐点があるはずと巻き道を進み、稜線上の道との合流点に着いたが稜線上には道が無く廃道状態。

この辺りからほぼ水平の道が現れる。結構快調に進み、急に開けた所に付く。
15:47今日3回目の送電鉄塔の場所。眼下に富士吉田の町、右手に河口湖、その先の西湖にお日様が反射している。
霜山らしいピークも見えるが、富士山は雲の中で全く見えず。
                                                  ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
15:47送電鉄塔のある見晴らし 左:富士吉田の町俯瞰 中:霜山  右:河口湖&西湖 萩花


それから20分ほどでチェックポイントの霜山に着き一休み。見晴らしは皆無。三等三角点がある。
この先もだらだらした薄暗い樹林帯をトラバースする道がつづく。
林道を横切る手前で根っこに足を滑らせ、右向こうずね側面を幅1cm長さ4−5cm長さですりむく。結構ひりひり。

林道を過ぎると緩い登りとなり、右手に下山道らしきがいくつか現れる。地図にあるので下山できると思われるが、案内標識が皆無。
16:58ようやく天上山着。樹間に中腹以上の富士が見える。外国からのお客さんもいたり。
                                                  ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:天上山山頂&観光客 中:やっと見えた富士山  右:ウスタケ・・・食べられないようで・・。  

ロープウエイが10分ほど下部にあるので、観光客がちらりほらり。
ここから河口湖駅に直進する山道を進むべく、さがすが判らない。
左手の稜線沿いに薄い踏み跡や所々に空き缶が落ちているのでこのルートと思い1分ほど下るが、ずっと稜線上を進んでおり、地図の谷筋とは異なるので諦めて引き返す。

やむなく遠回りだが、ロープウェイ山頂駅から南西に向かう尾根沿いを下山する。
途中、平たい公園に着き、痛む足・関節をケア。薄暗くなった中ながら、富士急ハイランドの構造物が見えたりして。

                                                  ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:太宰治の碑、その右肩横にうっすらと富士  右:富士急ハイランドの構造物  

17:53頃神社につく。水場がある。ここから車道歩き。10分ほどで河口湖駅に帰着。
次の電車が18:19、その次が19:10。両腕を水で冷やし、顔を洗い、ビール一缶を手に入れ26分発に乗り込む。
3両編成だったが座席が埋まるほどに乗車。ビールは飲めず。

大月で、1時間後の始発で帰ることとし、ちかくの居酒屋「庄や」で祝宴をあげる。
ビール2杯と早く出てくる漬物・刺身をつまみに。
駅に着くと5分ほど時間があるので、駅前のコンビニでつまみを一つ、帰路の車中で温くなった缶ビールを流し込み。

 
コースタイム:三つ峠入口−1:00−三つ峠登山口−0:25−天下茶屋
−0:25−御坂峠−0:45−八丁峠−0:30−八丁山−0:20−精八山下分岐−0:15−送電鉄塔
−1:40−御巣鷹山−0:15−三つ峠(開運山)−0:25−木無山−1:10−送電鉄塔−0:20−霜山−0:20−林道横断
−0:35−天上山−0:45−河口湖駅 総計9:30


実績:8:25三つ峠入口8:28−1:00−9:28三つ峠登山口9:35−0:25−9:53天下茶屋10:00
−0:31−10:24御坂峠10:25−0:43−11:07八丁峠11:12−0:26−11:33八丁山11:45−0:32−12:05精八山下分岐12:07−0:21−12:26送電鉄塔12:30
−1:27(12:38-45休み)−13:53御巣鷹山14:05−0:23−14:20三つ峠(開運山)14:30−0:18−14:38木無山 −1:11(15:20-25休み)−15:47送電鉄塔15:50−0:16−16:03霜山16:10−0:33−16:36林道横断16:37
−0:22−16:58天上山17:06−1:05(17:35-45休み)−18:03河口湖駅 総計9:41(休憩:1:36含む)




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