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北高尾

2012年12月23日 
予定を1週間繰り下げ実施。ただ、出発前は曇りだったが、トンネルを抜けると更に悪化。
JR相模湖駅で仲間待ち中に霧雨からやや小粒の雨に変わる。駅前の食料品売場で肉まんとお茶を買って体を温める。

全員集合し、9:10頃出発 与瀬神社まで線路脇の道を進む。いつしか狭い歩行者専用の住民路に。
神社入り口には中央高速を超える横断歩道がある。9:17乗り越えて進み、向かって左手の参道を登る。
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写真左:9:16雨あがり模様の山々        写真中:神社の鳥居              写真右:9:17お寺

神社らしく仁王門ではなく、小さな武将の像がある随身門をくぐる。9:19
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写真左:左側の武将の像           写真中:随身門              写真右:右側の武将の像

傾斜角45度は越えそうな階段を登り、本宮・奥社、舞台などのある広場に出る。9:21
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写真左:階段を見上げて            写真中:階段を登り              写真右:本宮着

さすが、甲州街道の宿場町にある神社、立派なものだ。
ただ、曇り空+樹林のなかできわめて薄暗く、シャッタースピードが1/2秒と手振れ補正機能も効かないありさま。背景はブレが少ないが歩く人物はその動きがまともに写ってしまってている。

ここから、少し急目の坂を登り、途中、暑くなり合羽の上&セータを脱ぐ。見晴らしのやや良い場所で一息。小枝越しに相模湖、奥には嵐山と石老山、遠くには仏果山らしきが見えている。あとで同定するかな
なんやかやで登り続け、孫山着。
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写真左:9:45見晴らしからの石老山方向    写真中:10:04孫山三角点          写真右:孫山山頂

ここからは少々アップダウンがあるものの、平坦な道が続く。しかし、今度は手がかじかんでくる。10:37大平小屋跡着。谷間沿いのコースと合流。しばし休憩。
ここから少々急登。といっても100mほど高みに着く。地図上にはある回り道は現地では気づかず。相変わらず曇り空で、手先が凍える。登ったあとは30mほど下り、この辺りから下山する方々とすれ違う。
少々進むと林道に出る11:03。底沢地区(=美女谷鉱泉の地)から上がってきたであろう4人組と合流。老人組みは遅いので先に行ってもらう。
それでもまもなく、明王峠着11:20−11:45。富士山が眺められるはずだが今日はNG。大休止として柿の1個目をかじる。結構寒く合羽を羽織る。
ハトポのお腹と背中を撮りつつのんびりと。
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写真左:林道合流点から登り始め                写真中右:ハトポ

ここからは2年前に通過した道を進み、堂所山への分岐点で撮影会12:00。この先はメンバー全員が始めて歩くコースに入る。
急ではないが変化には乏しい道を登りきったピークから左に分岐するルートをとり、20人近くたむろする山頂につく。12:08
陣場山方向の写真を撮り、人ごみを避けて休むべく、急ぎくだりに入る。やっと日差しが出るようになり、暖かになってきた。道は最初はやや急目ではあったがあとは緩やかな道。しばらく進み、急なくだりにかかる手前で休憩。本日2個目の柿を食す。12:08−24

少し下ってフラットな道を進み、再び緩やかな道を下ると開場峠があらわれる12:50。正面には倒木があり、右手には小下沢林道が始まる。
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写真左:堂所山山頂付近              写真中:陣場山                 写真右:開場峠

少し登った611m地点(三本松山)で休憩12:55。3−400mほど進み、下りきった所には送電線の鉄塔。
ゆっくりめに登り大嵐山583m、ゆっくり目に下り、ゆっくり目に上りきったところの湯の花山で休憩13:40。八王子の町並みと八王子城の山らしい三角ピークがみえていた。後者は後で間違いとわかる。
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写真左:湯の花山山頂、前方は黒ドッケのピーク 写真中:三角ピーク      写真右:八王子市内

ここから急降下ののち急登したピークが夕焼け小焼けの里への分岐点の黒ドッケ。13:55
まだ歩けそうであったので「夕焼け小焼けの里」には下らず、予定通り進む。下って登った612mのピーク(杉の丸)14:06、下り登り下り登り下り登り下ったところで林道が現れ、小下沢林道への分岐点(狐塚峠)を通過14:26。
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写真左:夕焼け小焼けの里への分岐点  写真中:612mのピーク(杉の丸)     写真右:狐塚峠

ほぼ林道に沿って進み標識のあるところにつく14:34。
ここの看板でコースタイムを計算すると、16:20のバスには20分ほど間にあわない。取りあえずゆける所まで進むことにして先を急ぐ。
登って562mのピーク(板当山)、下って登った無名のピーク(高ドッケ)、下って登ったこのコース初めての三角点547.4m(三角点名:材木沢547.44m、明治19年7月選点。埋設日の記録なし。山名:杉沢の頭、峰ドッケ)着15:20−25。
少々休んで本日3個目の柿を食す。もと来たルートを振り返ると見覚えのあるスカイライン。あの、湯の花山から眺めた山容(実は高ドッケ)を逆から見る。Nさんともどもあそこだったのかと納得。ということは八王子城は見えていなかった事になる。

