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渋ノ湯−中山峠−稲子湯 、 佐久海ノ口駅〜佐久広瀬駅

2013年03月09−10日 
久しぶり?・・・正確には2年ぶりにいつもの稲子湯山行に。8:49定刻に茅野着。駅のそば屋で、特製とろろそばを食。
9:08にOさん、同23分Nさん、KTさん着。皆揃ったのでタクシーで出発。

10:08、渋ノ湯宿に1分ちょっと手前の駐車場で降ろされる。なんでも、宿から、「客以外の車は宿の前で停まるのを遠慮して欲しい」との要請があったため。宿を通り過ぎ、神社前当たりで軽アイゼンを着け、山行計画を記帳して歩き始める10:20。

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写真左:身支度を整え            写真中(提供:KTさん):記帳して     写真右:10:20山中に入る

いつも通り、急坂、水平道、急坂を進み、11:08、7−8人がたむろする尾根筋に着く。7−8分ほど休憩後、尾根上の水平道を進む。
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写真左2枚(左端KTさん撮):登り途中                    写真右2枚:水平道の風景

道は一度下り、唐沢鉱泉からの合流点過ぎで先行していた7−8人Grを追い越し。今日は黒百合平までとか11:37。やがて、11:56当たりから左右の山が迫ってくる。

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                                                   12:01向かって左手側の山

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                                                   12:08向かって右手側の山

12:11程なく黒百合ヒュッテ着。小屋入口の寒暖計は今日は無い。小屋前の黒百合平にはテントがいくつか。

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写真左(提供:KTさん)、           中(提供:NYさん)、           右(提供:KTさん):三人三様

見上げると山頂は風が強いらしく、登頂はあきらめ。休むことなく中山峠に進み12:20着。シラビソ小屋への下り道に踏み跡は無いが、7−8m先に尾根筋に直登した跡が見える。そこからシラビソ小屋へはトレースが有りそう。「天狗には登らないまでも、途中まで進んで眺めの良いところで昼食」と高みに登ることにする。

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写真:中山峠のやや南方から天狗(東)を眺める。
    ちなみに、昼食場所は上写真の上下の中間&左から1/4辺りにある黒い横棒(ツガの林)の左端。

急坂を登り切ると結構風が強く、顔が上げられなくなる12:30。
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写真左(提供:KTさん):急坂登り中   写真中:東西天狗をバックに      写真右(提供:KTさん): 休み場手前

踏み跡に沿って進むといつの間にか夏道とは違うところを進んでいた。正面には天狗(東)や、西天狗に登っている人が多数見える。あと1時間程の余裕と風が無ければ行けたのかも。

見晴らしの良いところは風があるので、少し進んだツガの森陰で12:49餌補給開始。KTさんカステラを取り出すが、その袋がパンパン。2455mの山の為せる技。
少し高見の岩の上から周りを眺めようと進んでいると、KTさんの悲鳴が・・・。
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写真左:膨らんだカステラの袋                   写真右:食事場の風景

聞けば、雪上に置いたカステラの袋が風で飛ばされ、谷底にすべり落ちて行ったのだそう。・・・・実に残念。
持ってきた文旦の皮むき&各自のノルマ分を配布。ただ、手袋着用では食べにくく、脱ぐと冷えて痛くなる。ここで食べるものではない。

崖の向こう側にある正規のルートを通って下る方々を眺め、我々も帰路はそこを通る。13:13−18かなりの崖の上を歩いているが、実際は2−3mほど余裕有り。
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写真左:食事場からの正規夏道の眺め                        写真右:崖っぷちを進む3人

程なく峠に13:25着。1時間ほど前には無かった踏み跡が峠までついていた。しかもほぼ直登で登ってきている。
いちおう夏道に沿ってトラバースしつつ、新たな踏み跡を付けつつジグザグに下って行く。
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写真左:中山峠を見上げる       写真中(提供:KTさん):峠から見下ろす 写真右:降りてくる2人を見上げる

