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2011年07月21日 飯田盆地の東方、鬼面山
心配していた台風6号は南東方向にむかっているため、天候は良くなるだろうと予定通り出発。
早朝、KTさんが車で出迎え。途中の駅でNさん、Oさんをピックアップし、中央高速をひた走る。
当初期待の「甲府盆地で晴れ」はNGであったが、だんだん山のガスが上がってくるのがわかる。
北杜市の太陽光発電パネルが見えてくるころには、八ヶ岳の編笠岳は山頂付近のみガスが残っている程度。
↑ 北杜市の太陽光パネル
岡谷JCTを過ぎ、南下が始まると明るい飯田盆地に出る。道は少々凸凹が多め。 中央アルプスの頭はガスっているが、東側の鋸岳、甲斐駒あたりは山頂が見える。
もっとも千丈はNG。小黒川PAで一息し、しばし眺める。
クリックすると1100x450に拡大 左手側から鋸、甲斐駒、ガスの被った千丈。右手側に鬼面山が写っている?
本日の山:鬼面山はどれかな?と走行中に写真撮影に励むが同定できず。松川ICを降りて直ぐのコンビニ
駐車場でやっと確認。
写真中央よりやや左、丸まったピークの右端。さらに右手の三角形はしらびそ峠からの三日目に判明。
小渋川の渓谷沿いの狭い道を進み、やがて片側1車線になり、大鹿村の役場前を南に折れ国道152号線を南下。
しかし、小渋川を離れ、青木川に沿うととたんに狭くなる。
対抗車がくるとすれ違いできず、やむなく30mほどバックする羽目にも。
坂道を登っている途中に○○露頭の看板。100mほど過ぎたところで「見てみよう」となり、歩いて引き返す。
橋のたもとから細い道をたどり、中央構造線・安康露頭の看板を抜けると、青木川の対岸にその露頭が現れる。
クリックすると800x600に拡大 中央構造線の位置が判る
写真左:説明看板 写真右:断層帯 中央の茶褐色の岩と黒い岩の境が中央構造線
> 断層帯全景 クリックすると1600x330に拡大
写真最右手側の沢にも断層の痕跡:沢の向こうは黒い石、手前は茶褐色の石がぱらぱらとある。
露頭を後にくねくね道を登る。そうそう車の回送ご苦労様。ついた地蔵峠、これといった駐車場はなく、2−3台
停まれる路肩に駐車。地蔵峠には結構数多くの看板が立ち並ぶ。大鹿村では養羊を始めたので「狩猟者は犬を放 す時は注意しろ」なんてのも。塩の道の看板が読みとり辛く、これを肴に腹ごしらえ。
地蔵峠1295mを出発。歩いて十数秒で地蔵小屋につく。昔はここが峠で、当然塩の道もこの前を通過。
お賽銭をあげて無事下山を祈念。
写真左上:12:15地蔵峠 看板 写真右上:12:21登り始めてすぐの尾根道
写真左下:12:44木の根っこのある登り 写真右下:12:46標高1500m地点通過、山頂まで2.0km。
尾根沿いの樹林道を登る。緩くもきつくもない上下を繰り返し、ところどころ視界が開ける。
ロープが張ってあったり、木の根っこがじゃましたり、ガケている所もあるが、あまりスピードも緩まず、坦々と登る。
12:52見晴らしの良いところでは、南方に熊伏岳とその東(左手側)に青崩峠が見える。
写真左:遠景 写真右:その拡大
道はさらに登る。
写真左上:12:48木の根っこのある登り 写真右上:12:49石ころのある登り
写真左下:12:51木の根っこのある登り 写真右下:13:00標高1585mのピーク着
鬼面山が見える(であろう)ピークだが、ガスが巻き、山頂は今一同定できず。
しかも、ここでは帰りに道を間違ってしまう。
いったん下り、緩やかに登って行く。
写真左上:13:20登るNさん 写真右上:13:20登るOさんとKTさん
写真左下:13:24登るOさんとKTさん 写真右下:14:03山頂直下を登る3人
KTさん、Nさん2人が持つ高度計の値がいろいろ飛び交うが、2万5千分の1上で1700m地点を13:32通過、
1800m地点を13:47。そこから緩く登り、左に曲がってすぐの14:03、展望台のある山頂1885mに到着。
約4−5m高さの展望台は、床の木が全体的に朽ちていてなんとも危なっかしげ。
左写真提供:KTさん 山頂には一等三角点が鎮座。 右写真提供:Nさん
飯田盆地が見渡せるが、中央アルプスはガスの中。
↑ クリックすると1600x330に拡大
写真提供:Nさん
東側のハイランドしらびそ方向もガスったり、晴れたり。その先の南アは全く見えず。
明日の好天を期待しつつ、台上で昼食の続き。
約30分のんびり過ごし、14:30出発。
15:07鞍部で一休み。二周りはあるブナの木にじゃれつく筆者。
写真提供:KTさん
軽く登り返して1585mピーク着15:22、少し休んで下山。
ここで道が左手に曲がっているのに気づかず、真っ直ぐに。
木の枝をくぐるように進み、「こんなくぐるところあった?」
と疑問に思ったものの、
4−5分ほど下って踏み跡が無くなり、ようやく「こんな所を通った記憶が無い」ということで登り返すはめに。
ピーク手前に下山道を見つける。通行止めの枯れ木積みと、枝をポキポキと目印作り。15:32。
写真左:下山道方向。90度左手側に下る。 写真右:右斜め前方方向に薄目の踏み跡がある迷い地点
人の立っているところが登山道。
そこからノンストップで峠を目指す。着は16:00 歩数14700歩。
100mほど下った所には看板と4−5台分の駐車エリアと沢があったが、上流にブルーシートなどの残骸
が積もっていたりして、顔を洗うにはちょっとちょっと。
戻り着いた駐車場にはアブがブンブン。銘々防虫スプレーで防御するが、車内にもいくつか。いろいろ追い払う
が、タオルで捕まえ外に出すのが一番。
ハイランドしらびそに向け出発。峠なのだが下り道ではなく、峠から約5−6分の間ずっと登っている。
一端下り、南側からきた林道と合流してから登り返し、しらびそ峠に着く。南アの眺めはガスが中腹以上に
かかり全くダメ。明日に期待しよう。
夕食は大鹿村の羊肉ほかたくさん並ぶ。アマゴは今一。写真以外に、アメゴの塩焼き、天ぷらあり
食堂と厨房の境にある凧のディスプレイ なかなかユーモラス。
早めに出発するため、朝食はおにぎり。6:00出発とし、21時には就寝。でも、夜半からしとしと音が・・・・・。
開け放っていた窓を閉め、少々熱くなった布団でしばしうとうとと・・・。
コースタイム:
地蔵峠-0:50-1585m地点-1.00-鬼面山-0.50-1585mm地点-0.40-地蔵峠
=3:20
実績 :
地蔵峠-0:45-1585m地点-1.03-鬼面山-1.22-1585mm地点-0.35-地蔵峠
=3:45
(実績には休憩タイム0:55、迷い0:08 含む)
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