そこから数分、やっと富士見台に着く15:30。残念ながらもやが強く、富士山はまったく見えない。
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写真左:林道傍の道を進む14:36    写真中:15:19杉沢の頭       写真右:富士見平と日の暮れ近く

ここからのルートをどうとるか、このまま下るか計画通りとするか・・・予定のバスには間に合わないから1時間後のバスとして、計画通りのコースとし、ゆっくり目で進む。
ここまで道はしっかりしていてヤマレコに書かれているような判断に迷うようなところは無いが腰には来る。
結構急降下だがすぐに緩やかになり、次いで尾根筋をはずれて下り道となるが、道を付けまちがえたと思うほどなんとも滑りやすい細いジグザグ道で下っている。
暗部の大木の脇を過ぎ、切り通しに出る。左手の岩に穿った四角い穴があったり、北に向かう幅広の道跡が見えたりするが、山道は高みに上がり、ついた平坦地には「八王子天守閣跡」の石碑がある15:48。後述のガイダンス施設で手に入れた資料には『詰城』とあるので、まあ、見張り台ぐらいの意味かな。

道はやや急目に下り、再び鞍部に着く。馬冷やし(こまひやし)の地との標識があった15:48。
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写真左:八王子天守閣跡       写真中:馬冷やし(こまひやし)        写真右:本丸への登り

ここから水平道を進み本丸をぐるりと巻いて、途中の分岐から登りに16:02。
終点近くに井戸があり、手押しポンプをぎっこんばったんすると水がでてきたので一口。まずくは無い。そこから1分で神社前に到着16:06。本丸への案内もあったが、だれも登る気力なし。
見晴らしから八王子市を眺め、ああでもないこうでもないとひとしきり。銅版でできた案内図には、結構な大きさの城であった事が伺えるが周りは末に薄暗く、写真を撮る食指も伸びない。
とりあえず、再び痛み始めた腰のストレッチで時間をつぶす。
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写真左:井戸           写真中: 看板と八王子神社            写真右:八王子の町並み16:16

はやばやと下山にかかる。途中の8合目ではNさんのスマホが活躍。なにせ色々な道がたくさんあるので選択に迷う。
とりあえず、下に向かう道をえらび、ようやく入り口の鳥居を抜ける。バス発まで40分ほどあるので、エントランス広場にある立体展示場に寄り道。
広場の真ん中にモニュメントがあり、近づくと電灯が点灯。八王子城の立体模型と各ポイントごとの説明看板の羅列。
そのうちTYさんも来場。眼下の駐車場に下れる別道が見えたのでそちらから下る。Nさん、Oさんは車道を下る。
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写真左:16:37登山道口の看板     写真中:エントランス広場の案内図   写真右:同左の立体模型16:40

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写真左:立体模型              写真中〜右:立体模型の解説看板(抜粋)

駐車場の少しわきに城跡のガイダンス施設を見つけ、管理人がバス停の位置と「寒いので中にどうぞ」と案内してくれる。
先にバス停にいったはずのNさんにTELするが、「ただいま電源OFF」の返信。

運んできた土を、きれいに掃除された床に撒き散らしつつ、椅子に掛けて腰を伸ばす。VTRを見ながら・・・というより聞きながら。
突然Nさんがトイレからあらわれる。脱ぎたいといっていたタイツを脱いだよう。

腰の痛みが薄らいできたので、展示物を眺める。
ここの城主:北条氏照は、北方の諸大名を策をめぐらせて鎮鎮静化するのが役割とあったり、
今の秋田県辺りは当時の秋田藩の領地、江戸時代に秋田を治めた佐竹藩は当時は茨城辺りに領地があったとかかれている。

『八王子空襲』の本もおかれていて、無差別攻撃というレッテルを貼られて人道上非難を浴びないように、米軍は、空襲に先立ちビラを撒いたり、短波放送で警告していたこともかかれている。2日後におきた『湯の花トンネル列車銃撃事件』の話もあるが、浅川(今の高尾)の地下壕は知られていなかったとか。

ちなみに2つの『 』の詳細はwikipediaで検索を

施設の管理人が、「17時閉館だが、寒いのでバスが出るまで居ていいよ」の言葉に甘え、15分頃まで滞在。
徒歩1分のバス停から高尾に向かい、八王子のいつもの飲み屋で忘年会と相成った。
ただ、入り口階段途中で酔いすぎた御仁が座り込み中。5−6分ほど移動待ちの羽目にはなったが。


コースタイム 予定(=道中の案内看板)、実績(=休み含む)
JR相模湖−孫山−明王峠−堂所山−関場峠−狐塚峠−富士見台−八王子城跡−バス停 
予定: 1:20+1:00 +0:30 +0:30 +0:30 +0:50   +0:40   +0:30=5:50
実績: 1:00+1:10 +0:49 +0:41 +1:36 +1:04   +0:36   +0:29=7:25 うち休憩(1:40)含む



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