10月11日、東京発10:32の新幹線に乗るべくゆっくり目に出発。 駅内のフードショップ:海の幸ギス(=ニギス)、アラ、ノドグロ、アラ、山の幸アミタケ、アワビタケも豊富。 このショップで佐渡ヶ島産の甘柿を入手。20年ぐらい前は、渋柿しか得られない土地柄だったのに。今ではミカンも甘みが増してきた とのこと。温暖化の効果かなと思いつつ・・・・。 たこ焼き煎餅:しょうゆ味を立ち食いしながら、いつもの通り電車の先頭に陣取り、新発田着。 電車の待ち時間の間に駅の外に出たが、コンビニが有るだけで、その昔弁当を買った寿司屋は見あたらず。 中条への途中から「薄暗い空」→「明るい空」に変わる。明日が期待できそう。 中条からタクシーで今夜の宿に向かう。車窓に茶色に枯れた楢の木を見る。ひとしきり話題に・・・。 着いた奥胎内ヒュッテ、こぎれいな宿。ただし、人がいない。 3連休の初日というのに5組ぐらい。(写真上左&中:Oさん提供)(翌12日は我々のみ) 写真下左:Nさん提供 ともあれ、明日の長丁場に備え、早めに就寝。コースタイム13時間主張派(山渓登山手帳出典)と10時間主張派(新潟の山出典) に分かれる。 稜線の大石山まで前者では4.5Hrと後者では3Hrなので、稜線に出ればおよそのコースタイムが判ることに。 ちなみにヒュッテのガイドは往復12時間である。 国土地理院の電子地図を利用。
朝6時前の乗り合いタクシー待ち。写真左:5:56:Oさん提供 写真右6:06 並ぶことしばし。2回目の配車で出発。着いた「足の松尾根登山口」とマイクロバス。 写真左:6:21 Oさん提供、写真右6:27 登山口発6:27、標高470mをスタート。始めゆっくりのち急登。急登の途中から大石山前衛が見える。山頂付近はガスが舞っている様子。 途中には岩場もあり。 写真左6:37 写真右:7:04 木の根が飛び出た登山道で歩きにくい上に急。標高800mの姫子の松着が7:13。標高差330mを45分。けっこう良いペース。 飯豊連山の稜線が見えてきた。写真:7:11 Oさん提供 7:20発、少し下り、水平になるとこんどは岩場の上下、終われば急登、ついには小雨も。ザックカバーと合羽の上を羽織り、 ひたすら登る。周りの色が段々着いてきた。やがて7:51滝見場につく。 写真左:7:49 Oさん提供、中7:51:KTさん提供、写真右7:52 ここで朝飯。お握り3個とおかず多数。手拭き付きはなかなか立派。写真:7:53 Oさん提供 8:05発。雨も上がり緩い上下を先を急ぐ。周りの紅葉は良いが、遠望はガス。肝心の稜線が見えない。 写真左8:04 、写真中8:07、写真右8:09 ヒドノ峰をいつのまにか(8:30頃に)通りすぎる。ヒドノ峰は写真左&中に写る鞍部の向こうのピーク。右手は見晴らし場のピーク。中央の写真に写る筆者と写真右に写るKTさんをお互い撮り会った結果。 写真左:8:27 Oさん提供、中8:29:KTさん提供、写真右8:29 鞍部の池を見たのち、ふたたびカンバの林を急登すること約30分で見晴らし場に着く8:52。8:55発。回りの紅葉良し。 写真:全てOさん提供。写真左:8:51 見晴らし場に登る登山道、中:8:52見晴らし場上手から、 右:8:55見晴らし場を振り返る。 見晴らし場から15分ほど登った「見晴らしピーク」も眺めが良い。少し進んだ先にガケがあり、その上部から振り返ると結構絵になる。ここでは帰りの際に皆んなして写真を多数撮る。 写真左9:16:KTさん提供。筆者の頭上部分に「見晴らしピーク」が写る。 写真右9:28:もっともそこから15分も上がるとガスの中に突入してしまった。 ガスに突入しひたすら登ること5分、登り初めから3時間と5分の9:32、見通しの効かない大石山(1564m)に着く。 とても寒い。氷点下近くか。写真を撮って先を急ぐ9:36発。左手からの強風が吹く中、鞍部に向けて下る。 1500mを下回った当たりから霧が晴れて見晴らし良し。 写真左9:30&右9:51:Oさん提供、中:9:41 鞍部からの登り返しで鉾立峰に向かうが中腹からは再びガスの中。10:15鉾立て着。以後視界20〜50m。 10:40過ぎ、急におおきな黒い影。?差小屋が見えてきた。 写真左:鉾立頂上10:14:Oさん提供、写真中10:17:鉾立を出発、写真右10:38:黒い影の小屋:KTさん提供 そこから5分、10:47山頂に着く。北側にある池塘を見て来た方が上がってきたが、寒いので見物は中止。 写真左:10:45:Oさん提供、写真中10:46、写真右:10:47:Nさん提供 10:55下山し、?差小屋に入る。1階はほぼ満席のため2階に。しばしの昼食。外の冷えが無くほっと一息。新潟でGETした新高梨、ミカン、弁当の残りを食す。 写真左10:51&右10:55:Oさん、写真中:Nさん提供 小屋の人口が増えてきたので11:35出発。