写真上右:KTさん提供 写真下左:Nさん提供
せっかく登ったのに今度は下り。しばらく下って、先ほど通過した登山口からの道と合流する。 ここからは、その昔、七面山から縦走したときに通過したはずだが、まったく記憶がない。 登り返した富士見台。富士山が見えるんダイ!!そこで4人4様の富士を。 写真上左:KTさん 同上右:Nさん提供 写真中:Oさん提供 写真下:筆者 ここから結構急な登り、ロープ付き。ジグザグ道をひたすらひたすら。寒いために、上に引っかけた上着が脱げない。 足元には笹につもった雪の跡も。水平道になると、北方に、切り立った断崖の山が木陰に遠く見える。どうも北岳の様。 写真右:Oさん提供 そうこうしている内、ガスが舞いだす。登る車中で、山にかかっているのは雪雲か?何て言ったのが運の尽き・・・。 見晴らしが良くなったところから振り返ると・・・・一面白。よくよく見れば粉雪。寒いはず。 そこから7分、3等3角点の八紘嶺山頂に着く。皆防寒対策はしっかりなので心配はないのだが。 写真右:Nさん提供 山頂から大谷嶺に向けて少し下ってみるが、見晴らしの良いところはガスで白一色。 晴れていれば南側の眺めは良さそうな所。北側は何処まで行っても木の梢がじゃまをする。 ともあれ、寒さに負け、4−5分で早々と退散。 帰りの道も、「こんな所通った???」の話題しかり。・・・・・・・・・登ったんだよね。 写真左上:水平道 写真右上:じぐざぐ道 写真左下:分岐を過ぎ鞍部への下り 写真右下:最後の下り(右手に駐車場)。 眼下の駐車場には、レンタカーがはじっこにぽつんと見えていた。14:40帰着 そこから10分下ったところにある鯉が滝。由来を読むとちょっと?・・・?マークが飛ぶ。これでは馬場ちゃんが浮かばれない気がするし・・・。滝は道路で上下に分断されているし・・・。まあいいか。 でさらに下る。途中、安倍の大滝の見晴台、道路のど真ん中に停車してもらい、いちおう急いで写真を撮る。 一番ピントのあった写真がこれ。 写真中の看板:Oさん提供 梅ヶ島温泉を過ぎ、結構グラディエーションの強い紅葉の写真を撮りつつ今夜の宿に向かう。 朝来るときに見かけた運動公園の前で停車し、撮影会に望む。夕方なので、フラッシュを焚くとけっこういい感じに写る。 電線がとってもじゃま!!!!。 写真左:Oさん提供 加工すると・・・・・・・。クリックで900*675に拡大 ↓ まあそこそこに。 そこから2分。今夜の宿、梅ヶ島:孫佐島に着。道沿いのドライブイン。暖まる風呂に入り夕食。 < 宿の食事:猪鍋、イワナの開きの天ぷら、同塩焼き、やまめの丸唐揚げ、やまめのさしみ、鹿のさしみ(黒っぽいの)、 まぐろのさしみ(赤っぽいの)、KTさんお気に入りの板わさ(かまぼこにワサビの粕漬けを挟んだもの)、 梅酒。みなさんけっこう気に入っていたようです。 写真は翌朝の、露天風のアルカリ泉風呂+眼下は安倍川の川音+紅葉の眺め。 翌24日、7:50頃、西日影沢の駐車場に着く。すでに7−8台が駐車中。谷の奥に山伏が見えそうだが確認できない。 身支度を整え、8:05出発。林道を少し歩き、火の用心の旗の所からすぐに右手の山道に入る。 ワサビ畑があちこちにあり、モノレールの軌道が平行する林道を登る。ただ、ワサビ畑も登る途中から廃業状態。 野生化している。ここにも過疎の現状なのかな。 写真左右:Oさん提供、 廃業中の山葵田の傍を登る。 自然の為す情景。 写真左:Oさん提供の霜柱、 写真右:KTさん提供の紅葉。 8:50ようやくついた大岩。互いの写真を取り合うが、すぐそばにワサビ小屋があり偵察。 すると、さらに奥にも大きな小屋と畑があるよう。足元には小さな野生化したワサビ多数。 さらに上のジグザグ道を進む。沢をいくつか渡り、結構な急登を進む。 最後の水場9:10 ここにもワサビ畑跡。すっかり自然化している。小休止後、もう一登り。 日差しの暖かな道を9:37蓬峠に着く。前方の樹間に崖崩れ防止の工事が真っ盛り。 右手側に小高いピーク。そそのかされて登る。そこは岩の上に木の生えた6畳ぐらいの広間。 下をみると、みんなが思い思い休んでいるのが見える。 