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浅間嶺

2011年11月17日 
13日の飲み会のおり、TKさんから浅間嶺ハイクの提案。天候を睨んで、暖かめの今日に実施。

最寄り駅まで歩き、6時11分発に乗る。終着武蔵五日市着7:14。43分発のバスまでしばらく待つ。

乗ったバスはけっこう混雑・・・と思ったら町を抜けるまでにかなり下車。檜原村に入るとランドセルに「からんからん」と全員が鈴を着けた子供達が乗ってきてほぼ満員。
上級生らしい引率者が待ちかまえる「払沢の滝」バス停で子供達は下車。ハイキング客も何名か下車。
バスは数馬に向かうが、この辺りの地名(バス停名)は、漢字と読み方がちょっと独特。
払沢(ふっさわ)、出畑(いずばた)、上川苔(かみかわのり)、事貫(ことづら)、人里(へんぼり)、笛吹(うずしき)・・・・・・。
まあ昔から、一山南の上野原(昭和初めは長寿村で有名であった地域)や、さらに北西側の小菅村当たりは他の地域と違う表現(読み方)があると言われていたっけ。思えばここ檜原(ひのはら)村そのものも。

そうこうしている内、浅間尾根登山口のバス停につく。バス代を払うのにもたもた。老化現象??の現れか?

女性2人組、男単独、我々2名の5人が降りる。
8:47バス停向かいの案内に従って一旦下流側に進む。女性2人連れが先行するが終着までついに追いつけず。
100mも行かないうちに南秋川(みなみあきがわ)を渡る分岐点につく。浅間湯の看板が楽しい8:49


民家脇の舗装道を登り初めたが、KTさん提案の「数馬からの道に合流するルート」を採る。
舗装道の途中から左手にある坂を登る。軽自動車がかろうじて通れる道幅と歩くだけで疲れてくる急傾斜。
たどり着いた民家の脇に山につづく道らしきものがあり、少し登った道脇には大根の葉っぱが干してある8:59。
   左右写真提供:KTさん
冬場の貴重な青物になるか、「乾燥大根葉」として売るのだろうか。大根葉飯にすると結構いけるものだし。
ここから2−3分登り、廃屋になった家脇を通過する。

日射しもよく、体も温まってきたのでセータを取る。しかし、電灯線がまだ視界に入る。
そこから約5分、次の廃屋につく。水道もつながっていそうだし、プロパンガス用の栓も見えた。
結構高いところに家があるものだとかプロパンのボンベどうやって運んできたのか・・・などとしゃべりつつ、
9:25に下平バス停からの道に合流。登ってきた道は比較的荒れていてあまり歩かれていないのに気が付く。
更に登り、6:31枝尾根上にある数馬峠?につく。立派な標識と小さな道祖神がある。

そこから稜線の鞍部に下り、林道に出る。山林作業車が多数並ぶ。草刈機を持った3人づれがやってくる。
再び山道に入り、少し登り、ゆっくり下る途中で前方の山(929mのピーク)に紅葉が見える9:48。色は今一。
木がじゃまなので15mほどがさごそと下る。大岳山もいつもと違うシルエットで現れる。

9:58 浅間尾根登山口バス停へ案内のある数馬分岐点につく。案内の看板&馬頭供養の字が刻まれた石仏もある。東方向には浅間嶺が見えているはずだがよく判らず。鞍部に現れた左から1つ目のやや平べったいピークかな?
写真右:順に一本松のピーク、鞍部の向こうに浅間嶺 883mのピーク、無名峰?、900m超のピーク?

10:11発。途中小高いピークに立ち寄り、10:19に鞍部近くで929mのピークの紅葉に再遭遇。近寄るとそこそこ見栄えがする。

10:20サル石通過。サルの手形が有るようだがすぐには判らない。後でWEBで見ようと思っていたが WEB上でも「見た」の記事がなかなかない。約100件見てやっと「四角い白枠で囲まれている」との記事が2つ。写真は1件あった・・・・が、手形があるかどうかよく判らず。

929mのピークは通らず、巻き道を進み、続く930.2mのピークも巻いている。この辺りになると落葉樹/広葉樹が多くなってくる。道の前後で互いに撮りあう。下左写真提供:KTさん

930.2mのピークの南側の枝尾根上に一本杉(一本松)と書かれた標識があり、「近くに三角点がある」の落書きに従って、高見に上がる。10:41見晴らしはほとんど無く、ぽつんと三角点&「一本松930.2m」の看板が杉の枝にぶら下がっているのみ。10:47。