外は相変わらず寒く視界も50m。鉾立峰の下りでガスの晴れ間が見えたものの、12:45大石山は再びガス(写真左)。 高い方の大石山に向かうが、ガスの中で山頂が判らず行き過ぎてしまう。 写真左12:32:KTさん提供、右:12:50ここから引き返し。Oさん提供 大石山ピーク1567mに12:55着、大石山分岐1562mを13:00通過。下ること15分。ようやくガスがあがり始め、左右の紅葉が見事に。 「見晴らしピーク」付近で4者4葉で写真を撮る。その間、13:15−13:50 まずはOさん撮影分 写真左13:17ガケの上部から見た足の松尾根。撮影場所近辺の紅葉良し。 写真右13:20は「見晴らしピーク」そのもの。 筆者撮影分「見晴らしピーク」から撮影中の仲間を撮るの図 写真左13:20、写真右13:22 Nさん撮影分 写真左13:20「見晴らしピーク」にて撮影中の筆者とKTさん 写真右13:56「(見晴らしピークの一段下の)見晴らし台」から下る3人 KTさん撮影分 写真左13:30頃:「見晴らしピーク」からガケの付近〜大石山、 写真右13:56:「見晴らし台」から下る2人 写真左13:35−36、谷を挟んだ鉾立峰(最右端)にはガスが係っていた。 写真右13:46その内晴れてきた。連なる稜線は紅葉が転々と。 見晴し台から再び急な下り(写真左)、鞍部を少し登ったところに水場の案内(写真中)、ヒドノ峰14:25通過、緩い紅葉の稜線(写真右)を進む。 写真左14:18、写真中14:24、写真右14:30 滝見場15:07通過。滝見場からは再び急降下が始まり、ひたすら下る。 写真左15:09、写真中15:15、写真右15:17 下り切った稜線のナイフリッジ場を再び通過。そうして少し登り。 写真左15:18、写真中15:18、写真右15:20 登り切った所に「岩場有り」の注意書き、そこからまた下り、少し登って・・・・。 写真左15:22:Oさん提供、写真中15:27、写真右15:28 15:38ようやく姫子の松に着く。足ががたがた。柔軟体操で一休み。 振り返れば主稜線の山肌が綺麗に色分けされている。 一番上は緑が主、1400mぐらいからだんだん紅葉が増えてきて、1300〜1100mぐらいが今を盛り。 さらに下は緑が強く現れて、800mのこのあたりはほとんど緑。 上から順に紅葉が降りてきているのが一目でわかってしまう。理科の教材かな。 写真左15:40:KTさん提供、写真右14:26ヒドノ峰あたりから頼母木小屋を見る。 15:44発、ここから標高差330mを一気に駆け抜ける。ほとんど勾配は同じで結構きつい。最後の下りを終え、緩やかな下りを数分下り、16:22ようやく登山口着 写真左15:49&中16:16:Oさん提供、写真右16:13、朝見た大石山を再び br> 少し離れた橋の上から、眼下には滝、上部には大石山を仰ぎ見る。 写真左16:25、写真中16:25、写真右16:26 今夜の宿は我々パーティだけ。風呂も良いし、値段は安めだしなんで人気がないのかな、などと話しつつ。結局、登山口からの往復11時間(休み含む)の結果となった。 (写真左夕食、右:朝食:KTさん提供) 翌13日、快晴の空の下、帰路に就く。青空が眩しい中条駅(写真右8:52:KTさん提供) 新潟行きの車中から眺めるえぶり差岳。昨日晴れるのが3時間早ければなどと思いつつ。 羽越線から見る山はなだらかな尾根上にやや尖った三角の最高峰に見える。 手前の二王子岳からの尾根がじゃまして全景が確認しにくかったが、白新線に入り、全体が見えるように。 ただ、地図を広げつつ右に左に変わる山を追いかけるがガラス越しではピントが甘い。 唯一電車のドアが開いた駅ではガラス無しで撮れ、?差岳と鉾立峰、大石山を捉えることに。 写真左:羽越線から:中央やや右手にある三角の最高峰がえぶり差岳 写真右:白新線からのえぶり差岳(中央左手の最高峰)と鉾立峰(中央のとんがり)、大石山(最右のなだらかな三角)。 おまけ:新発田駅を出発した電車の進むルート。本線を横切って支線に入るとは・・・・。 写真左:進行方向に向かって右の路線(=羽越本線:新津方向)に移り、更に右の路線(=白新線:新潟方向)に移る。 写真中:白新線(単線)を走行中。右カーブして新潟へ。進行方向に向かって左の路線は羽越本線(新津方向)。 写真右:写真左の反対側からの撮影(10/11撮影)。白新線(=左の路線)から新発田駅(向こう側)を見る。右の路線は羽越本線。 新潟では歩いて30分、市場にて藻屑カニのゆでたのと銀杏200g250円を手に入れる。 NEXT21の展望台に登り、山をながめるが靄っていてかろうじて見える程度。かえって佐渡島のやまなみがくっきり。 駅前の寿司屋で寿司とビール、土産の新高梨と南水梨を手に入れ、ホームで越後ビールと柿の種を両手に抱え新幹線にて帰路に着いた。 HOME −−>山行一覧に戻る |