さらに岩の上にあるかすかな踏み跡を進むと、畳4畳ぐらいの全面に苔むした岩もあり、こじんまりした庭園風の眺め。 ただ、少し下った鞍部近くで道がなくなり、やむなく引き返す。 蓬峠9:50発、歩きやすい道をひたすら登る。たまに急にはなるが、歩きやすい。 最後の急登を上り詰めるとやや水平道が続き、10:55山伏小屋の分岐に着く。 その小屋方向からやって来た2人連れ(裏側の林道を詰めると歩40分でここまでとか)と話している内、 「昨日逢いませんでした?」 と。 新安倍峠への下り(我々は登り)で4人組とすれちがったとのこと。いつものピンクのナップサックを取り出すと 「ああ、このナップサック覚えてます」の話。 写真右:KTさん提供 そこから10分、開けた山伏の山頂に着く11:03。富士の眺めがいい感じ。 見晴らしの良いのは、誰かが無断で伐採したのだそうで、地元では犯人探しをしているそうな。 写真左:KTさん提供 右:Oさん提供 適度な枯れ枝も。
南アルプスのながめも結構良し。 ↓ クリックで拡大1230*380
左より、上河内岳、なだらかな稜線の聖岳、手前の青薙岳、雪の目立つ赤石岳、荒川岳、悪沢岳、布引岳、笊が岳。 北岳のピークが笊が岳の肩にかすかに見える。30分以上のんびり。やや寒くなったので先を急ぐ。11:40 下り坂は結構氷っている。けっこうな下り。かとおもうと登り。そのうち笹原。変な笹原があったので、道を外れ がさごそと捜索。何かの工事をした跡のようだが、ピーク越えても同じ笹原の眺めが続く。 蓬沢を詰めた源頭なのかも・・・。 緩い登りくだりが続き、なんの変哲もない道すがら、いきなり額中央に激痛が・・・・。見れば、直径3cmはある ワイヤロープが登山道を横切っている。前3人はぶつからずにくぐり抜けたようだが・・・・・。 一皮むけた額、1週間後、未だに傷になっている。 そこからしばし。上下が始まり、下る途中に北岳の視界が開ける。昨日見た急峻な山容。手前の間ノ岳が白くて良い。 写真右:Oさん提供 もうすぐ新窪乗越につく手前で道を外れ、崖際に立ち寄る。大谷沢を斜めに俯瞰する。既に新窪乗越に着いたKTさん が手を振っているのが見える。 結構明るい谷だが、いつも崩落しているので有名。新窪乗越で一休みして、13:00出発。拡大すると下る人が 小さく人見える。 新窪乗越から下って行くと、U字谷の乗越がだんだん小さくなって行く。わずか1時間の変化ではある。 左から順に、 13:07、 13:20、 13:34、 13:57。 途中13:23頃、対岸の岩場にO氏がカモシカを見つける。5分ほど眺める。移動風景を合成。 そういえば、下山中2回右手の岸から落石あり。ほかにも獣がいたのかも。 ざれた岩場がようやくすぼまり、沢状になった道を下ると、ガレの下から水音がする。遊び半分、「ここ掘れワンワン」 すると7−8cmで水が出てきた。もっとも、約40−50M下ると、沢に水が現れてきたが・・・。 「扇の要」と言われる堰堤を過ぎ、樹林帯に砂礫が流れ込んだのか、砂礫場に木が生えたのかどちらとも判らない風景を 眺めつつ進むと、工事現場の看板群や大谷崩(おおやくずれ)の解説看板に出くわす。 今年(平成19年)で300歳なんだとか。正確には300歳と26日前の地震でできたとのこと。 その2ヶ月後に富士山の宝永火口が噴火した原因? ともあれ14:20駐車場着。ここから車のおいてある駐車場まで歩1時間20分かかるが、Nさんが途中で知り合った方に 駐車場まで送って貰えるとのこと。残り3人してゆっくりと舗装された林道歩きとする。半分以上の道のりを歩くこと40分、 迎えの車着。そのまま黄金の湯に向かう。15:15着 アルカリ泉の湯なのでぬるみ強し。長時間はいると芯までぽっかポッカ。ビールとそばで腹ごしらえし17:00帰途につく。 仲間内で夜の宴会予定であったが帰宅が20時以降になりそうなのでやむなく中止。帰りも静岡市内のガソリンスタンド がわからず右往左往。車の割込の厳しさは関西風。ようやく静岡駅18:30着。 18:57の新幹線にて帰途につく。当然、ビールとつまみとで小宴会。 HOME−−> 山行一覧に戻る |