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鋸岳 

8月1日 7:40 KTさんの車で自宅発。八王子ICから中央高速に乗るがいきなりの渋滞。ただ、3kmぐらいで解消。
その後、軽く渋滞はあったものの、順調に進み、藤野PAでトイレ休憩。そこから約2時間、八ヶ岳PAで一休み。アイ
スを食う。
めぼしいものが無く、諏訪湖SAまで移動。道中カーナビが盛んに「次のICで降りるよ」と3ヶ所のICで案内があった
が、無視して到着。コンビニおにぎりで早めの昼食。KTさんはSAのおこわ飯。ここにはハイウェイ温泉があるようで、
帰りの汗流しに使えそう。

伊北ICでも降りよの案内があったが、これも無視して伊那ICで降りる。途中は快適な道であったが、伊那市駅近くで
は旧道らしき狭く交差点の多い道をガイドしてくれる。天竜川を越えると快適な道に。途中の園芸店で麦藁帽子298
円を買う。結構大きめ(ぶかぶか?)。途中で駐車場への道を間違えたものの、13:00 戸台駐車場に付く。

そこには「河川敷なので、浸水する恐れ有り」の告知書きがある。
   

13:06 登山届けを提出して出発。いきなり道が流されていて歩きにくい。尾根を回り込むと道が出現。ただ頭はカン
カンでりだが、前方の山の頂にはガスがまとっているのが気がかり。
13:53取水ダム下の崖から冷たい水が湧いている。比較的良し。取水ダムに向かう道すがら、河原ナデシコが足元
に咲く。背の高い柳らんを横に見つつ暑い道を歩く。
 

取水ダムを過ぎ、約8分後の14:13 階段を登り第2堰堤に着き、一休み。下ってきた人が水の流れをばしゃばしゃ
横切って進んで行った。

この後、買ったばかりの青タオルを無くしたことに気づき、急いでもと来た道を返す。どこまで行っても無い。結局ダム
下の水場まで来たが無い。諦めて坂道を上り始めると、お腹が膨れている感じ。シャツとの間に入り込んでいた次第。
前方の山の頂には相変わらずガスがまいている。
   
腹ごしらえして14:52出発。4〜50分居た勘定。足が水に濡れないよう暑い河原を進む。左岸側に横断すると所々
に道が現れる。
15:52 ようやく角兵衛沢出合いの標識を見つける。対岸には2つテントが並ぶ。上流側を回って、ようやく濡れず
に対岸に回り、水場を聞く。1人からは、テント場の下方に湧きだした水でOKと言うし、もう1人からは本流の水でも
お腹をこわさなかったとか・・・。道すがら、目印はたくさん着いている、沢沿いではなく9割は尾根沿いの道など の
情報を仕入れる。

礼を言って別れ、上流側に大きく迂回して左岸に戻る。左岸側から沢が流れでているのを発見。この上流に水場が
有りそうとKTさんに伝え、水汲みを依頼。その水場、わき出し口(KTさん撮影)。
   
水汲み中にテント設営。夕食前の土木工事を実施。水流を分け、堰を作り、常時2〜3cm冠水していた岩が1cm冠
水までにはなった。
本日の歩数:9970歩


8月2日 3:30起床。 時折お星様はみえるものの、山頂はガスっているもよう。

朝食、体調整備に手間取り5:34出発。
20mほど下流の地点で岩づたいに楽勝で沢を通過。昨日のうちのKTさんの調査結果に感謝。

右岸のケルンから樹林帯に入る。標高1320mから2650mまで標高差1330mの長丁場。
6:00前、一合目標識通過、2〜3分後横岳峠への道を分ける。ピンクのリボンがこれでもかと言うぐらい豊富。し
かし、結構急登。スローペースでひたすら登るのみ。6:33〜40薄暗い樹林帯で小休止。あちこちキノコが生えて
いて気分直し。写真左:シロハツ(肉質堅く食感悪だがうまい出汁がでる)、写真右:ギンリョウソウ
さらにひたすら薄暗い急坂を登る。頭の上をヘリが飛ぶ。2度も。どうやら事故らしい。7:36頃、周りがやや明るく
なり、樹林帯を抜け、前方に岩場が見えてきた。そこから3分、大岩下の岩小屋につく。冷たいうまい水が幾筋も
滴り落ちている。
   
担ぎ上げてきた水1L分を入れ替え。ついでにおみやげ用に2Lほど携帯用ボトルに詰めてその場に放置。約5〜
6分ほどの作業。

8:00出発、ここから上は石がごろごろの沢が続いて見える。30分ほど登ったところに、ピンク色の花が咲いている。
河原ナデシコと思ったが、南アルプス特産のタカネビランジ。KTさん、間違った情報を与えてしまい、謝罪を記。