ほぼ真下から直登跡に沿って登ってくる2人連れに雪塊を浴びせつつも・・・・下る。
すれ違った所はいつもの尻セード地点。13:40

歩きながら降りてくる2人の動画を撮ったつもりがボタンの押しミスで撮りそこねる。10mほど登り返し、再尻セ−ドを楽しむが、右膝が痛くなり、その後の下りは慎重に歩く。

薄暗いツガの森を抜けると明るい茶のダケカンバの森に出る14:04。

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写真左(提供:KTさん):ダケカンバ森入口 写真中(提供:NYさん):同左    写真右:ひとしきり下ったところ

そこからひたすら歩き、やがてシラビソ小屋に着く14:31。ここでコーヒータイム。膝を休める。15:03出発。

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写真左(提供:KTさん):池の横、背景に天狗岳 写真中:1杯500円なり  写真右(提供:NYさん):出発後の風景

いつもの急坂を下る。小屋でアイゼンを外したので滑らないよう踵降りしてゆくが、今度は足首がくたびれてくる。下りきった所で渡るはずの木橋は通行止め。下流側で土砂崩れしたらしく、右手の尾根沿いに下るルートに変っている。

緩やかな下り道では昔話に花が咲く。「最初に稲子湯に来たときはこのルートだった」、「いつ来たっけ?」、「稲子湯が建て変わる前」、「コホーテックだっけベネットだっけ」「いやベネットはちがう」・・・・・等々。
過去のアルバムを見ると、1976年3月6−7日。賽の河原、東西天狗山頂、宿前で夜明けのウェスト及び松原湖駅の写真あり。高見石泊の記述と、次のページには日出前の富士の写真も。

踏み跡そのものは固くしまっているが、気温が高いためかほんの5cmもずれるとズボと凹んでしまう。先行するOHさんは、15:29頃いちど踏み抜いてバランスを崩し、再び踏み抜いてすっころんでしまう。転ぶと今度は簡単には起きられず四苦八苦。
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写真左:15:21尾根上の下り道    写真中:15:29踏み抜いてバランスを崩す 写真右:15:30再踏み抜き結果

ともあれ、緩やかな尾根を下り、15:38ようやくいつもの林道に合流する。
ここからはただただ歩くのみ。
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写真最左:15:39                                             写真最右:15:40

凸凹の雪道を進み、15:50車溜まりの水溜まりに閉口し、
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写真左:15:44凸凹の雪道         写真中:15:50水溜まり        写真右:15:52林中の道

いい加減くたびれた頃、稲子湯に15:59着く。
例年と違って何組か宿泊客がいる雰囲気。そのためいつもの部屋ではなくて、はじっこの2部屋に潜り込む。
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写真左:15:59到着            写真中:夕食              写真右(提供:KTさん):翌朝8:42

早速風呂。客がいるはずだが誰も入ってこない。ひとしきり暖まり、腰を伸ばす。
夕食の内容もだいぶ違う。ただお話はいつも通り。今日のテーマは指導か体罰か・・・・・。
部屋に戻り、二缶ビールを空け、餌の残りを詰め込む。今日は皆と同じく早々と9時過ぎには布団の中に・・・・。

翌日は7時半頃起床。皆朝風呂に行ってきたよう。朝食の納豆は相変わらずNさんに集まる。

支払い時にひさしぶりに大女将に逢う。なんでも入院していたとのこと。
9:40の送迎バスにて宿を出発。大女将もわざわざ見送りに。もっとも、領収書を渡すのを忘れていたので渡しに来ただけ?かも・・・・・。

松原湖駅手前の酒屋で麦焼酎「きざん」を手に入れるべく車を降りようとすると、強い風のためドアに引っ張られて落っこちそうになる。なんか天候が悪くなりそう。

9:25定刻の列車に乗り込み、2駅向こうの佐久海ノ口にて下車9:35。前回の小海線沿線歩きの続き開始。右手の山側の空は暗い雲があり、今にも降りそう。
国道に沿って進む。6km先信号手前左折箇所に「平面直角座標系 第[原点(日本のおへそ)」の看板を9:41通過、 おへそってなあにとWEBで南牧村のHPを調べてみて、ああそうかと納得。ご多分に漏れず東日本大震災の影響も有るようで。
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写真左:いつもの記録写真        写真中:ここから再開         写真右(提供:KTさん):日本のおへそ