ここからやや下り気味に進む。10:52途中に浅間石宮と標識がある。右手に踏み跡があり、足元には古くなったきのこが5−6本。名前は判らない。少し下り、山腹を巻く道が崩壊したために、新たに尾根沿いに着けられた道を進む。落ち葉をがさごそ言わしつつ楽しむ。
やがて廃道と合流した後、鞍部の人里(へんぼ り)分岐に着く11:15〜20。

小休憩の後、緩やかに登ると、11:25巻き道と尾根道の分岐があり、迷わず後者を選ぶ。
ところどころにある紅葉を撮りつつ進む。が、交換したばかりの電池があっという間に容量不足に陥る。
「電池のカバーを空け、レンズが引っ込んだ後カバーを閉める」の約40秒−1分かかる一連の動作を繰り返して回復を図りつつ、なだめだましつつ撮る。

いつのまにかかなり時間がたったようで、KTさんがひき返してくる始末。

ピークを越してすぐに浅間嶺の祠が有ったが、へそを曲げたカメラはシャッターを押すと「電池不足」と不服を示し、結局撮れず。
祠から15mほど下ると巻道と合流し、さらにくだって東屋とトイレの有る広場にでる。
上川苔に下る(向かう)道を少し登り、左手の高見に進むとそこは浅間嶺展望広場11:45。
南西には富士山、北側には大岳山〜御前山がよく見える。

WEBで見つけていた両山頂を眺める覗き穴付きの柱も見つけたが、一部の灌木が視界を遮る。交換したばかりなのに思いどうりにならない電池を、「1−2枚撮って電源OFF」を繰り返して少しずつ回復傾向に。
やっと覗き穴からの写真を撮る事としたが、じゃまな灌木をすこし傾けるためにいばらの藪に入る羽目に。


50分ほどのんびりした12:35頃、女2人+3人+2人組、男3人組が着。人口密度が高くなったのを機に出発。
相変わらず枯れ葉が敷き詰められた道をがさごそ音を立てつつ進む。
12:48松生山への分岐点で少々悩むが、山頂から時坂方面へのルートが無さそうなので登頂を取りやめ。真っ直ぐに下ることにした。ただ、葉っぱに覆われた下り道はルートがわかりにくく、所々往生する。小岩への分岐に12:52着。

単調に高度を下げて行く。5分ほど下ると展望が開け、御前山がはっきりと見る。尾根の中腹近くまで人家が並んでいる。
7月に行った遠山郷(下栗の里)みたいな感じとKTさん談。ここの眺めと更に下った眺めを後刻写真で比較。

さらに20分ほど下ると、払沢の滝の上流に当たる沢に降り立つ。約10分強、その沢と平行に進み、取水用のパイプとタンクが数個現れ、やがて峠の茶屋とするソバ店が現れる。沢の水を利用した水車が回っているが、店はお休みのよう。
画像

鞍部まで下り、軽く登り返すが、その途中にはスカイツリーと新宿方面が見えるとする場所があった。
肉眼では真っ白で、ビルがかすかに見える程度だが、画像処理するとスカイツリーらしきものが写っていた。

さらに高見には「峠の茶屋」があり、大岳山、御前山が違った表情を見せてくれる13:30。
30分ぐらい前に見た御前山腹の民家は見る角度で表情が違っており、両者を並べてしばし楽しむ。

御前山全景  左:小岩への分岐5分下から 右:峠の茶屋から 画像
白い屋根の民家(赤丸印)&三角屋根(青矢印)の眺め
 左:小岩への分岐5分下から    右:峠の茶屋から
赤い屋根の民家(赤丸印)の眺め 
左:小岩への分岐5分下から    右:峠の茶屋から


舗装された道をとぼとぼ歩き、眼下に伐採場をみつつ時坂峠への分岐点13:44通過、峠着49分。
ここからまた歩道に入りひたすら下る。のどかな道の終点には「十月さくら(と思う)」が開花中。

その後は山葵田を眺めつつの車道歩き、弦(つる)イチゴのある山道、野生化したわさびを沢に見つけ、ショートカットの薄暗い樹間の道を抜けてようやく払沢の滝入口14:19着

民家の中に入って行く雰囲気の入口、茶店のおでんを1本食し、そこから14分40分には帰路に着く。

途中の郵便局兼雑貨売場の前に天狗滝を眺める双眼鏡が置いてあり、その方向に向けて連写。

バス停に15:50ようやく到着。
朝、浅間尾根登山口バスで降りた女性2人組とやっと遭遇。我々より相当早く歩んだ模様。
道向かいの豆腐屋でおからドーナツと厚揚げを試食し、厚揚げ2枚をおみやげに帰路に着いた。
五日市駅で豆腐のみそ漬けも。これはいま、お酒のつまみに変身中。



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