写真下左:8:30頃、今来た道を振り返り、下流側の石ごろごろの沢がよく判る。画面中央の奥に水場
写真下右:8:50頃、2255mの小休止地点から上流側を見る。


道は基本的に左岸の樹林帯の中についているが、ところどころゴーロの中に飛び出す。踏み跡が薄く、探すのに
苦労する。目印のリボン・テープが頼り。ひたすら登り、、左岸から右岸へ木に巻き付けた標識に従って横断。する
と頭上が開け、どうもコルが近そう。そこから10分後、9:50 足元に小さなお花畑を見るとすぐにコルにでた。た
だ、何の標識も目印もない。唯一南東側に急登の道があるのがコルの証し。

20分ほど休み、麦わら帽子を残して最後の登りを開始。ガスが舞い、視界がきかないが、右手側は断崖のよう。
山頂直下、すこしガスが晴れてきた際、KTさんの動きを記録(10:25〜26)。



10:27 山頂着。記念撮影2題。


山頂を通り越し、10mほど下がった所から。
      

しばしエネルギー補給。山頂発11:05
11:24 角兵衛沢のコル着、置いてあった帽子の回収を忘れ、KTさんに教えていただく。コル直下、小さなお花
畑あり。

向かって右手側の岩場にもタカネビランジ、大文字草も。花が散っていて判りにくいがハクサンイチゲも。

5分後、登りの際横断したガラ場を再横断。最左写真の奥はコル。建てた木に赤・ピンクのテープが目印。

写真最右:横断地点から見上げた鋸岳山頂方向・・・・ガスでなんにも見えず。急傾斜であることだけは判る。

下る途中で見上げる角兵衛沢。
左:11:46 最初の樹間の道を抜け出た地点
右:12:39 大岩の下岩小屋の入り口付近から


12:43〜13:00 水場で休むことしばし。ここではAUの携帯が通じる。docomoはNG。ここから樹林帯の急坂を
ひたすら下る。
13:46〜52 1670m地点で一休み
14:33 ようやく出合いに帰着。見上げると、山頂付近のガスが無くなっている。あーあ!

左:角兵衛沢全景:左から第1尾根のピーク、三角点ピーク、角兵衛沢の頭が見える。鋸岳は第2尾根のピークに
隠れて見えず。
右:角兵衛沢の頭と角兵衛沢上流部分を拡大。

熊の穴沢の頭〜第3尾根〜嫦娥(じょうが)岳のスカイラインもくっきり。
   

15:15 テントを撤収し、戸台に向かって出発。左岸に沿って進むと山側にきれいな登山道が現れる。涼しく快調
に歩く。第1号床固を過ぎてガイドブックは右岸に移るが、かまわず左岸沿いに進む。
16:20 第二堰堤に着く。 昨日在った水の流れははるか上流で砂利の中に消えて無い。

取水ダム下の水場で冷たい湧き水を一口。そこから右岸沿いに暑い日差しの中を進む。途中、どうしても渡れない
沢に突き当たり、涼を求めてジャブジャブと。2回目の徒渉は途中で立ち止まってしっかり水を入れ替え。その時は
気持ちよいが、ぐちゃぐちゃのため、途中で靴を抜いて絞る。
17:15 ようやく戸台の駐車場に着。川の水で顔を洗い、体を拭いて一休み。釣り客が1人到着し、今朝の遭難者
の赤い車をレッカー車で持っていったのだとか。どうも、山登りより釣り客が多い感じ。

本日の歩数:29200歩

コースタイム 駐車場-出合い    :2:30、          実績:2:45
コースタイム 出合い-山頂-出合い:4:50+3:20=8:10、実績:5:00+3:30=8:30
コースタイム 出合い-駐車場    :2:10、        実績:2:00


コンビニ探しで、高遠を伊那市方向に進む。伊那市ICから乗らず伊北ICから高速に乗るが、帰宅の車でけっこう
混雑。

19:30頃、諏訪湖SA着、早速風呂に。カランの数7つとあまり広くはないが、新しい服に着替え人心地。どんぶり
を食い、コーヒーを飲み、20:30〜45花火見物し、21時前に出発。

適当なスピードで走るバンボディ型トラックの後に着き、80〜90km/hで走る。途中から、2台で走るトラックの後
を離れたりくっついたりして進んだが、休憩場所の談合坂SA付近は最左端の車線が大型車用。小型車は3車線
の真ん中を走らざるを得ず、SAにはこの2台の間に割り込んで入るはめに。 
休憩後も、車線が3→2、2→1に減り、再び2に増えたのちまた1となる箇所があり、冷や冷やする場があったもの
の、23:30過ぎ無事帰着。運転手さん お疲れ様。
高い順に94番目の山行を終えた。これで116番目までつながった。


8月2日に見かけた花と実の一覧



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