線路を渡って神社の脇を通る9:47。神社名がどこにもなく、社殿の戸の間から中を覗き「湊神社」を確認。
この辺りの地名が海ノ口、下流側に海尻や小海の名前があるから湊神社だとするとこの辺りに海(湖?)があった・・・・?WEBで「湊神社」を検索し、これまた納得。

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写真左(提供:KTさん):湊神社         写真中:国道脇から湊神社方向を振り向く 
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千曲川から杣添(そま)川が別れて少し進むと閉店した牛丼屋があった。10:07、道は現国道を外れ、左手に折れて海ノ口の集落を旧国道沿いに進む。車の量は激減。倉の家紋を眺め、消防サイレン(鐘)の鳴らし方の数の多さに感嘆つつ、高見に上がり、中腹を走るうねうねとした道を進む。
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写真左:倉の家紋                      写真中:消防信号    右(提供:KTさん):高見のうねうね道

ともあれ峠らしき所を越えて下り始めるととたんに雨。ザックにカバーを掛け、傘を差して進む。
次の駅:佐久広瀬を目指して雨中行軍。結構大きな広瀬の集落があるのだが、この下には駅はなく、もう一つ尾根を越えた向こう側まで濡れながら進む。
尾根を越えるととたんに集落が無くなる。眼下に見える駅の休憩所をめざし、とりあえず下り。10:59着
ここより800m−1km先に川平の集落が有る様で、広瀬との中間に作ったみたいではあるものの、乗客数は152人/日と松原湖98人や海尻94人よりも多い。
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写真左:佐久広瀬駅全景:定員4−5名の三角屋根の休憩所あり 写真左中:駅に下る道 
          写真右中&右:危険注意の看板と時刻表 ただ、1Hr〜2Hrに1本だと無理もしたくなるかと・・・。

しばし列車待ち。30分後、雨が上がった頃、ハイブリッド車がやってくる。11:34
八ヶ岳が見えるはずの車窓から、黄砂とPM2.5を眺めつつ、撮りつつ小淵沢に着く。

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写真左:トンネルを抜けたE200−3 写真中:駅到着のE200−3         写真右:赤岳とスキー場が正面にあるはず

特急で帰るOHさんと別れ、各停の時間待ち。とりあえず腹ごしらえとNYさんが車窓からみつけたそば屋に向かうが、あいにく今日は臨時休業。
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写真左:営業時間とお品書き       写真中:恨めしい張り紙          写真右:駅前のとろろソバ

  やむなく駅前のそば屋に入る。酒を飲みながらそばを食べながら5月連休計画。
お酒を飲み始めると、突然の豪雨&突風。店前の看板が倒れ、70cm角のあんどん状看板にぶつかり、連鎖反応。
飲み進めるうち、あんどん状看板は再び倒れ、店内に避難する始末。

約1:30後駅に戻り、レアチーズケーキとビール2缶+チーズ3種を仕入れ、雨が吹き降るホームで少々待った後、14:07始発の各停に余裕で座る。
ところが日野春駅まで進むと強風のため韮崎?甲府間が運転中止。約20分強STOP。
やがて動き出すが、徐々に遅れが増し、高尾には30分遅れで到着と相成った。
 

コースタイムと歩行距離は、登山手帳。  実績には休憩含む     

         渋ノ湯−黒百合平−中山峠−途中の岩−中山峠−シラビソ小屋−稲子湯
コースタイム:    1:50  +0:05 +0:15  +0:10 +1:00    +1:10=4:30
実績:         1:51  +0:10 +0:20  +0:47 +1:02    +1:28=5:39(休憩1:14含む)

  

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