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畦が丸−菰釣山−大棚の頭分岐 神奈川−山梨県境

4月12日晴れ後半曇り。

西丹沢縦走を決行。新松田6:50頃着。ここのところ恒例の駅前で肉ソバ。
本日は軍資金不足ゆえ、途中で下ろすつもりで出たが、当然空いてる金融機関は皆無。
7:15定刻のバスにて出発。が、途中の渋滞で10分ほど遅れ、山桜の満開を見つつ8:35頃到着。8:40発。
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まずは西丹沢自然教室脇の吊り橋を渡る。先行の4人の年輩の方々、1組のカップルを追い抜く。
12−3回も丸太橋を渡りつつ、半咲きの桜を見つつ、西沢を遡ること40分、ようやく本棚の沢分岐着。

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ここで追い抜いたはずのカップルに抜きかえされ、畦が丸までついに追いつけず
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道中、咲き始めのツツジ、満開の馬酔木・・・・登るに連れて固くなって行く木々のつぼみ。
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実際、1000mを越えるとほとんどの木は芽吹いておらず冬の眺めが山伏峠まで続く。全く持って面白みがない。

畦が丸山頂でそのカップルと雑談。子供が学校に行くようになったので下校時までには帰らないと・・・がスピードの理由?
山頂の桜の木はつぼみが堅いまま。100m当り2−3日開花が遅いらしいから、あと15−22日後がちょうどかも・・・。

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2人を見送り、11:10西に向けて歩き出す。すぐに避難小屋。道から一段下がった位置にあり、ついでに内部を偵察。
トイレ付きの良く掃除されたこぎれいな小屋。

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写真左:全景                       写真中:寝床                      写真右:土間

小屋からの下りは実に急傾斜。階段1段の高さが3−40cmの所も。50m下の鞍部に降り、少し登り返したが道は南に。
・・・・・あれれ?? おかしいと地図を広げると、どうも小屋から北に向かう道がありそう。

急斜面を登り返し、小屋の一段上の道に戻る。そこには方向案内の看板とモロクボ沢の頭への道が現れる。
結局得たものは15分のタイムロスと膝の違和感と焦燥感。

うって替わって下りやすい道を進み、モロクボ沢の頭11:40に着く。
ここは、その昔に通ったはずだが記憶にない風景。
記録では、『1977.04.17? 1日目雨の長者小屋泊、2日目大室山でドリップコーヒーを飲む。山頂まであと200M点。』、畦が丸山は単に「いった」としか記述無しだが・・・・。

  ともあれ、ここから先は未踏。
この先のコースは、全山ほぼ樹林帯なので眺望は良くなく、似たような細かな上り下りが多々。
実際、モロクボの頭から城ヶ尾峠までの1時間で7回上下、次いで、ブナ沢乗越(菰釣避難小屋の東方)までで8回、乗越から菰釣山まで約200mの登りがあるし、大棚の頭まで16回の上下。
急登降は少なめだが、進むにつれ体力は減少し、40m差16箇所はあえぎあえぎ登り、膝の痛みは片手ストックで右肩に分配しつつ降りる有様。

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写真左:12:47城ヶ尾山登り中       写真中:12:48山頂と3等点     写真右:13:11登山道の眺め

ほぼ1時間置きに休みつつ、背中を伸ばしつつ、食糧を詰め込みつつ。

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写真左:イノシシ?の仕業               写真中:ブナ沢乗越の看板    写真右:道の駅どうしへの下り道

そのうち、足の親指の関節が痛み始める。通風発作?・・・・。その後、国道では膨れた関節の部分で靴づれも。
さすがに人は少ない。城ヶ尾峠の先で単独行1名、菰釣の手前で2名パーティのみ。2人はキャンプ場からピストンだとか。

菰釣避難小屋もこぎれいな小屋。ケータイOKとの張り紙が有ったが、我がAUは圏外マークが消えず終い・・・。

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写真左:携帯電話が通じるエリアの図      写真中:菰釣登り道                 写真右:もうすぐ山頂

菰釣山頂では、早朝の車中で眺めて以来、久しぶりに樹木がじゃましない富士を眺めるが、朝とは違い山頂のガスと逆光にじゃまをされてしまう。
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ここからは順調?に歩みを進め・・・というよりも平野18:12発のバスに間に合うべく予定消化のみに勤める。途中唯一見晴らしの良い所で一息。

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どこをどのように歩いたかさっぱり記憶がないまま水の木分岐に着く。眼下には2月に見た鉄塔が見え、ようやく終わりかと一息つく。
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急降下の後、鉄塔下を潜り、ブナとミズナラの巨木を見て、大棚の頭分岐(下)に着。ようやく神奈川−山梨県境を終える。
山伏峠に向けて下る道中、キツツキの木つつき音をしばし聞きつつ・・・・。
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山伏隧道からは2月に歩いた国道を下るが、足親指の関節が痛む。標高1100mの隧道から平野バス停までの120m高度変化で、道脇の豆桜らしきがつぼみから開花まで変化するのが慰め。
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17:51ようやくバス停に着く。が人けがない。それもそのはず18:12発は7−8月のみ運行。これでは乗換バス駅の旭日ヶ丘18:33発には間に合わず。タクシーで向かうには軍資金が足りないし、近くの金融機関はすでに閉まった時間だし。
次の平野発は19:22だが、乗換駅19:13発は無理で次は20:03発。
待つのはしんどいので、やむなく徒歩1時間と見て旭日ヶ丘に向かう。ベンチで背筋を伸ばし18:00出発。日が沈み、いい感じの富士と夕焼けが見えてはいた。
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もっとも、進むにつれて段々と暗くなり、足元がおぼつかなるし、吹く湖風も冷たく、肩と足の皮が擦れて痛みもやって来る。
18:50ようやく着く。缶コーヒーで体を温め一息。定刻のバスに乗車。乗客計5名。
御殿場で10分待ち、新松田で4分待ちと順調に・・・・といっても22:30にやっと帰宅。
19:22のバスだと1時間後の帰着の勘定。

翌日から3日間、全身に筋肉&関節&擦りむけ痛。足親指の第一関節、膝、向こうずね、ふくらはぎ、ふともも側面、腰と右肩。皮がむけた右足&左肩・・・等。


以下登山地図の各ポイント毎の通過実績。
および、地図上のコースタイムから推計した通過予定時刻と実績値との差、出発点からの距離。

CHKポイント 通過時刻 予定通過時刻と実績との差 徒歩距離Km
西丹沢 8:40発 8:40発 0.0km
畦が丸 10:45−11:10 11:40 55分短縮 4.6km
モロクボ沢の頭 11:40 12:05 25分 5.2km
大界木山 12:20−25 12:40 20分
城ヶ尾峠 12:39−41 13:05 26分 7.2km
中の丸 13:15−28 14:05 50分 8.8km
菰釣避難小屋 13:58−14:08 14:45 47分
菰釣山 14:29−42 15:15 46分 11.0km
ブナの丸 14:45 15:35 50分 12.6km
油沢の頭 15:15 16:00 45分 12.6km
途中の休み場 15:53−16:00 13.3km
石保土山 16:14−15 17:00 46分 −km
大棚の頭分岐 16:39 17:30 51分 16.1km
山伏トンネル 16:56 17:50 54分 16.8km
平野 17:51 18:40 49分 20.9km
旭日ヶ丘 18:50着 24.9km

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