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冬の北八ヶ岳〜稲子湯


2月10日 本日早朝5時に出発。いつもより早い電車で茅野に向かう。車窓は一面日出前の霧の中。笹子隧道を抜け、ようやく霧が薄くなり、韮崎過ぎには甲斐駒の頂が時々見えるようになった。
上り車線には気を引く列車が多数。EH200はEF64重連用の後継機種なんだとか。粘着力抜群の機種。
 

8:50 茅野駅下車。先頭車両から改札口方向を見ると、Nさんのザックが見える。 
9:10 特急組のKTさん着。Oさんは臨時特急で22分ようやく着。待ち合わせの間に蕎麦で腹を満たす。 
 
タクシーで渋ノ湯へ。役職定年の話題で盛り上がり10:10着。茅野駅でスパッツを付けていたので 10:15 すぐに出発。歩くこと約45分稜線に着く。気温もまあまあ。一粒233円の生チョコを勧めたが、「旨い」の声無し。・・・・残念。
 
 写真左:Oさん提供

12−3分ほど休み、ヒュッテに向かう。唐沢鉱泉からの道を合わせたところで「次回はここから来ようか」「前回もその話があったぞ」・・・・・と、年寄り談義が続く。

登ることしばし。小屋近くでは左右から稜線が押し寄せてくる。突然晴れ間が覗き、白と青のコントラストがアップ。

 ↑ クリックで1280*480に拡大
ついた黒百合ヒュッテ、日当たりよく温度計は+6℃を示している。雪は融けていないから氷点下なんだろうけど、お日様のめぐみなのかな。 

 
 

ヒュッテ前の小山に登るが天狗はガスってて見えず。ヒュッテ側はごらんの通りいい眺め。↓クリックで拡大1520*250


小山の頂にある15cmの海老のしっぽ、ではなくて道標。叩くとぽろっ。落ちたしっぽに黒百合の文字が。
 

登りに5分かかった小山の滑り台。 写真左:登る筆者、Oさん提供    写真右:登りの軌跡と下りの軌跡


    シラビソ 2題

 
いつもの滑り台ではいつもの行動を。
 
昨日までにつもった雪がさらさらと崩れる。いつもだと滑らないところでも快調に滑って行ける。シラビソ小屋までコースタイム1時間10分の所を約45分で着。

早速コーヒーを。小屋人がいないようで、宿泊客(常連かな?)が作ってくれる。窓の外には「こがら」おじさんが。
 

約30分、のんびり過ごし、いっきに稲子湯に向かう。歩くこと1時間、15時30分前に着。早速風呂。湯上がりのフナズシ+生ビール。
夕食は期待はずれ。秘湯ではなく普通の旅館の食事になってしまった。ボリュウムがあり、食べきれない。地元産のキノコ鍋は無理かな・・・・。
 
 写真左:夕食                写真右:朝食 KTさん提供 

翌日は朝風呂から。大女将さんはいつものとおり元気そう。今年は暖かくて困るのだとか。昨夜降り積もった雪の道をいつものように送ってもらう。そうそう、大女将80を過ぎているのだとか。

ただ、いつもと違う山の天気。ぴーかんでなく、ガスが舞っている。いつもの駅でいつものように。
 
乗った列車は110形式。先頭は114番目、後方は110番目の製造。「110−110」が面白い。

さて、今年は趣向を変えてみる。いつも快晴の八ヶ岳を、車中からでなく歩いて眺めようとの魂胆でまっすぐに帰らずに、途中下車して歩くことに。 


信濃川上で下車。暖房付きの駅トイレで気持ちよく用を足し、駅前の案内看板を見る。9:50
川上郷の3大名物?の大看板。その@千曲川源流、A日本一の高原野菜産地、B秘境川上郷の川上犬。
 
そのBがよく吠える。あっちこちでわんわん、つられてわんわん。カメラを向けると急に吠え出すやつ、ぶくぶくしてて狸みたいなやつ、神経質そうなやつ・・・・・ほか多数。
 

昨夜の新雪を踏みしめ踏みしめ、頭上の橋めざして約100mの高度差を稼ぐ。10:30
 
写真提供:KTさん、Oさん
着いた真新しい川上大橋は1250m地点。高原野菜の地らしく、橋の袂に野菜のオブジェがある。11:05ここから見る八ヶ岳は残念ながらガスがかかってよく見えない。橋下は100m差がある分結構迫力有り。

橋を渡り、さらに八ヶ岳方向を目指して11:20農道に分け入る。ただっぴろい風景を前後左右に見ながら、寒風に向けて進む。すこし登りになっているよう。
アクセントの松の横を抜け、木のあるところは風が止みさすが防風林の体。道行くおばさんに道を訊ねたり、牛小屋の臭いに辟易しつつも、国道141号線に突き当たる。 
 

近くのドライブインに急ぎ、昼飯。高原ビールとラーメンを食す。約1時間後、再出発。
ドライブイン横の道をさらに八が岳方向に進む。が、民家に突き当たり、行き止まり。その少し先に道が見えるので、道無き畑を突っ切って進む。
立派な舗装道路を野辺山駅方向に進む。途中有名な横沢牧場を通過する。 
 
さらには「暴力追放農園」なんてのもある。草原の中の一軒家風に建ってる家も。振り返れば、八ヶ岳も、横岳の稜線が見える程度に晴れてきた。

ここらは1350m地点。100m登った計算。
 
そうこうして着いた野辺山駅。左手の建物で土産とアイスクリームとを買い、帰途につく。 
画像 写真左から順に2、1、0。  写真中:KTさん提供  写真右:Oさん提供  2、1、0とは・・・・・・画面に写っている物。

ここからは交通機関に移動を委ねる。
 
写真左:小淵沢からの八の眺め。普通列車との待ち合わせ時間6分。ビールを買う。 
写真右:途中の韮崎駅にて。停車中の列車正面の眺め。 

途中の甲府で11分待ち。めいめい土産を買う。今回不参加のTさん、Mさんに帰路途中の町までの呼出しをかける。つ
いた町で、ネットオークションで盛り上がる新年会とあいなった。



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